月: 2021年10月

NIのNTKdaemonのトラブル

 どうも最近DAWを使っていると定期的にブチブチ音が入ってきて、これが非常に軽いプロジェクトの時でもそうなんですね。大抵こんな時はオーディオインターフェースのドライバをアップデートすると直るんだけど、YAMAHAのサイトを見たら去年が最新の更新という、非常に安定したバージョンだった(ここは不具合は放置しないメーカー)。

 何だかネット絡みな気がして、試しにネット切断したら途端にノイズが止まった。どうやら不審なプロセスがバックグラウンドで何かを送信してる可能性が大。タスクマネージャーでネット接続のグラフを見ると、なんと10秒ごとに送受信の山が出来てやがる。
 で、モニターとにらめっこして色々やって、何が犯人か突き止めました。その名は「NTKdaemon」。なんとNative Instrumentsのデーモンプロセス(常駐ソフト)であった(w)。試しにこいつを終了させるとピタリと送受信とノイズが止まったからね。おいおい……。なにしてくれてんの?

 ググってみたら、以下のNIのフォーラムで話題になっていた(2019年)。

https://www.native-instruments.com/forum/threads/ntkdaemon.348397/

 NIの公式回答があるが、sound.com (Machineなんかで使えるサウンドライブラリ)との連携を図るために動いているデーモンプロセスなんだって。今のところ自分は利用予定ないからサクっと停止させちゃって問題なさそう。
 で、やっぱりこのプロセスのせいでトラブルが起きているというMachineユーザもいるようだ。

 ということで、”Native Instruments is watching you”――ただし同社のソフトを使っている人だけですが。

(ノイズはパソコンリセットしたら直りました。たぶんそっちは複合的な要因だろうと推測)

ご利用は計画的に

 最近クレジットカードの郵送利用明細書が有料になってきたので、思い切って全部Web明細に切り替えてみた。うちは自営業なので、確定申告の関係で意地でも郵送で紙の請求書を貰おうと思っていたが、考えたらコロナであんまり郵便物は受け取りたくない(それが毎月xカード枚数分となれば尚更)。
 今のところ案外快適ですね。従来から引き落としの10日くらい前にメールで知らせてくるし、それを見て気を付けていえば問題は無さそう。

 そもそも確定申告のときは、今までもネットでカード会社のサイトから明細落として半自動で弥生(青色申告ソフト)に入力していた。楽天カードみたいに最初から送ってこないタイプのカードも出てきたし、もう今後は全部ネットで明細見る形にした方が合理的かもしんない(パスワードさえ気をつけていれば、カード番号の不正利用にも多分早く気付ける)。

 楽天の回し者ではありませんが、自分のカードの中では楽天がその辺り一番ネット絡みのシステムがよく出来ている気がする。カード利用があると、翌日に金額と件名をメールで知らせてきます。これは結構楽天サイト側は負荷が高いと思うのだが、なかなかサービスがいい。不正利用対策には最適。後発だからネット周りはかなり現代の技術で整備されている印象。
(逆に10年更新してないような古めのシステムのところもある)

 郵送の明細って、ほぼ間違いなく広告も一緒に送ってくるからね。あれが無駄に思えてしょうがなかったが、これで解放されました。(今度はメールで来る心配もあるが、流石に無承諾では今時やらないだろう)

映画「閃光のハサウェイ」観た

 つい最近の劇場公開なのに、もうアマゾンプライムで見られるようになっていた。(アマプラはガンダム関係割りと強い)
 映像の感じは、従来のガンダム作品とはかなり違い、洋画風のスタイリッシュさ。声優さんの演技も海外ドラマのアテレコ風の、ちょっと気取った感じ。ガンダムもこんなにカッコよくなっちゃって……みたいな、まあオジサンには中々感慨深いものがある。
 三部作の第1作で、主人公がモビルスーツに乗るのはほぼラストだけど、戦闘シーンはCGを意識して、パイロットから縦横無尽に飛び回る自機と敵がどう見えるか、みたいな演出を取り入れていて、スピード感も緊張感もたっぷり。なかなか楽しめました。
 しかしこれ、最低限ガンダムの1stシリーズと「逆襲のシャア」くらいは見ておかないと、全然ストーリー判らないと思う。あとはZガンダムか。長大なシリーズに成長したガンダムの欠点といえば欠点(海外ならスタートレック)。宇宙世紀正史物(=富野監督原作)からしてこれだから。

 冒頭でいきなりテロリストが地球連邦高官の乗った旅客機をハイジャックして……という展開だが、居合わせた主人公ハサウェイと連邦軍大佐(但し遊び人)ケネスが協力して撃退する。なかなかハードボイルドです。更にそこにいた不思議な娘ギギ……彼女は危険なほどの洞察力で、ハサウェイこそ連邦の追う本物のテロ集団のリーダーだと見抜いてしまう……。1stシリーズからの因縁、特権階級地球連邦と棄民にされたコロニー宇宙移民の対立。

 ケネスが洋画にありがちな量産型イケメンで、ちょっとキャラが薄い。髪を緑とか赤にした方が良かった気がする。ハサウェイも薄いので。ギギの正体は後半でわかるが、あんな目立つのにハイジャック犯にレイプとかされなくて良かった。

 意外、色々なところでリアリズム演出がされているので、実はモビルスーツの存在が浮いちゃっている。一応、後付の設定でリアリティは持たされてるんですけどね。ミノフスキー粒子効果で空飛べるとか。自分もライトなガンダムファンなので、世界設定はあんまり。
 とりあえず興行成績は良かったそうなので、ちゃんと三部作作られるんでしょうね。

(追伸 急に寒くなりました。皆様も健康にお気をつけて)

消えていく楽曲

 オリジナル曲をリリース処理していて気付いたこと。今はサブスクのシェアが膨らんで、世間的にもダウンロードの売れ行きは減っているんですが、つまりこれってもしアーティストやレーベルがサブスクを止めてしまったら、そのまま消えて聞けなく曲が出てくるということですね。
 楽曲をリリースしている側からするとサブスクに出すのもコストが掛かるわけで、いつかは止めてしまう時が来ます、当然。そうすると、もしダウンロード購入でリスナーの手元に楽曲ファイルがあれば良いが、プレイリストに登録しただけ……という状態だと、そのまま消滅ですね。あくまでサブスクは「聞く権利」を買っているだけで、それがいつまでもあることを保証しているわけではない。今はまだあまり問題になっていないが、だんだんそういう事例も増えるのでは。
 アーティストがやーめた、ってなればYoutubeのクリップなんかも消しちゃうだろうし。その点、CD等物理メディアは最強なんだけど、これもDL以上に数が出ない時代。
 まあ本当に好きな曲やアーティストなら、やはり物理メディアを買っておくのが良いですね(せめてDLだなあ)。

(メジャー曲にしても、リリース側の都合でいつサブスクから消えてもおかしくない。条件面で折り合えなければ今後中止するところも出てくると思います)

 今はスマホ(再生機器)⇔クラウド(保管場所)という生態系があるわけだけど、これもいつまで続くか。AR拡張現実系のウェアラブル機器が出てきたら、また変わってくるかもしれません。最近の用語だとメタバースか。
 あるいは、あまりに手軽に音楽が再生できて、皆飽きてしまうんじゃなかろうか。却って面倒臭い物理メディアが見直される時代が来るかもしれません。(個人的にはCDをプレイヤーに入れるとか、レコードをターンテーブルに置いて針を落す、くらいの儀式は全く苦でない。むしろ「さあ音楽を聞くぞ」という集中力が増して好きかもしれません)

 とりあえず、今はスマホに最適化された、ダイナミクス(抑揚)のない平板なアレンジやミックスばかりの曲になってしまって、これはやっぱり音楽ビジネスにも悪影響だと思う。耳がすごく疲れるでしょう?(個人的には、こういう今時の曲は聞くに堪えなくなってしまった) ちゃんとした音楽リスナーの多くがそれで離れてしまった、ってのもあると思う。この人たちは音楽の黄金時代を知っているし、業界的にも音楽にしっかりお金を落としてくれる上客のはず。なのにその人達のための音楽が、やっぱり今はとても少ない。
(今自分が好きで聞いているアーティストさんは、現在でも皆CDで勝負出来ている方々ばかりだなあ)

 自分は、だから、そういう耳の肥えたリスナーが聞いて面白いと思えるような音楽を作っています。音圧ひとつとっても、今時の上げ過ぎのやつは、全体的に歪んでて不自然で、やはりとても疲れます。詰め込みすぎた弁当箱みたいなもんだ(w)。

 まあ最後は結構脱線したけど、近頃思っていることを書いてみました。

10月の雑記

 スタートレックのカーク船長が本当に宇宙へ行った、というニュースを見てちょっと感動。90歳の俳優ウィリアム・シャトナーがブルーオリジン(アマゾン創業者のペゾスの作った宇宙ベンチャー)のロケットで無重力を満喫ってやつ。無料招待だったらしいですね、ペゾスはやっぱ商売上手い。これ世界中に打電されましたからね。実はベゾス自身も前回宇宙へ行っているんだけど、あんまり話題にならなかったようだ、ヴァージングループに先を越されたので。Wシャトナーはスタトレ映画の出演はもちろん、トレッキーネタのコメディ映画にも結構出てて、面白い人です。ぜひ長生きしてほしい。
 BBCの女性リポーターが発射前「彼はFinal Frontierに旅立つところです」と言っていて思わずニヤリ。

 プレイリストのWebレイアウトを色々と試行錯誤してたんだが、Apple Musicの埋め込みプレイリスト(*注)を貼ろうとすると、接続拒否されてしまいます。曲単品の埋め込みはできるんだけど。どうもApple Musicにログインしていないと(つまりIDがないと)、接続拒否される仕様らしい。アマゾンやSpotifyは大丈夫なのに、意外とセコい。よく言われるけど、アップルは囲い込み戦略だから、アップル製品を使っている人にはいいんでしょうが、他からは使いづらいこと多々あり。ネットは多様性の世界だから、そのあたりは商売より接続性を高めてほしいもんです。
 とはいえ、この件はYoutube Musicがもっと酷い(w)。プレイリストも単品埋め込みもできません(そもそもメニューにない)。どうなってんだ。ただ単品の方は、Youtube本体から指すと、お馴染みYoutube動画形式で埋め込みはできるようだ。あんまり本気で商売してないのかな?

 世間ではコロナ終息……みたいなムードも来てますが、世界の物流やサプライチェーンはまだメタメタで、全然正常に戻っていないのが実情のようです。油断しているとかなり危ない気がする。この冬の日本で第6波とインフルのダブルパンチになったら最悪だ。もう完全に大丈夫……って時まで今のライフスタイルを続けるしかないですね。
 あまりにグローバリズムを推進しすぎた結果が、いまの状態なのだとしたら、やはり産業を国内に呼び戻すしかない。小泉・竹中政権以降の、大企業だけ超絶優遇、行き過ぎた個人主義&自己責任論は完全に間違いでした。コロナで、社会は色々な人々の努力で回っていて、助け合いが必要不可欠だと皆わかったと思います。経済効率ばかり推し進める世の中にしたのも小泉政権以降ですからね。自分は次の選挙はちゃんと日本社会を良くしてくれる政党や候補者に入れたいと思います。

(*注) 正確にはこの場合、プレイリスト形式で楽曲が表示されるアーティストページ。メニューには埋め込みリンクが出るが、貼ってみると接続拒否

A new project for English song

  Towards the next year, Dew Ridge Records has a plan for releasing a new song in English. It will be released as a song of ACTiVATE, which is the project of POP music.

  Then, we need perfect English lyrics with special quality. We appreciate a contact from professional English authors and lyricists.
  We will pay you a fixed writing fee. And if the song will become so popular, we’ll pay additional fee, of course.

  And, the lyricist name will be published in J-WID open database, managed by JASRAC — music copyright association in Japan. The name of song, composer, too.

  This is long-term project. No deadline, no reminder.

  If you have any interest for this project, please feel free to contact “dewridge1@gmail.com”. Especially appreciated if you have deep knowledge for 80s Japanese culture. Let’s make a great song together. Thank you.

(Your any idea is appreciated, too)