月: 2019年5月

デモ曲追加・気怠い昼下がりPOP

 続けてデモ曲追加です。

「足りない色」

 昼下がりの情事~家政婦は見た!のような世界(笑)というか、なんというか。

 アレンジ中に木管アンサンブルを試したらいい感じだったので、ストリングス+ブラス+木管を入れ込んで色彩感を出してみました。

 左側から聞こえるのは、GM音源にもあった謎の楽器、Dulcimer(ダルシマー)。って今は演奏動画も簡単に見つかるけど、孤高の民族楽器かと思ったら、そうでもなさそうなので、今回安心して採用。

 サビまではCドリアンスケールで、サビからはCメジャーです。転調のような効果狙い、しかし転調ほど劇的に変わる感じはないのが面白い。

 今回はkayumaiさんに再び歌って頂きました。ボーカルはWaves Reel ADTでダブリングして、ちょっとエフェクト効果。

 最近の自分の集大成のようなアレンジ、生楽器からシンセやエレピまで入れた編成の楽曲です。
 皆様からの制作のご依頼を心よりお待ち申し上げております。

デモ曲追加・ピアノ曲小品

 デモ曲追加です。

 夜に実家にいたら、野良猫2匹が外で大喧嘩。ガタガタガタガタ、バタバタ、ギャニャニャニャニャ、ガタガタ、フーッって音が家の周りを駆け巡る(笑)。そんな状況からヒントを得た曲です。

「ノラ猫の死闘」

 最後まで聞くと少しほっこりしてもらえます。たまにはこんなのも。

 しかし、意外にピアノだけって曲もミックスは簡単じゃない。綺麗に仕上げようとすると、結局EQやコンプを掛けざるをえなくなる。
 実際のクラシックのピアノ曲の録音現場でも、きっと色々裏でやっていると思う。到底、マイクを立てておけば勝手に録れる、ってもんじゃないですね。

国家と文化は別

 今回はちょっと時事を絡めた話。アメリカvs中国の大バトルですが。

 ファーウェイにはアンドロイドOSの供給(アップデート)を停止するわ、CPUを始め基幹半導体部品もストップするわ、アメリカの攻撃は本当に容赦ないですわ。
 今後、中国が互換OSなどを作ることになるんでしょうが、どうせアメリカはそれも同盟国に利用禁止とするでしょう。半導体部品に至っては、もうどうしようもないんでは。1から設計製造してる時間はない、万一成功しても、それも禁輸です。
 だから、プラットフォームなり基幹部品を握っていることは、事実上の世界征服と同じなんですね。言いがかりをつけていつでも相手の息の根を止められる。
 トランプという「キャラ」に、うまくアメリカ国内の支配階級が中国を攻撃させてる感じ。こんなに露骨で簡単にコトが運ぶんだから、笑いが止まらないんじゃないか。

 昔、某アニメで美人中尉が言ってましたね。「拾ったものを使うからです」って(w)。タダだからって調子に乗ってアンドロイドOSを使っていると、こういう事態になる。
(もっとも、中国だってグーグルなんかを締め出してるし、勝手にハイテク技術を国内移転させたり滅茶苦茶やってきた。とうとうならず者国家の本家に利子付きで反撃されたってとこ)

 で、そろそろ本題ですが。
 誰がみてもアメリカって怖い国だなあ、ってなるけど、それでもみんなアメリカ映画は大好きだし、音楽だって好きでしょう? いつも混同しがちだけど、「国家(政府)」と「その国固有の文化」ってのは別ですからね。そこははっきり意識して区別した方がいい。
 中国を激しく攻撃しているのは、要は「アメリカ政府」なので、文化のほうは関係ない。

 逆もまたしかりで、中国政府はチベットの件やら、尖閣諸島に毎度侵入してきたり、とても怖い存在だけど、中国の文化は別ですね。香港映画はみんな大好きだと思うし、中華料理も嫌いな人はいない、中国の古典や思想も素晴らしい、中国人民まで政府と一緒に嫌う必要などない。もう一度言いますが、「国家」と「文化」は別です。

 少し前の報道をみる限りでは、今の中国国民の意識は、それこそ’60-70年代の、高度成長期の日本とよく似ています。彼らはオリンピックやサッカーで、自国が破れたら今度は同じアジアの選手を応援してるんですね。サッカーの本田選手が世界で活躍したら「本田発動機」って記事が出て、みんな大喜びなんだから。自分たちの国はまだまだだから、外国の良いところを取り入れて発展していこう、という感じ。まさにバブル前の日本ですよ。公平、公正で、謙虚、進取の気質に富んでいます。
(最近の日本人は…まあご存知の通りです。情けない自画自賛が蔓延してますね)

 で、国家と文化の話に戻るけど、最近の日本では混同されて、日本が悪く言われた!反日だ!なんて騒ぎになるけど、あれは要は日本政府とその政策が悪く言われているので、日本人全てが攻撃されているわけじゃないです。(もちろんそうでない場合もあるが)
 特に今の日本政府の場合は、意図的に混同させて、自分たちの有利な方向に世論を誘導させようという魂胆が丸見えなので、注意が必要です。

 逆に、日本の文化、風俗、風土、歴史、こういってもの全ては政府の所有物でもなんでもない。日本の民が連綿と作り上げてきたもので、A首相や某党がその主人のように振舞うなどは、とんでもない話。連中はただ一時的に付託された権力にすぎず、日本という国の総体の中では、ごくごく一部の構成要素。
 これを忘れてはいけないのです。日本の権力者は、こういう風に国民に気付かれるのを、もっとも嫌うはず。だから「お上」なる概念をつくって、自分たちの正当性を担保しようとする。本当の愛国者は、某政党を支持する人とはイコールではありません(まあイコールの場合もあるだろうが)。
 以上のようなことに気付いて、草の根で地道に生活していることのことです。私事ながら自分だって日本は大好きですからね。(よき愛国者かどうかは知らないがw) それも、日本の文化や風土、四季、食べ物、国土、そういったものが好きなのであって、A首相はその中に入ってません!(笑)

 もし、これまで言葉の魔術、詐欺で、日本=某政党のことだと思い込まされてきた人は、この機会に自分の中で区別できるか、一度考えてみて下さい。それでも某党ラブなら仕方ないのですが、ここ数年ロクなことをやっていない政府のあれこれを、よく思い出してみることをお勧めします。一番「日本」を破壊しているのは誰ですか?

 最後にもう一度、「国家(政府)」と「日本文化」は、はっきり区別しましょう。それらは違うものです。

 どうすか。たまに結構いいこと書くでしょ?(笑)

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フシギな物体発見

 ドライブがてら、ちょっと遠くのホームセンターまで買い物に行ってきた。

 そこの駐車場はかなり広いのですが、その片隅になんだかユニットバス・ユニットというか、マイクロキャンピングカーというか、白いポッド状のものが置いてあって。
 以前も見かけたが、これ実は津波救命シェルターなんです。津波が来たらこの中に避難してハッチを閉じれば、とりあえず数日間は生きられますよ、的なやつ。その間に救助を待つ。
 お値段198万円から、上級国民専用。棺桶サイズの下級国民用もあるよ、こっちは70万円。
 面白いのでスマホで撮影してたら、外人っぽい人もきて撮り始めた。ちょっとした面白写真スポット? しかしこれはインスタ映えはしないなぁ。
 
 ふと、もしかしたら普段からここに引き篭もって生活していれば、東南海地震で大津波が来ても助かるかもな?……なんて思ったりね。
 まあ、自分みたいなもんは、こういうところで一人で曲を書いているのがお似合いなんですよ(w)。
 とはいえさすがにスタジオ代わりには使えないと思うが、案外DTM部屋としてはいいかも?なサイズ。ただ絶対防音ではないが(ヤマハさん、防音室アビテックスにシェルター機能付けて売るのは如何? ちょうどボートも作ってるしw)

 でも案外こういうのって、メンテもせず長年おいておくと、どこか不具合が出てきたりして、いざという時に錆びてハッチが開かないとか、逆に穴が開いて水が入ったきたとか、ギャグみたいなことが現実に起こりそう。耐久年数30年ってパネルに書いてあったが、これは安心料200万の対価としてどうなのか。(そして廃棄する時、またかなりのお金がかかるはず)

 うーん、これ、そもそも庭においておいたらさぞかし目立って恥ずかしいよな。やっぱり、いりません。潔く津波に流されますので(笑)。

(そもそも、名古屋の内陸部じゃ、東日本大震災のような津波はこないな)

’80年代音楽の秘密に迫る?

 最近ちょっとしたきっかけで、「’80年代風オーケストラサウンド」というキーワードが浮かんで、自分で思いついた癖に、それってどういうものなのか、考え込んでいた。
 試行錯誤もありつつ、しばらくしてはたと思いついた。
 ――ああ、これは“戦メリ”のことじゃないか(w)。って、実にそのものでした。

 ヤングは何が「w」かわからないと思うけど、この時代に『戦場のメリークリスマス』という映画(大島渚監督)があって、ビートたけしやデヴィッド・ボウイが出てたんですよ。特に出演と同時に音楽まで担当した“教授”こと、今や日本を代表する音楽家である坂本龍一さん(もう業界インサイダーなので、恐れ多いですが“さん”付けです、もちろん)。このテーマ音楽が素晴らしくて、インストなのに大ヒットしてしまった(そもそも日本でインストがヒットするのって稀ですからね)。カンヌ映画祭出品作品、そして音楽は日本人初の英国アカデミー賞・作曲賞。

 この、一見わけのわからない「80年代風オケサウンド」って概念を、それこそ80年代に完璧に実践されていたんですね、というか明らかにこれが本家本元ですが。
 ただ、今このテーマ音楽を聞いてみると、広義のオーケストレーションはもちろんされていますが、意外というか、ほぼ全編シンセがフィーチャーされてるんですね(たぶん全て手弾きの感じ?もちろんハードシンセ)。自分の印象だともっと生楽器が入っていたように思ったんだけど、それだけアレンジと演奏が巧みであった、ということなんでしょうね。(生ピアノはメロとユニゾンしてます)
 ほのかにエスニックで懐かしく、そして(当時最新の概念であった)環境音楽的な響きもある。ブライアン・イーノですね。

 まあそれはそれとして、なんで長々と書いているかというと、今回その戦メリのフルオーケストラ演奏を見つけました、ということを書きたくて。教授ご本人がピアノを弾いています。素晴らしいですよ、3回ガン見した。

Merry Christmas Mr. Lawrence – Ryuichi Sakamoto HD (02-08-13)

 かなりふわっとした認識で書くので、非常に心配であらかじめ妄言多謝ですが、フルオケにありがちな声部がどうこうという感じではなく、もっと音響的なところを主眼にしたアレンジに、少なくとも自分は聞こえます。「線」ではなく「面」のアレンジですね。ある意味、ポピュラー音楽(ジャズ理論をベースにした)的といいますか。作曲勢の方々にはたぶんわかってもらえると思いますが。

 バイオリンでかなり高い音域でハーモニーを作って、それこそシンセのパッドのような効果を作り出しています。こんな音が出るとは、という驚き。こういう冒険的なアレンジは失敗すれば被害甚大なわけで、この結果はさすが、としか言いようがない。
 だから「いかにも」な、ありがちなオケアレンジはやっていない。非常に実験的といえると思います。
 原曲から引き継いで、プチエスニックだったり環境音楽的だったり。今さら自分なんかが言っても仕方ありませんが、やっぱり教授は凄いってことです。
 だから、80年代的なオケサウンドを出したかったら、今みたいなところは最低限クリアしないといけない。かなり高度なチャレンジになりますね。幸い、こういう素晴らしいお手本があるので、僕らみたいな人間には有難い限りです。
(いやー、今回は書いてて冷汗が出た。これはもう、同じ日本にこんな音楽家がいて幸せってレベルだなぁ)

 最近、この曲をはじめ、ちょくちょく日本の80年代音楽を聞いているのですが、あまり表だって書いている人はいないけど、80年代音楽って日本の一つの頂点だったんじゃないか。(それ以降の音楽がつまらないと言ってるのではもちろんありません)。でも、音楽で世界進出もしていたし、売上的にも(まあ時代の流れはあるが)今とは全く違って、自分のような当時の素人からみても業界全体が活気に満ちていました。
 坂本龍一さん、YMOもそうだし、カシオペア、(T)スクウェアといったフュージョン勢、渡辺貞夫さん、日野皓正さん、このあたりはメインストリームジャズとも股にかけた活躍、もちろん冨田勲さんもいた。
 80年代のアイドル音楽も、非常にユニークで、今や海外の若者にYoutubeで再発見されて、一部でカルト人気がありますからね。(ついでにいうと、当時のアニメ劇伴も高い評価を受けている。作家の名前が通じるほどです)当時の日本のAORも素晴らしかったが、やっぱり海外で再発見されてたりする。

 これはちょっと、このあたりをはっきり意識しつつ、「今」曲を書こうという人間は、戦略的に振舞ったほうがいいかも。取り入れられるものは取り入れていく、自国の音楽を模倣するのは模倣といわれませんから、海外のをやるとモノマネといわれるが。
 もちろんただの模倣でなく現在の音楽に発展的に取り入れるってことです。
 あんまり80年代賛美はしたくなかったんですね、自分の青春時代を賛美してるよくいるおじさんみたいだから(笑)。だけど、考えれば考えるほど、これはただごとではない時代だったと思えてきて、こんな文章を書いてみました。

 やっぱり60~70年代洋楽(AORやフュージョン含む)の盛り上がりを受けての、80年代ジャパン音楽の活況と頂点、これは歴史的にみて正しい認識なのでは。
 この時代の音楽を指す良い言葉はないか考えたが、Japanese ’80(Eighties) として、Jeighties(ジェイティーズ)って造語はいかがでしょう。

 ここから、今の音楽制作者は何ができるか。できることはたぶんたくさんありますね、自分はそう思います。

今年初めての株売買

 今年初めての株式購入は、連休前のトヨタでした。ずっと株価をウォッチしてて、下げ続けていたあと、いい感じで上昇気流に乗ったので、例によって100株だけ購入(笑)。200円ほど上げて、おおっオレ株上手!と思ったら、リコールだったか北朝鮮だかでやられて150円ほど下がり、連休で何があるかわからんので一旦売却。5000円ほどの儲け。まあ損したわけではないので……。
 で、連休中大きな事案もなくアメリカの雇用統計もよく、ああこれは持ち越した方が良かったか、と思ったら突然トランプが中国への関税25%にする、とツイートしやがって、ご存知の通り連休明けから日経平均連日大きく下げ、トヨタ株も300円以上下げたんじゃないかな? スゲー時代になったもんです、ツイート1個で世界の株式市場が暴落するんだから。もう会社の業績とか関係ねえ(トヨタは決算良かったんだよ?)。
 カジノ資本主義を超えて、気紛れ資本主義。

 そういえば、最初のうちこそトランプはWTO違反だとかなんとか批判されたけど、最近誰も言わなくなったね(笑)。もう完全にヤツは頭がアレなんで、批判しても無駄だもんな。
 つくづく思うが、昔アメリカのコメディドラマってあったじゃないですか? 『奥様は魔女』とか『アーノルド坊やは人気者』とか、観客の笑い声が入るやつ。あんな感じに現実のホワイトハウスがなってしまったんだな、これは。本当は笑い事じゃないんだが、支持層だけにはトランプ人気は高いし、これは再選されるかもね。(あの支持者たちも、下級の白人労働者で、実際はかわいそうな人たち。トランプは就任演説で、「私はあなたたちのために政治をする」って意味のことを言って、それを忠実に実行しているから、そこだけはこいつは偉いよ。オバマや某国A首相とは正反対、忖度しましたが)

 この米中のいざこざが落ち着けば、また株価は上昇気流に乗るかもしれんが……(たとえ決裂しても、折込済みという展開になる可能性大)。本当は、改元からのオリンピックを見据えて、そろそろA首相の指令で日銀がみんなの年金資金でまた株価をドーピングしだす時期なんだけど、まだ相場が荒れそうです。

 プロのトレーダーの記事を読んでいても、長期保有は危ない、短期で細かく利益確定を、ってアドバイスが多い印象。
 とりあえず、オリンピックが終るまでは、海外でよほどのことがない限り、壊滅的な暴落はなさそう。皆さん株を始めるなら今ですよ、って責任取りませんが(汗)。

 しかし今の中国見ていると、’80年代の日本とそっくりだなあ、と。いい調子で経済昇ってきて、アメリカを脅かしそうになったところで、本気でぶっ叩かれてしぼんでしまうという。もちろん中国が敗北するかどうかはまだわかりませんが、アメリカという国はフェアとかオープンとか普段は調子のいいことを言っておいて、いざ自分たちが本当に危なくなったら、どんな汚い手を使ってでも潰しにくるからね。おそるべき暴力国家ですわい。本物のならず者国家はアメリカだよな、ってオチ。

Poem in May – Past and Future?

 ある歌を歌うことで、多くの人を魅了し、目頭を熱くさせ、心に暖かいもの湧かせることができる人。それはやはり、特別な人なんでしょうね。選ばれた星の元に生まれ、それだけでなく、いやそれ以上の特別な努力を人生においてずっと続けてきた人。だからこそアーティストであり続けることができる。

 様々な事情があって、かつては、どらら側にもわだかまりがあったのかもしれない。みな若く、時代は濁流だった。それでも大きな時間のなかで、それを溶け去らせ、いま吹き渡る風の中に聞こえる声々が、これが和解の宴だったと告げている。
 まさしく、歴史を動かしたパフォーマンスといえましょう。そして、こんな瞬間を呼び寄せることができたのも、ずっと音楽と向き合ってきたからこそ。
 ベテランアーティストの真髄を、垣間見るができました。

The song never die, the singer lives forever.

 以上は、SNSや公開された一部映像をみての感慨です。

 この時間、裏番組を見ていたなんて到底……しかも日本のAORセレブ特集だったなんて絶対……いえはしない(汗)。いやあ流石有名スタジオ、高価な機材が無造作に積まれてた(呆)。
 そもそもBS入らないし、まさか生とは思わないじゃないですか? 肝心な局面で、一番大事なシーンを逃すとは、きっとこれはオレがそんな星の元の生まれなんだろうなあ。地上波で再放送されることを祈るのみ。

 今はもう普段アニメも映画も見ない、音楽一辺倒の生活っすわ。

 まあそれはそれとして――。
 やはり、令和はバブル世代がひと暴れしないと始まらない時代になりそうですね。

We, the Bubble generation get hyperactive in this Reiwa period. Go ahead!

近況とか二大アレンジャーの話

 花粉、流石に少なくなってきたが、もう大丈夫かと思ったら、まだ身体にキているという信じられない事実。特に4月終わりのラストスパートは酷かった。今年はあきらかに胃腸にも影響出たし、年々酷くなってる。花粉症で衰弱したところへ何か病気したらコロっといくんじゃなかろうか(O157とかさ)、自分の死に様はそんな感じもしれん。
 こりゃあ、下手に出歩くこともできません、もう部屋に引き篭もったまま一生を終えることにします(違うか)。
(今の季節は、黄砂とかPM2.5とか、ただでさえ色々飛んでいる)
 正統派(?)病弱系男子です、生きていくのがやっとです(笑)。諸先輩方、どうかお手柔らかにお願いします。

 ところで、インスト曲のデモページにも、また何曲か追加しました。以前書いたやつですけどね。もっとインストも書きたいなあと思ってて、時間があればまた。

 
 最近ヴァン・マッコイやハーブ・アルパートのベスト盤を聞いているんですが(ベスト盤は必要悪、キャリア長い人だと音の変遷が面白い)、流石にこの二人はアレンジの達人っすわ。聞いて愉しく、分析して為になり、やっぱりオリジナルアルバムも聞きたくなる。
 特に、ブラスからストリングスから、エレピにエレキにアコギにパーカッション、シンセサイザーまで、ありとあらゆる楽器を縦横無尽に使って、スケールの大きいアンサンブルを作っていく、こういうのやらせたらピカイチっすね。
 それでいて、前者はソウル、後者はメキシカンという軸はゆるがない。破綻しないんですね。このセンスを自分も取り入れようと日々試行錯誤。

 面白いことに、ヴァン・マッコイは元々歌手(シンガーソングライター)でデビューだし、ハーブ・アルパートもボーカル張った曲でチャート1位取ったり、二人とも歌に関しても超一流なんですよ。全く隙というものがない。
 音楽制作をやっている人間には、二人の作品群はまあ宝の山でしょうね。

 ついおととい、ヴァン・マッコイの「続・ハッスル(Keep on hustlin’)」を聞いていたら、向かって右にやけに聞いたことあるギターがいるなあと思った瞬間、聞き間違えようのない泣きのフレーズが聞こえて、ああエリック・ゲイルだと(笑)、若いガッドっぽいドラムとか、この重いベースはゴードン・エドワーズだろうとか、このハモンドはリチャード・ティーちゃうかとか、そういうところでも楽しめる楽曲群です。

 ハーブアルパート曲に、アコーディオンが使われているのも発見。こいつは新時代早々縁起がいい(笑)。
 そして、白黒テレビの時代から’00年代までの音の変遷で、最後期のあきらかに配信に合わせたようなミックス+打ち込みドラム丸出し曲は、はっきり「ダメ」と分かります。音楽性が合わないのと、曲としても破綻してる、絶対。
 配信でアップル「だけ」は潤ったかもしれませんが、音楽業界はどうなりました? 低いところに合わせた結果、リスナーが音楽に絶望して離れてしまった。そろそろアップル=mp3配信最高的な価値観から離れましょう。ジョブスは死にました(「神は死んだ」と同じ意味で)。低品質な配信と低品質なイヤホンに合わせるような音楽制作は、今すぐやめるべきですね。このベスト盤のお蔭ではっきりそれがわかりました。
(そもそもスティーブ・ジョブスは、音楽がわかる人間だったのか? 酷いmp3コーディングでも満足できる「耳」しかなかったのでは?)

 やっぱりCDがリファレンスで、配信ならWAVとかにしなけりゃ、たぶん音楽業界はずっと「死んだ」ままでしょう。ジョブスの道連れにされることはないのです。
(日本はCDガラパゴスという記事を時々みるが、それって最高じゃないか?)
 アップルを肥え太らせるのはもう止めましょう、Way of Lifeでもカリスマ宗教でもない、ただの一私企業なので。
 手軽に音楽を聞ける必要はないのです、CDを入れてプレイボタンを押す、それくらいの手間はかけてもいいはず。

 そんなことを想う毎日です。
(といっても、iTunesも現時点では必要悪なんだよな…と早めに言っておく 汗)