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イオンのレジゴー体験

 近所の大型イオンの食品売り場が改装になって、なぜかセルフレジが消えてしまった。代わって導入されたのがレジゴーというシステム。2~3回は使用法不明でスルーして、通常のレジに並んだが、あまりに混雑している時があって、我慢できなくて試してみました。(レジゴーのレジコーナーはガラガラ、みんな考えることは同じだな)

 なぜかレジゴー用の専用スマホが店舗で用意されているんですね。このご時勢、あんまり他人が触ったスマホは触りたくないが、それを言ったらカゴやカートも同じか、と。
 で、そのスマホを取って(レジゴーアプリしか入っていない専用端末)、これのカメラで商品のバーコードを読み取って、スマホに登録していく仕組み。登録したらカゴに入れて良い。

(その時の自分はもう普通のレジのつもりで商品がカゴにあったから、新しいカゴを取ってそっちに登録した商品を移していった)

 最後はレジゴーレジのところへ行って、精算の2次元バーコードを読み取って、それでレジ画面で商品と値段を確認、OKなら支払いに進む。ここは普通に現金・カード・電子マネーが使える。

 うーん、セルフレジに比べて便利なのかは結構微妙だが……。セルフレジは読み取り用の装置一式がたぶん高価だから、イオンとしてはもっと費用対効果の高いレジゴーにしたいんだろうか、と勘繰ってる。
 この読み取り操作だけど、バーコードを決められた枠内にサイズを合わせて入れないといけないから、結構手間、というかコツがいる。数点の商品ならこれでもいいかもしれない。

 アプリはiPhoneやAndroid用がちゃんとあって、自分のスマホでも読み取りができるようです。
 なんだか過渡期のシステムのような気がするが…、どうなんだろう。
 このテのやつの本命はRFIDタグによる一括非接触レジだが、タグは再利用できないので無駄は大きい(タグの費用の問題もある)。
 アマゾンの実験ショップは、そこらじゅうにカメラを付けててAIでどれをカゴに入れたか判断、というシステムだったはず。

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4月の雑記

 今年の自分の花粉症の症状は、例年に比べるとちょっと楽。しかしそろそろ認めざるを得ないが、スギ花粉だけでなくヒノキ花粉にも反応するようになってしまった。これは結構辛い。この時期はもともとマスクが手放せないが、コロナのせいで外出時はマスクが必携ですね。そういえばコロナ当初のマスク争奪騒動ってなんだったのか。トイレットペーパーまでなくなってたものな(w)。そろそろ飲み薬が認可されるそうで、だんだんインフルエンザのような扱いになっていくんでしょうか。

 米中貿易戦争、コロナ、そして戦争まで始まって、そのせいでグローバリズムを支えてきた国際物流が、今メタメタになっているんですね。一番判りやすいのは半導体で、世界中が欲しい時に一番安いところから買えばいい……ってやってたら、物流崩壊、受注集中で、慢性半導体不足になってトヨタの工場が度々止まっている。バカバカしいというかなんというか……。世界中がカンバン方式でやっちゃったんだな。あれって平たくいえば綱渡りですからね。綱が切れたらどうなるか。

 サンプリング音源の大手デベロッパー、米国のSoundiron。春のバーゲンをやっていたので、狙っていた音源をどこで買おうか散々迷っていた。今円高で1ドル121円なんですね。それで本家で買ってもあんまり割安感はない。楽天にも狙っていた音源が宮地楽器が出していたが、これがなぜか通常価格。けしからんバーゲンしないのか……と思っていたら、無事1週間遅れのバーゲンが始まった。ここで買うとCYRIPTONのSONICWIREから登録の処理するんですね。最後のシリアル入力は、なんとNIのNativeAccessから。ややこしい。
 今回、Soundironが、音源のデモ曲をAmazon Musicでサブスク配信しているのを発見してウケてました。なんでやねん。

便利そうで不便なwebmail

 通販用のメアドとして、hotomail(outlook)を使っていたんですが、驚愕の事実が発覚。こいつって受信メールの一括ダウンロードができないのね……。もしかしたら有料のOffice365を入れたらできるようになるのかもしれないが、その辺りはググっても出てこない。
 なんでもかんでもgmailにするのはイヤだったのでhotmailにしたんだけど、盲点だった。gmailは一括ダウンロードできますからね(ただちょっと方法が面倒なようだ)。
 それより驚いたのが、gmailってPOP3でメールクライアントからメール送受信できるのね。広告入れたいgoogleは絶対そんなこと許さないかと思ったら。
 あまりにクラウドにメールを溜めると、いくら検索機能が優秀でも、やはり使いづらくなりますね。結構ネットやサイトが遅い時ってあるもんね。
(誇張でなく、最近hotmailはメール1通内容表示するのに、度々30秒とか掛かったりしてる。商用インターネットの初期みたいだ)

 今後は通販系のメールでもなるべく手元で受信しようと思う。メールの整理ひとつでも結局webメールは使いづらいことが経験上わかっている。

(……と、思ったらgmailの外部アプリからのアクセスはこの5/22で廃止なんだと。セキュリティ上の措置らしい。ウマい話はないものだ)

接点復活剤は万能?

 オーディオ・無線機メーカーであるKENWOODの前身は、TRIOという名前でした(TRIOの海外向けブランドだったKENWOODに社名変更した)。それがもう40年ほど前。昔はFM放送を聞いていると「ステレオ~TRIO~」なんてジングルが時報の時、流れていましたね(←わかる人は同年代のはず。そのKENWOODも今やJVCと合併…)

 というTRIOのプリメインアンプが、つい最近まで実家で現役だったのです、驚異の持続性。しかしさすがに入力切替スイッチのところがヘロヘロに劣化して、どこを選んでも半接点で触らなくても音が途切れ途切れになる始末。さすがにこりゃ寿命だと新しいプリメインアンプに変えて、これにて一件落着……だったのですが、元はちょっとお高いやつだったので、捨てずに部屋の隅においてあったんですね。
 それで数日前、ふと思い出した。そういえば接点復活剤を試してなかったじゃないか、と。もしかしたらスイッチのところに噴射すれば、復活するかもしれない。(他の部分は問題ないので)

 で、アマゾンでKUREのコンタクトクリーナー・スプレーを買って、TRIOのアンプのカバーを外して、スイッチのところに表裏としっかりスプレー噴射。配線を繋ぎ変えて、いざCD再生……。

 なんと、見事に復活です。TRIOのブライトでクリアーな音が戻ってきました。こんな奇跡が起こるなんて……と興奮していた矢先。「ブチッ。ガサガサ……」
 あらら、また半接点が始まってしまった(汗)。幸せな時間、約3分。それだけしか接点復活剤は持ちませんでした。
 その後数回トライするも、やはり結果は同じ。再誕計画は失敗したのでした(こういう話はよく聞く。あれは一時しのぎみたいだ)。

 うーん、この切り替えスイッチさえどうにかできれば復活するんだが……。交換部品を揃えて半田コテ握るのもなあ……(100%補修部品ないし)。どうしたもんか、まだ迷っている。代用部品を探すしかないのか。

e-taxは便利

 青色申告(確定申告)、先日ようやく終わりましたが、今年は3月に入ってからになってしまった。それは音源ディストリビューターからの9-12月期の振込み額がわかるのが、2月末日だったから。これは結構焦りますね。ここまで申告書が確定しないわけだし。音源の配信はディストリを通して各社(アップルなりアマゾンなり)に届けられるので、報告が上がってくるまでの遅れは仕方がないんだろうな。

 ただ去年からe-taxで申告する準備を進めており、カードリーダーもマイナンバーカードも手元に置いていて、これで申告できました。会計ソフトの弥生にe-tax機能が組み込まれていて、こちらからチュートリアル付きで手取り足取り……という感じで終ってしまった。
 準備は面倒だったけど、申告作業そのものはとにかく早い。写真や動画をアップするのとほぼ同じ感覚。初回はID取って……と色々やらされたが、次回からは更に早くなるはず。こりゃ便利。かなり厳重な本人確認があり(なんせマイナカードというハードウェアトークンもある)、セキュリティ面も安全そうで安心感がある。

 紙でやると、たくさん印刷して判を付いて……という作業が出てくるし、その後税務署に送付しないといけません。

 e-taxは本当に便利なので、同業者の方、自営業の方にはおススメです。
(今年からは、マイナカードが要らない、ID・PASS方式のe-taxも始まった。ただ開始準備には税務署まで行かないといけない)

インスタグラムの動画

 Dew Ridge Recordsレーベルの宣伝のため、インスタグラムにMVをアップロードしようと、ここ数日は色々と試していた。以前にインスタに生配信視聴用のアカウントを作っていて、これが非公開アカウント設定だったので、ちょうど良い実験場。やっぱりきちんとした形でアップしたかったら、こういう実験用アカウントは必要です。

 で、思う存分トライ&エラーを繰り返していたんだが、インスタは基本的に画像も動画も正方形で表示されるんですね。ちょうどジャケット画像のイメージ。
 で、普通の動画をアップすると、左右が切れて変な感じになってしまう。アップするときに16:9というオプションを指定できるが、なぜか毎回絶対に登録失敗になる(色々コーデックは変えた)。たぶん処理が重いとシステム側で弾いているんじゃないか。その証拠にスマホ形式だと登録可能。(元形式もダメ)
 で、解決策として、インスタ用の動画は最初から上下左右に黒で余白を入れておくことにした。これで正方形にトリミングされても大丈夫。コーデックも非常に軽くした。

 インスタは、基本的にスマホアプリから使うように設計されていて、PCからだと使えない機能もある。そんな訳で、PCからだとその流儀に合わせていかないといけないようです。

 スマホからだと同じ電話番号でアカウントを5つまで増やせるんだけど、PCからだと無理だったりする。ということで無事スマホからレーベル用のアカウントを作りました。

 無論、インスタもフェイスブックもJASRACと包括契約しているので、著作権関係は完全にホワイトです。
 資金力のないインディーズなので、地道に宣伝していくしかないのです。

(余談、この正方形の写真の世界、昔の二眼レフカメラを思い出した。ウチにもあったなあ)

中華アンプの品質やいかに

 アマゾンや楽天で売られている中国製激安オーディオアンプ、人呼んで中華アンプ。いやまあ、品質といってもそりゃあれだろう、と言われそうですが、評価欄を見ていると「値段の割りには……」というのが多い。下手をすると日本製のお高いオーディオアンプよりも……なんてのもある。サクラが多いにしても、星一つは大抵故障系だし、こうなると一体どんな音なのか興味が出てくるのが人情。
 迷いに迷って、とうとう誘惑に負けて買ってみました。値段を聞いて驚くなかれ2180円、これで12V2AのACアダプター付き送料込み。20W+20W出力で、入力はRCAのLR一系統のみ、USBもBLUETOOTHもなし。下手するとACアダプターだけで1500円とかするから、一体原価幾らだこれ。一応バス・トレブルの音質調整ができる。
 箱から出すと、本当に小さい。昔の畳んだガラゲーくらいしかない。筐体はアルミ製なので重量感はある、というかこの系統の中華アンプは元々車載用らしい。

 で、若干の期待と不安感を抱きつつ、CDプレイヤーに繋いで、YAMAHAの無印系25cmウーファー3ウェイのスピーカーを接続。音を出すと……

 あーこれは酷い(笑)。なんか期待通りのオチで申し訳ない……。これ、ハイファイとか筐体に書いてあるけど、そもそもオーディオアンプの音ちゃうよ。荒っぽい、とにかく大きな音が出ればいい、歪みとか原音再生とか何も考えてない、拡声器(のアンプ)だわこれ。中学時代に放送部で、学校の放送機材をさんざん弄り倒した人間が言うんだから間違いない。運動会なんかで使うアレですわ……。

 今回買ったのは中華アンプの中でも最低価格のもので(大抵ACアダプターは別売)、日本製のパワーICを使った製品も多少あるらしいが、こりゃオーディオアンプとはいえないものばかり、と思った方が良さそう。やはり評価欄はサクラばかりか。
 ハイファイオーディオアンプとして買おうと思っている人がいたら、止めましょう。まあ自分はACアダプターが使えるのでいいかと思った。

 やっぱり日本製オーディオアンプやスピーカーの音は全然違いますね。民生用としては、今でも世界最高品質なんだろうな(超お高い貴族価格の海外製品を除けば)。

「春と修羅」の意外な発見

 今回は音楽じゃない話。

 国会図書館のサイトで蔵書をスキャンしたものが見られるのですが、その中に宮澤賢治の「春と修羅」もありました。賢治の生前発表された唯一の詩集ですが、これの貴重な現物が見られるのだからとても良い仕組みです。
 これを見てて気付きましたが、初期の賢治作品の中でも非常に重要な意味を持つ詩、「冬と銀河ステーション」は詩集の一番最後にありました。「春と修羅」は何度も読んでいるのに、意外と気付いてなかった。

 この詩は、ご存知の方も多いでしょうが、後の「銀河鉄道の夜」につながるイメージがふんだんに盛り込まれ、ほぼ間違いなく名作童話の誕生につながるきっかけになったと思われます。科学用語も散りばめられ、賢治以外には絶対書けない世界が現出しています。

 そして気付いたのですが、「冬と~」は「春と修羅・序」と明らかに対になっているんですね。最初と最後で、呼応しあうような関係になっている。あの「序」も賢治以外には書けない非常に新しい表現だったので、これは両方とも賢治は相当の自信があったのではないかと。
 自分も大好きな詩なので、これに気がついた時は嬉しかった。
(ちなみ、序のあと詩集の本編冒頭にくるのが「屈折率」)

 当時世間的な注目はほぼ浴びなかったものの、草野心平が一読して驚いてすぐ同人誌に誘い、中原中也に至っては心酔して座右の書にした詩集なので、たぶん二人とも序と冬と~には、大きな価値を見出していたのではないでしょうか。

 賢治は、作品そのものも凄いが、詩集の構成力にも並々ならぬものがあったといえそうです。
(編集者がいたわけではないので……)

 その他にも、この春と修羅の初版を見ると、当時の印刷とか紙の質感とかがデジタル化されているとはいえ伝わってきて、非常に興味深いものがあります。やはりオリジナルは貴重。お好きな方は是非。

ロゴ作成・追加メモ書き

 しばらく前にロゴ作成サイトのことを書いたが、少しWindowsの3Dペイントや無印ペイントのことを調べていたら、驚愕の事実が発覚。なんと、二つとも背景に透過色を設定できたのね……。こういうのはヘルプ見てもなかなか見つからないが、ググると親切に説明したサイトがすぐ出てくるという(汗)。あるあるですが。

 こうなると、やはりわざわざ使いにくいGIMPでロゴ(あるいは文字入れ)作業はする必要なさそう。ロゴはペイントで作って透過背景で出力、それをGIMPに読み込ませる。レイヤーを自動的に割り当ててくれるから、半透明で重ねるなんてことも自由だし、大きさ・角度も自在に変更できる。
 さらに、GIMPの方のフィルタで文字に各種シャドウを付けれるんですね。
 ペイントは単純な機能しかないから、文字入れはまあまあ使いやすいので。
 ペイントでロゴが作れるなら、パソコンに入れるフリーフォントを揃えた方が良いなと悟った次第。

(おまけ。GIMPのプラグインで、「スマート消去」というやつを見つけた。Photoshopなんかにもある、特定画像から邪魔な人や物体だけ消すやつね。さすがにAI的なものでなく、単純に周囲から類推するだけだけど、背景が単純ならキレイに消せます。ご興味のある向きはググって調べて下さい。あと今回知ったのは、GIMPのフィルタやプラグインがPhythonで書かれているってこと。結構昔からみたいだ)

スパイ映画のリアリティ

 アマプラでダニエルクレイグ主演の現007シリーズがあるので時々見ているんですが、もう殺しのライセンスを持ったスパイが他国で大暴れ、ってストーリー自体が流石に荒唐無稽で、成立しない時代になってるんですね。派手にやりすぎて英国スパイの仕業って大抵バレて、作中でも度々外交問題になっている(汗)。それでMI6の00部門は予算縮小だ廃止だのと、国内の委員会で長官が締め上げられる始末。そもそも冷戦時代と違ってイギリススパイが他国でそこまで頑張らないといけない理由もない…。Dクレイグ自体は冷酷な殺し屋っぽくてカッコイイ役者だと思うし、毎回娯楽映画として見所があるので、見て時間損した…とはならないのですが。

 言ってしまえば作中で敵方が大抵世界の情報をハッキングで牛耳るような組織だったりして、諜報戦もアナログなやつは流行らなくなっている。余計な心配だが今後このシリーズどうなるんだろう。もうMI6に居ついた悪霊=ボンドみたいなファンタジーの設定を導入するしかないんちゃうか。ボンドに取り憑かれると人格が豹変して派手に暴れ出すのね。MやQもゴーストだな、でないと予算もこんなことに使えない。(公開中の新作だとボンドは引退しているとか)

 ミッションインポシブルの方も、敵が身内だったり元同業テロリストだったりと、冷戦時代にはなかった感じになってきてるもんね。スパイアクション映画もだんだん成立しない時代になってきました。
(映画を見まくっているわけではないのであまり言えないが、そういえば日本でスパイ映画ってほぼないですね。日本ではリアリティが無さすぎるからか)

 考えたら、世界の情報を牛耳って人々を監視している「悪の組織」って、それGAFAじゃないか。今後の007はアップルやグーグルと戦うことになるのかもね。