CDガラパゴス・ジャパン万歳

 最近、研究のためもあって、J-POPやシンガーソングライター系のCDをよく購入しているのですが、やっぱりCDはええわ~。まずちゃんと形になって音楽が「そこ」にあることの安心感。レコードに比べて小さいとはいえ、ジャケットも楽しめる。そして制作側の人間として重要なのは、レコーディングスタジオやエンジニアの名前、プレイヤーの名前も大抵明記されていること。
 もちろん、音自体これがアーティスト曲のリファレンスなのだし、余計なエンコーディングなどで劣化・変化する心配もない。PCトラブルで消失することもない(笑)。
 よく海外系の記事で、日本はいまだにCDが売れているガラパゴス云々~というのがあるが、なんで批判的にくるのかさっぱりわからん。むしろ劣化配信のmp3などで満足しているガイジンは、その程度の耳しかないのだし、それで満足できる音楽しか聴いてないという証拠だな。音楽の地盤沈下の一因だと思う、悪貨が良貨を駆逐したわけですよ。でも、そろそろちゃんと音楽に向き合った方が良い、世の中は金太郎飴みたいなマスプロダクション・ミュージックばかりではありませんから。良い音楽を良い音で聞けば、やはり音楽の素晴らしさが、無頓着な人にも絶対にわかるはず。

 なんか色々書いてますが、先日ここに書いていた大先輩のCDを、ようやく入手して聞いたのですよ。そしたらこれがね……驚きの結果に……。
 やっぱりあの1曲目より2曲目が、そして2曲目より3曲目が良かったのです。う~ん、CDで聞いてしまうと、全部の曲のレベルがグーンと上がって、その差は縮まらずむしろそのままでした、という。やはり制作側として嘘は書けませんから、これはそう申し述べるしかないのです。アーティストさんのオキニ曲問題は存在していたのか、と。
 3曲目、一番洋楽っぽい、というかもう洋楽そのまんま、どこかで曲が掛かってたらもうアーティスト名を調べたくなるような感じ、少なくとも自分にとっては。
 こちらの先輩は、ボーカルの中域~中低域あたりが、非常によいと思うのですが、そのあたりのフィーチャーされ具合もヒットポイント。(毎回上から冷や汗出るようなこと書いてるなぁw)
 ということで、またまたきっとお許しいただけると信じ、今回はこれにてアウトロ。