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CASIOPEA 3rdライブ拝見

 10月4日の「CASIOPEA 3rdライブ」をネット配信で視聴しました。いや~堪能したあ、最高でした!……で、実は感想が終ってしまうw(だって本当だし)

CASIOPEA 3rd ONLINE SHOW ~LIVE LOVERS~ from Billboard Live supported by CASIO【Streaming+】
日時: 10/4 20時開始

 当日、8時からは外でスマホ+WiFiで見ていたのですが、開演後映像が来るのにかなり時間が掛かって、ギターの野呂一生さん、ドラムの神保彰さん……という具合に「静止画像」が順番に切り替わるので、ああオープニングムービーなんだな、と思っていたら、単に自分の回線が遅くて追いついていないだけでした(汗)。その後映像が動くようになり、音も出てのですが、ここで驚愕の事実が判明。なんと野呂さんのギターの音だけが全く聞こえないw(←嘘のような本当の話) アンビエンス成分だけはかすかに聞こえるので、わぁこれは配信トラブルだぁ~と思い、必死にアンビエンスだけ聞いて3ピースバンドになってしまったカシオペアを補完してました。で、家に一旦帰ってきてパソコンで見たら全く問題なくギターの音が聞こえるんですね。自分の環境が悪かったのか、今もって不明。やはりスマホなんかで見ていちゃいかんですね(当然か)。それでも生放送の臨場感はたっぷり味わえたので(スリリングなところも含めてw)、スマホは動画ラジオみたいな捉え方で良いのかも。

 で、日曜の夜から水曜一杯まで録画がストリーミングで何度でも見られたので、結局生以外で2周半くらい見ました。(もっと見たかったがこれが限界でした残念) 録画も映像・音声ともに非常に安定してて安心感あった。映像の綺麗さはいうに及ばず、音声もほぼFMラジオ並みの音質で楽しめました。

 しかし凄い音を出すバンドだな、と改めて。第1期・2期のカシオペアに比べて、やっぱりキーボードが大高清美さんに変わっているから、よりソリッドな感じのリズムアンサンブルになっているように思えました(といってももう8年目なんですね)。ベースの鳴瀬喜博さんのファンキーなカラーも勿論あります。
 キリキリ緊張感マックスの感じでなく、大人の余裕・遊びがある円熟の鉄壁アンサンブルですね。それでも神保さんの叩き出すリズムがジェントルなので、冷たい感じは全くしない。……うーん幾ら語っても語りつくせないなあ。

 実はカシオペアのライブを生で見たのは20年振りくらいで「Be」の時だったと思いますが、考えたらその頃から全く変わっていないリズムセクションなので(というか進化してるし)、驚異としか言いようがありません。
 弾きまくる野呂さんのギターの圧倒的な表現力、アドリブソロのスピードと溢れ返るパワー……やっぱり進化してますね、オソロシイ…。

 正しくマスターピースとしか、もう言い様がない。ここまで現役バリバリでエッジな音を聞かせてくれるバンドって、世界でもなかなかないんでは。日本だともちろんT-SQUAREもあるけど、海外だとFourplayかスパイロジャイラくらいになっちゃう、懐メロ主体でなく現在の音楽を進化させている系統のフュージョンバンドは。
 いや~良いものを見せて頂きました。なかなか、ファンとしてだけでなく音楽制作をやっている人間としても、勉強になるシーンが多々。(バンドアンサンブルのお手本ですからね)

 ところで元(現?)シンセマニアとしては大高さんのキーボードスタックにどうしても目が行ってしまうw 一番上がJupiter-50、次がメインのオルガンVK-8、その下がFantomG7というRolandで固めた構成なんですね。Jupiterでいわゆるシンセっぽい音やブラス、オルガンは後ろのレスリースピーカーに繋げてメインKB、Fantomはエレピやパッドっぽいゴージャスな音の使い分け、のようにお見受けしました。
 前任の向谷実さんはヤマハ主体の構成だったので、この点だけでもかなり違うサウンドになっていて、とても面白かったです。

 やはり個人的にはカシオペア(3rd)が最高峰です。あと20年は現役でいて欲しい方々ですね。

続・お宝雑誌発掘

 実はひとつ前に書いた80年代の音楽雑誌「KB Special」の件、翌月号も見つかりました(1988/6)。2号続けてCASIOPEAの最新アルバム「EUPHONY」が特集されていたのですね(それだけ音楽的にも面白い作品だったといえそう)。
 紙面に登場されているのは……

 当時のトレンディードラマに出ていた俳優さんです、って言ったら今の若い子は信じますね(w)。
 もちろんリーダーでギタリストの野呂一生さんです。今も昔もカッコイイ。ここで色々書くのも恐れ多いですわ……。文字通り日本を代表するミュージシャンのお一人です。

 ギターのコードプレイで、テンションノートがハイに行くほどコードの機能が強くなるって話。キーボードとの比較で、どうしてもボイシングに制限が出てくるので苦労するって話。作曲のとき、転調はするが基本となる調の調性感は大切にしているって話。あまり転調してやろうと思って転調しないそうです、あくまで楽曲の流れを見て、一時転調とか臨時転調とか。(やっぱり、これがカッコイイのですね)
 前回も出てきた「m7(b13)」は野呂さんが発明された表記とのこと。

 実はこの特集だけでなく、別の新製品紹介のページでYAMAHAのMIDIギターシステムG10のレビューがあり、そこで野呂さんが実際の利用者として登場されています、
 このG10、「EUPHONY」の中でも使われていたのですね。「SENTIMENTAL AVENUE」や「SOLID SWING」でTX802やRoland D-50をドライブしていたとのこと。G10は純粋にMIDIコントローラーに絞った製品で、今のようにピックアップでギターとしても使えるものではなかったようです。またハマリングオン等、細かいテクは拾えなかった。ただしチョーキング等でクォータートーンを出すのは可能だったらしい。

 この号、表紙は坂本龍一さんでした。当時からオーケストラと共演するスタイル。もうこれだけでも30年以上の積み重ねがあるってことになりますか。

 そしてKORGからは驚異の新製品が……!

 うーん物凄い時代だったよ、80年代。実はこの頃の音楽雑誌は一杯実家に取ってありました。また面白い記事があったらシェアします。

YAMAHA CP80に別バージョンが

 何かの拍子にシャカタクの「Night Birds」の来日ライブがYoutubeで出てきて、懐かしくて見てました。イギリスのフュージョンバンドで、80年代に一世を風靡したグループですね、といっても世間的には前述の曲だけの一発屋状態ですが、インストバンドで一般の人まで知っているような大ヒットがあるんだから、まあとんでもない話。
(しかし、なぜインストが流行らなくなってしまったのか、本当に不思議)。

 といっても、このライブ’00年代のものですが、昔と結構グルーブ感が違うなこれ。
 まあこれはこれでいいんですけどね。

 で、Night Birdsなんで、ビル・シャープが本来ならピアノでメロを弾くんですが(念のため、吉幾三さんは別に出てきませんよw)。アコースティックピアノではなく面白い構成になっていまして。
 ここからがようやく本題(笑)で、なんとこれ、今どき往年の名機・YAMAHAのCP80でした。’70-’80年代に使われまくっていたあの電気ピアノですね、生ピアノと同じように弦が張ってあって、ピックアップで振動を拾います。アタック感の強い腰のある音なんですぐわかります。しかしデカい、重い、運搬時は二分割という、もちろん定期的にチューニングは必要だし、今世紀に入ってからは完全に絶滅したかと思ってましたが、ビル・シャープは拘りがあったんでしょうね。普通、もう電子ピアノを使うだろうから。

 これで結構すごいわと見直したんだけど(笑)、このCP80、アップになった時によく見ると、微妙に前面パネルのツマミ配置が違う。調べたら、なんとMIDI対応になってたバージョンが後期に作られていたんですね。CP80Mという品番だけど、どうもそれを使っているらしい。おお、流石やないかい。

 そして、メロだけはこのCP80Mで弾いて、その上の電子ピアノ、RolandのたぶんRD-800かその前の機種か、こいつでコード出して、その上にアナログっぽい矩形波が出せるシンセ、これはKORGだけど機種未確認、なんと日本の電子楽器メーカー3社の製品を使いまくりでした。やっぱりフュージョンは日本メーカーの力がないと成立しないよな、ってよくわかるキーボード構成ですわ。

 そんなこんなで、文句を言いつつ色々と楽しめた映像でした。
(もうYAMAHAにもCP80は補修部品はないって聞いたことがある。メンテはさぞかし大変かと。ビルシャープ兄さん、お疲れっす)

(追記:このMIDIはMIDI OUTで、要はCP80が超大型MIDI鍵盤になるというわけです)