月別: 2018年12月

HAPPY COMPOSING!

 実は、このサイトは昨年12月に立ち上げており、今月でちょうど1年なんですね。早いなあ、と思うのと同時に、まあ振り返ってみると怒涛の一年でした。
 今年の元旦にAORの名盤ボズ・スギャッグスの「MIDDLE MAN」を聞いていて、アコーディオンがフィーチャーされてるのを知り、これはなんと縁起がいいと(笑)、そんなことを考えていたら、後半にかけて現実になってしまった。
 まあ、縁起もあるけど、デモ曲を作り続けることでそういうものを引き寄せた、ってもあります、カッコよく言えば。そのデモ曲修行のきっかけは、冨田勲先生の経歴をみててヒントを得たのだから、これまで何度も書いてますが、もうどれだけ(勝手に)お世話になっているかわかりません。
 小学生の自分に音楽の無限の可能性を教えてくれたのもTOMITAシンセサイザー作品だったし、「イーハトーヴォ交響曲」がなければボカロ曲作ってないし、もう人生で三度まで巨大な示唆を与えられたわけですよ。作品を通して多数の人々に大きな影響を与えた方、自分なんかは最後尾ですけどね。

 お陰様で、今こうして、微力ながら音楽制作に携われるようになったというのは、もう夢を超えて、なんでしょうねこれは。でも浮ついた意識ではなく、毎日しっかり生活の中に音楽制作がある、ってのはとても愉しい現実です。
 まだまだ、200曲や300曲は軽~く作っていきたいので、来年もガンガン行きますぜ!

 それでは、極寒の年末年始ですが、皆様お身体に気をつけて良いお年をお迎えください。HAPPY COMPOSING!

年末にとても良いアルバムを聞いた

 先日聞いたアーティストさんのデビューアルバム。
 なかなかの衝撃でした、これが現代日本に現れたというのが。ここには「会えないキミ」も「見つからない僕」も「家族に感謝」もありません。オブラートにくるんで小奇麗な包装紙に入れられた感情ではなく、もっと直截的な生々しい感情を突きつけられている感じ。情念、のような日本的な表現でもなく、本当に圧倒的な生の感情。

 これは、自分のようなおじさん世代からしてもかなり「古い」音楽の部類に入ると思う、たぶん戦前のSP盤時代への回帰。2ビート(2拍子)が印象的だし、アレンジももう独特ですね、デュオで完結したりね。その場合、当然何のごまかしも効かないので、アーティストの生の技量がずばり曲に出ます、それで圧倒されるばかりでした。
 年若いのにこの演奏力はとてもとても、もう突然変異。特にバンマス様は世界レベルのプレイヤーだ、明らかに。自分はインストをずいぶん聞いてきたのでわかります。作曲能力まで含めて、まあ10年に一人の才能でしょう。

 例によってアーティスト名書いてないぞ~(笑)、こんな時代だから、なんでも共有すると思ったら大間違い。もしかしたら隠しておきたいほどのアーティストなのかもしれませんよ?
 実は、このグループがもうひとつモチーフにしているものがあるんだけど、かなり明白なので、それを書くと知っている人はわかってしまうから、やめておこう(笑)。

 こういうグループが売れて欲しいなあ、と思ってしまうけど、心配しなくても売れてるんですね、もう。現代日本も本当に捨てたもんじゃないなあ、と。面白い音楽を本気でやれば、ちゃんとそれをわかってくれる人がたくさんいるのです。
 なんだか、こちらの気分も明るくなってきた。

 あまりにもオリジナリティが高いので、翻って自分の音楽的ルーツについても考えさせられました。
 近頃珍しい、音楽そのもので勝負しているグループ、無責任に全力応援。「こうしたら売れるだろう」という考えで作られた音楽からは対極の世界です。

 ただひとつ、小姑みたいに重箱の隅をつっついておくと(w)、このCD、ボーカルやバックバンドがわっと鳴っている箇所で、どうも音がわずかに歪んでいるようだ(少なくともうちの環境ではそう聞こえる)。たぶん録りの時じゃなく、マスタリングじゃないかと思うが、はっきりしない。歪みといっても音楽的な、不愉快じゃない歪みなので、もしかしたらアーティストさんの意図かもしれないけど。そうかなあ、かなり立派なスタジオで作られているしなあ。どうなんでしょう。

 やっぱり、いい音楽を作りたかったら、いい音楽を聞いてなきゃダメだよな、って思ってしまった年の瀬。

デモ曲のミックス改良

 今回はミックスを改良した話。

 生楽器の音が非常によく録れているアルバムを聞いていて(演奏も良かった)、ふと自分のミックスが心配になって、この前書いた曲を聞きなおしてみた。
 するとまあ、こうして比べると低域スカスカのかなり不自然な音に聞こえて、ベースやバスドラがどうこうより、曲全体の空気感が変という感じ。意外とこういうのは気付かないんですね、特にミックス作業の直後は。

 思い当たるところがあって、今回は各トラックの低域をかなりバッサリとEQで削っていて、たぶんそのせいじゃないかと思えた。
 アナライザーで見ても全く信号がない音域なので、いいかと思って。このあたりの音は、目立たないのにエネルギーだけは高いので、うまく処理しないと最終的に音の透明感に影響したり、音圧が上がらなかったります。
 ところが、これが削りすぎるとやはり良くなかったようですね。

 そこでミックスに戻って、削りすぎていたところを戻して、ベースやバスドラも50Hzくらいから下はバッサリいったり、重なっているところはえぐったりしてたので、そのあたりも適宜戻した。あとストラトのエコーが深すぎ他、若干微調整。

 こうして作った新しい2mixに、前と同じ設定のマスターを通して作ったのが、以下のファイルです。
 諸般の事情でmp3ですが320kですし、良いヘッドフォンで聞けば、違いは結構わかると思います。イントロのところが一番分かりやすいと思う。

元ファイル「キミの彼氏はアコーディオン」(若干改良済)

低域EQを修正

 面白いことに、低域をバッサリ削った元のやつのほうが、やはり音圧は上がってるんですね、セオリー通り。ただその分前述のように不自然な感じになるので、やはり(音圧上げだけが目的でないなら)低域の極端なカットは禁物のようです。
(音圧の差は、冒頭のアコーディオンの「鳴り」を聞いて頂ければ、明白ですね)

 参考までに、今回のマスタリング処理で、使用しているプラグインチェインは以下の通りです。

(1)Waves API2500 Compressor
(2)PSP E27 Equalizer
(3)PSP Xenon Limiter

(1)で2mixをまとめつつ若干レベル上げ。
(2)でコンプ処理で失われがちな高域を持ち上げる。
(3)でいよいよ音圧上げ処理。

 API2500は結構はっきりとキャラのつくタイプのコンプで、アメリカンな明るい音になります(悪くいえばチャラい音?)。
 E27も実機のモデリングだそうですが、実機にはトランスが入っているそうで、独特のヌラヌラした音になります。非常に面白い。
 Xenonはオリジナル設計だけど、これまたアナログっぽいイイ感じの歪み成分が付与される感じ、これまた個性的なリミッターです。
 こいつらを通すと、もうDAWで完結しているとは思えないような、アナログ感満載の音になります、お聞き頂いたとおり。こういうところがマスタリングの面白さだったりします。

 で、今回はシンセベース(を、ベースアンプに通してある)とブレイク系の打ち込みドラムのリズムセクションだったので、こういう感じの少し暖かい歪み成分があるマスタリングにしてみましたが(インディーズ風?)、この前買ったWavesのAbbey Road TG Mastering Chainも、せっかくなので試してみました。

 名前の通り、ロンドンのアビーロードスタジオが監修して作られたプラグインです。同シリーズは非常に高品質のプロダクト揃い。
 マスタリングをこいつだけでやってみたのが、以下のファイル。いかがでしょうか? 設定としては前述のやつと似た感じにしたのですが、これは同じ音圧が出ているのにかなり透明感がある仕上がり、しかもアナログっぽいし、ちょっと市販のCDにも近づいた音です。(高域だけは上げすぎてたので若干絞った)

TG Mastering Chainで処理

 かなり優秀だと思いますわ、なかなか使えるやつだと思います。

 ミックスは油断してるとこういうことがあるから、常に気をつけていないといかんですね。

(おっ、でも今聞いたら、コンプを1段抜かした分、2mixのまとまりがなくなってる気がする。こういうの、無限にあるんですよミックス作業はw)

CDガラパゴス・ジャパン万歳

 最近、研究のためもあって、J-POPやシンガーソングライター系のCDをよく購入しているのですが、やっぱりCDはええわ~。まずちゃんと形になって音楽が「そこ」にあることの安心感。レコードに比べて小さいとはいえ、ジャケットも楽しめる。そして制作側の人間として重要なのは、レコーディングスタジオやエンジニアの名前、プレイヤーの名前も大抵明記されていること。
 もちろん、音自体これがアーティスト曲のリファレンスなのだし、余計なエンコーディングなどで劣化・変化する心配もない。PCトラブルで消失することもない(笑)。
 よく海外系の記事で、日本はいまだにCDが売れているガラパゴス云々~というのがあるが、なんで批判的にくるのかさっぱりわからん。むしろ劣化配信のmp3などで満足しているガイジンは、その程度の耳しかないのだし、それで満足できる音楽しか聴いてないという証拠だな。音楽の地盤沈下の一因だと思う、悪貨が良貨を駆逐したわけですよ。でも、そろそろちゃんと音楽に向き合った方が良い、世の中は金太郎飴みたいなマスプロダクション・ミュージックばかりではありませんから。良い音楽を良い音で聞けば、やはり音楽の素晴らしさが、無頓着な人にも絶対にわかるはず。

 なんか色々書いてますが、先日ここに書いていた大先輩のCDを、ようやく入手して聞いたのですよ。そしたらこれがね……驚きの結果に……。
 やっぱりあの1曲目より2曲目が、そして2曲目より3曲目が良かったのです。う~ん、CDで聞いてしまうと、全部の曲のレベルがグーンと上がって、その差は縮まらずむしろそのままでした、という。やはり制作側として嘘は書けませんから、これはそう申し述べるしかないのです。アーティストさんのオキニ曲問題は存在していたのか、と。
 3曲目、一番洋楽っぽい、というかもう洋楽そのまんま、どこかで曲が掛かってたらもうアーティスト名を調べたくなるような感じ、少なくとも自分にとっては。
 こちらの先輩は、ボーカルの中域~中低域あたりが、非常によいと思うのですが、そのあたりのフィーチャーされ具合もヒットポイント。(毎回上から冷や汗出るようなこと書いてるなぁw)
 ということで、またまたきっとお許しいただけると信じ、今回はこれにてアウトロ。

平成だろうが演歌は愉し

 相変わらず、何かと慌ただしい毎日なのですが、先日2曲ほど演歌の仕事を頂いて、最終的にその道を極めておられるクライアントさんにOKをいただいて、一応ひと区切りついています。
 演歌、人によっては全然馴染みがなくて、特に今の時代はほとんど聞いたことがない、ましてやその制作なんて……って人が多いかもしれません。
 ただ、自分の場合は、まあ昭和の人間ということもあるが(笑)、普段ここにUPしてるような洋楽っぽい曲と全く変わらない感じで作れるし、別に違和感もないのですが(全く苦労がないとは言わないけど)、これってなんでだろう、と自問してみました。

 でまあ、これは考えるまでもなく答えは明白で、あんまり言ってこなかったけど、お袋が森進一さんを好きでね~(笑)。実家を出るまでは、新曲が出るたびすぐに聞いてましたよ、家でレコードを何度も掛けるので。
 森進一、今でこそ演歌の大御所の一人ですが、もちろん若い頃は新進気鋭の演歌歌手の一人でした、今でいうと氷川きよしみたいな感じかなあ? 初期の「港町ブルース」とか「おふくろさん」なんかも新曲で聞いた記憶がうっすらあるなあ。
 あと、大ヒット曲「襟裳岬」(吉田拓郎作曲)とかね。いわゆる「ド演歌」路線から離れた「冬のリヴィエラ」(大瀧詠一曲)とか。これはお袋から感想求められてずいぶん褒めちぎった記憶がある(ああいうタイプの曲は、さすがにこれまで森曲には無かったので判らなかったらしい。もうAORっすから)。

 で、森進一も自分の曲ばかりでなく、他の人の演歌も歌ったりするし、NHKを中心にTVの歌番組も出るとお袋が必ず見てて、そうすると他の演歌歌手も出てますから、自然と覚えてしまうんですよ。昔はご存知のように歌番組多かったし。
 だから、ほんと演歌全盛期の代表曲は全部聞いてるし、なんならすぐ歌えるくらいです。

 森進一はあの昭和を代表する大作曲家・古賀政男に絶賛された実力の持ち主だったので(初期に古賀メロディーを歌ったLPが大ヒットしてる)、古賀政男、そして猪俣公章(これまた大作曲家、古賀さんの弟子で初期に楽曲提供)といった名前も自然に覚えました。

 
 こうしてみると、自分は結構いい音楽環境のなかに、偶然にもいたのだなあ、と思う。まあ昭和の時代にはどこの家にも大きなステレオセットがあって、あちこちから音楽が聞こえていたような状況です。親父は親父でクラシックやラテン聞いてたり、それでそっちも代表的な曲は知ってたりね、まあ幸運でした。

 今回、演歌の仕事をするにあたって、森進一のベスト盤を全部聞いたりしたのですが、まあこうして改めて制作者として聞いてみると、とても勉強になりましたよ。やっぱり並大抵の仕事ではありませんね、演歌の作家の方々の楽曲は。そしてボーカルの唯一無二の表現力。
 今回のお仕事のためにある演歌歌手のメジャー曲を聞き込んだりもしました(これがまた、アレンジが2バージョンあって、時代に合わせて拍子やアレンジが変わっていたりで、思わず唸ったり)。

 演歌、これからも機会があれば突き詰めてみたい世界です。

(最近は森進一さんの息子さん達が大活躍してますね、ヤングピーボー的にはそっちかw)

「シンガーソングライター」を超えて

 最近思っていること。一口に「シンガーソングライター」と言いますが、実はその範疇からはみ出すような活動をしている方々がいて、新しい呼称や概念が必要じゃないかなあ、ということ。
 たとえばシンガーソングライターと聞いて、世間が思い浮かべるイメージは、ピアノやギターを弾きつつ、自作の歌を歌う人のことでしょう。名前の通りだから、これで合ってますね。

 ここで、ソロの弾き語りでなくバンドがバックについた場合、そこにはアレンジという作業が介在してくるわけです。この場合大抵は、専門のアレンジャーに発注されるわけですね(バンドマスター(=バンバス)が兼ねていることも多々ある)。
 この段階ですでに、シンガーソングライター個人の範疇を超える作業が発生しています。世に出回っている彼ら/彼女らの曲は、実はアレンジャーとの合作ともいえるわけです。メロと歌詞だけでは曲になりませんから。

 ところが世の中には、このアレンジも自分でやってしまうシンガーソングライターがいて、こうなると普通より一段深いところまで音楽をコントロールし、創造しているわけです。専業がいるようなアレンジまで自分でやってしまうのだから、普通より高度な音楽制作といえると思います。

 このレベルの人は、プレイヤーも自分のお気に入りを連れてきて、ミキシングもオキニのスタジオのエンジニアに頼み、さらにマスタリングも……となると、もうこれは何段にもハードルが上がって、パッケージとしての楽曲の全てをコントールし、表現の場としているわけですよ。

 シンガーソングライターといっても、前者のようにほんとうに歌の作詞・作曲しかやらない方と、後者のように全ての段階にコミットしていく方の2種類いるわけで、後者のほうを同じシンガーソングライターと呼ぶのは、どうかな、という話です。
(別に前者が一般的に劣っていると言いたいわけでないので、念の為)

 後者の場合、もう「シンガーソング・マイスター」なり、「シンガーソング・プロデューサー」と呼ぶべきですよね。こういう方は、実は内外問わずAORの分野等にたくさんいます。楽曲のすべての音が表現領域なので、メロや歌詞だけでなくアレンジやサウンドまで含めて聞かないと、本当にはその曲を理解したことになりません。(当然、リスナーにもかなりの音楽リテラシーみたいなものが要求される)

 で、なんで今回こんなことを回りくどく書いているかというと。

 先日ここにちょっと書いた大先達の曲が、Youtubeにご本人が責任を持つ形で上がっていてまして、早速聞いてみたら……サウンドが全然違ってて、全く別の曲に聞こえまして、「あーこれは”1曲目”で正解だわ」と、まあしっかり痛い目に遭った、という話なのですわ(お約束)。
 いわんこっちゃない(笑)。

 いやいやいや、あのときはストリーミング酷かったですよ、中低域から低域にかけてベチャっと音が潰れてて、ステレオイメージもぐちゃぐちゃだったし、それでいて変にバスドラの音だけはっきり聞こえたりね。
 やっぱり想定外のエンコーディングが施される配信なりストリーミングは音楽にとって鬼門ですね、特にこういうサウンド全てをコントールしているアーティストさんにとっては。この方はまさに、シンガーソングプロデューサーそのものですから。
 まあそもそも、アーティストさんが渾身の表現をこめてリリースした曲を、ちょっと聞いたくらいで感想を言おうなんて、無茶な話なのですわ(言い訳見苦しいなあw)。

 大変お優しい、心の広い方だと伺っていますので、たぶん許してくださるんじゃないかな……だといいな(冷汗)、とかね。そもそも音楽聞いて感想を言うって怖いっすからね、それによって自分の音楽力みたいなものも、見抜かれてしまいます。経験豊かな音楽家の洞察力は、そりゃ凄いもんがありますから。

 結論:近々CDを入手します。

カジノ資本主義のビッグウェーブに乗れ的な

 通帳をみたらまたもやトヨタから配当が振り込まれていて、8500円。やったぜわれらが豊田章男CEO! よっ大統領!あ、社長か。なんていい人だ。これ、9月末の中間配当ですね、この時期も偶然トヨタ株を100株持ってたんだけど、例によってすぐ売ったのでこれはラッキー。
 普通は、配当の権利落ち日はセオリーだと株価は下がるんだけど、この時期全然下がってないなあ。万一下がったら、それは優良株が「お買い得」になるわけだから、その分誰かが買って株価上昇、儲かってる会社はこんなものですね。

 それにしてもまたもやNYダウも日経平均も乱高下だよ、500下がったと思ったら500上がったり、もう完全にカジノ資本主義だなあ。実体経済どうこうより、もう思惑とか材料で過剰に上げ下げしてる、いつも。AIのアルゴリズム取引のせいもあるが、極度にギャンブル性が高くなっている。
 やれトランプのツイートだ、ファーウェイ幹部拘束だ、米中会談成功、いや失敗だ、こんな材料でジェットコースターのように株が上下する。とんでもない時代になりました。もう個々の会社の業績とか関係ない場合が多い。
 これも投資では国境の壁がなくなって、ネットで世界が(少なくとも先進国・大国は)ひとつのようになってしまったからですね。

 で、トヨタの話に戻ると、配当と株価がずっといまくらいの水準なら、1年株を持ってたら3月と9月に(実際はその2ヵ月後くらい)章男社長が黙っておこづかいをくれるのです(笑)。
 正直、未経験ならアーティストや作曲勢の皆さんにも株購入をお勧めしたいが、他方でこんなに上げ下げしてるんじゃ、危なくてなあ。
 でも皆さん、ツアーとか追い込みのとき以外は、割と日中家にいて時間あったりするじゃないですか? これは株売買には最適の状態なので。
 いまはネット証券もどこもサービス良くて、口座開設も維持手数料もなし、売買手数料もかなり安い。現物なら何年持っていようと利用料はタダですからね。
 以前も書いたけど、ヤマハやカワイなど、音楽系の会社だと保有してるのも結構面白かったりね。

 まあ、たぶん株価が落ち着くのは来年の春頃だろうから(米中対話の結果が出てる)、それくらいからでも遅くありません。
 信用取引だけは手を出さないとか(これは、簡単にいえば借金して株を買うことだから。ね、危ないでしょ?)、100万なら100万で予算を決めてその中で株を買えば、比較的安全。現物取引なら、万一下がってもじっと持っていれば、また上がる(ことが多い)。最初はなるべく名の知れた会社がいいです。
 なんだかどこかの株屋の回し者みたいだけど、違いますよw
 資本主義社会の住民の特権だから、株は。まあ今は中国でも買えるけど。

 ぶっちゃけ、今は我らの政府=官僚=日銀が年金資金で日本株を買い捲っています、これあんまり知らない人が多いけど。だから遠からず年金は…ってことです(汗)。だから株やらなきゃ損っすよ、ドーピングしまくりの官製相場なので。
(ま、実際そうでもしないと欧米のヘッジファンドに相場を滅茶苦茶にされてしまう、っていう事情もあるが)
 たぶんオリンピック&万博に向けて、かなりの官製相場になっていくと思うけど、それがいつ始まるか。そこに乗ればひと儲けできるはず…です。

 あとFXや仮想通貨と違って、税金の上でもかなりの優遇措置がありますからね、株は。

(追記:株の売買はあくまで自己責任で(バーン!))

アーティストさんのオキニ曲問題

 アーティストさんの、「自身が気に入っている自作曲=リスナーが聞くと往々にして微妙」である問題。本当に微妙な問題だけど、やはりアーティストが本当にやりたい曲と、世間の要望がずれているというのは、古今東西永遠の問題かもしれません。ほんとどんなジャンルでもありますから(逆に完全に一致していることってあるんだろうか?)
 なんだか今回は妙に上から来てるなあw、大丈夫かこの記事。

 たとえば昨日聞いた某アーティストさんの一連の曲……。1曲目、どうやらトップだから今回のイチオシらしいけど、どうもピンとこなくて。
 2曲目、おっ、これはなかなか。むちゃくちゃいいな、って感じではないけど、水準超えてるかなー、いいじゃん。
 3曲目。えっ!ぶっちぎりでええやん、なんでこれ1曲目じゃないの? 流石センスあるなー、大ベテランだし。で、まさかのフェードアウト? まじかよ、これおまけか?

 ……みたいなね。例えばこんな感じですよ、こんな感じ(汗)。

 本当のところ、CDでじっくり、しかもリスニング用のヘッドフォンで聞かないと、何もいえません。様々なエンコーディングを通した後だと(ストリーミングとかね)、特にサウンド志向のAORアーティストの作品だとね、原音からほど遠い場合多いし。
 そんなんで(仮想)ダメ出しなんてしてた日にゃ、痛い目に遭うのは自分ですからね。(そもそも大先輩に本気でダメ出しなんてできませんよー、まあここに書いても絶対ご本人の目に触れないがw)

 まあこんな風に、世の中の曲聴いているときも、ついアレンジについて考えたりしてるんですよ、最近は。ついつい、色々分析しながら聞いてしまうという。

 おい、最初と全然話が違っているじゃんかw、つまりまあ、商業音楽=売り物にしようという音楽は、いつ何時も戦略が難しい、って話なのですわ。
 できれば、リスナーが望む曲:自分がやりたい曲の比率を、[4:1]くらいにしたら、みんなが幸せになれるんじゃないだろうか。この比率かなりテキトーですが(←適当かよ)

 まあこれとは別だけど、世の中に出ている曲がいかに素晴らしい作りになっているか、ということは最近みっちり味わっているので、本当に先輩方の仕事には尊敬しかありません。日々是鍛練ですわ、でもこの作業は有難いことに楽しいのですが。

フルオーケストラをバックにしたJ-POP

 何日か前、深夜にTVつけたらコブクロがフルオーケストラをバックに歌っていて、興味深く見てました。
 どうやら4K8K放送の開始記念番組らしく、ホールに観客を入れて、完全なライブ収録でした。さすがコブクロというデュオの実力は凄くて、フルオケをバックにしても堂々として全く負けてません、この圧倒的な歌の迫力。

 それで、J-POPの典型的な歌物とフルオケの組み合わせは珍しいので、どんなアレンジになっているかと興味津々。やっぱり、というか、歌物のバックだと弦はあまり音域を広げることはできず、高音部はせいぜいメロと同じくらいの音程までで、全ての弦が比較的狭い音域で鳴っている感じだった。
 そうでないとボーカル(メロ)の邪魔をしてしまいますからね。

 当然、クローズドボイシングです(クラシック用語だと近接声部?)。だから、声部は狭いレンジで集中してるわ、ひとつの声部に多数の弦がユニゾンしてるわで、ポピュラー的にいうと超・豪華なストリングスセクションになってるのね(笑)。

 反面、金管の使い方は普通のポピュラーと似てて、まあいわゆるソフトブラスみたいな使い方でした。あと打楽器あたりは同じかな。

 で、面白かったのがコンサートの最後で(といっても、ほぼこの最後の曲しか見られなかったが)、歌が終って、コブクロのアコースティックギター(+コーラス)担当の小渕さんのソロパートがあって(アコギのストラムの見せ所)、ジャジャジャ……って弾いて、最後ジャン!で終わるかと思ったら、「止め」のまま後ろを振り向いて。

 そしたら、ここでオーケストラがようやく本来の、弦は超オープンボイシングの、金管は華やかに歌いの、木管はカラフルに、打楽器はドコドコやって、これが8小節くらいだったかな、これぞジ・オーケストラ!みたいなアウトロ、そして最後にジャン!で終わりましたよ。この仕掛け(ギミック)ものすごく面白かった。ボーカルのバックでなければ、本来フルオケはこうですからね。

 自分ごときが言っては怒られるだろうけど、ポピュラー音楽もクラシックも両方精通されている、かなり優秀なアレンジャーの方が編曲されたのだと思います。
(ググってみたが、さすがにどなたの担当かはわからなかった。オケは東京フィルハーモニーです)

 あと、書き忘れてたけど、勿論バンドの皆さんもステージの一番奥の方にいて、エレキギター(テレキャス)、エレキベース(ジャズベだったか)、ドラム、あとキーボードはいたかどうか。オケの方にピアノはいましたが。
 これ、ミキシング・PAは難しいだろうなあ、フルオケと共存させないといけないのだから。
 フルオケだと弦の低音奏者はステージの右側にいるので(チェロ・コントラバス)、やはりバランスを取るためか、ドラムス&ベースは左端にいました。
 面白かったのは、ドラマーのかたがオケの指揮者をガン見してたこと、指揮者の方もかなりドラマーをチラ見してました(笑)。この二人がそれぞれのセクションのテンポを握っているからですね。ちょっと他では見られない光景。

 もうこの演奏、世界のどこに出しても恥ずかしくないですね、どころか、ここまで出来る方々って、そうそういない。バックもコブクロの歌も本当に素晴らしいですよ、やはり現代日本の音楽レベルは非常に高いと思った。