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スラップベース音源の暴発

 スラップベース、自分の世代だとチョッパーベースって言っていたけど、いつの間にかスラップという名になったんですね。これはエレキベースの弦を叩く・はじくなどしてパーカッションのような強烈なアタックをつける奏法で、名前は知らなくても音を聞けば誰でもすぐわかると思います。ちなみに超カッコイイ音です、フュージョンで多用される奏法でもある。
(この奏法の登場で、ベーシストがソリストとしてスポットライトを浴びる機会が格段に増えた)

 そのスラップですが、当然サンプリング音源でもそれを再現したものがありまして、先日それを使って曲を書いていたんですよ。今の音源は、何度も書くけど本当に優秀で、まあミックス前でも実際の演奏と聞き分けは非常に難しい。ミックスしちゃうと、ちゃんと打ち込めばほぼリアル演奏との区別は無理、と思われます。
 ところが、その優秀な音源が、曲の特定の箇所で暴発のような状態になるわけです。意図してないのに「バイーン!」と爆発音のような感じになる。おっかしいなあ、さすがにスラップだからサンプルが均一じゃないのかなあ、とか、ベロシティを下げても同じだし、奇妙でした。それも曲の最初から再生するとそうなるが、途中からだとならない。「???」となりつつも、しばらく放置していたのですが。

 ある時、ミキサーに刺さってたコンプのプラグインを見つけました……ははぁこれかと、いやもっと早く気付けよと。オフにしたら音圧は下がったが、非常に安定した音になりました。犯人こいつでした、って随分杜撰な捜査だなこれ(笑)。
 有名ハードコンプをモデリングしたやつだったので、非常に正直に挙動を再現していたんですね。途中からと最初からで挙動が違ったのもそのせい。
 ただ音質や音圧感は自体は非常に良かったので、解決策としては、こいつのあとにもう1個コンプを挿して更にダイナミクスを潰しました。これで「バイーン」現象も解消して安定した音になりました。

 やはりスラップベースのような、アタックが非常に強い癖のある楽器の処理には、念入りなダイナミクス管理が必要なのかと痛感。昔も使ったけどその時はどうしてたっけか。
 あんまり潰すと音がペタペタになって、スラップベースがスクラップになっちゃう。オヤジギャグが出たところでまた今度。

意外なジャンルの意外な楽器

 作曲家、ことに打ち込みで全ての演奏まで作っている人間からすると、特定楽器の音源起用というのは一種の用兵論みたいなところもあって、まあ起用しただけではダメでアレンジしないといけないが(w)、曲全体を俯瞰して、これを使ってこんなアレンジにするか~みたいなところは、取り掛かる前に色々と考えるわけです。実際にちょっとフレーズ作ってみて、こりゃダメだな変更しよう、ってことも勿論ありますし。

 といっても、ポップミュージックである以上、あまりに奇抜なアレンジ(楽器の起用)はできないわけで、そこは前衛芸術ではないので、リスナーのことも考えないといけません(その前にクライアントさんがこんなの求めてないだろうな、ってことはわかるはず)。色々なジャンルの音楽がありますが、各ジャンルでスタンダードな楽器編成やアレンジってのもあるわけで、それがジャンルの構成要素である以上、それを尊重するのは当然ですね。
(まあちょっと冒険してもいい、って時も有難いことにありますが…)

 例えば、日本ではほぼ最近まで忘れ去られていて、その逆に欧米ではギター並みにずっと使われている楽器、それはボタンが一杯付いている(鍵盤付きもある)精密機械のような楽器――アコーディオンですが。こいつはなかなか現代日本では目立つ場所で見かけることがありません。シャンソンやラテン系音楽などで使われていることがある他は、一部のグループで使われている位、なのですが。
 実は、ずっとポップミュージックのメインストリームに近いところで、頻繁に使われているジャンルがあるんですね、これが。なんだと思いますか?

 ほとんどの方が意外と思われるでしょうが、それは「演歌」です。そうなんですよ、ガットギターやストリングス使用はよく知られているでしょうが、その次くらいの頻度でアレンジに入ってくるのがアコーディオンだったりします。面白いですね。多くの人が、実際耳にして音は知っていてもそれと気付いてない可能性が高いと思います。非常にきれいなオルガンのような音です。演歌の生演奏ライブも少なくなったので、実際演奏を見る機会もそんなにありませんしね。

 で、まあジャンルの定番楽器だけに、演歌のアレンジでアコーディオンを入れても全然違和感ない、というか大歓迎みたいな雰囲気が、リスナーさんにもクライアントさんにもある。他のジャンルだったら大冒険になってしまうんでしょうが、演歌は違うんですね。結構他の生楽器もアレンジにガンガン入ってきます、それが演歌のフォーマットなので。自分なんかはこういうのも高品質な打ち込み音源で再現していますが。

 ここで有言実行、実例を紹介しますね。
 アレンジにアコーディオンを入れた曲が、昨年発売のヒカリ真王子(まおじ)さんのCD「女ごころ」という曲になります。


 作詞作曲は「あいたかし」さん、この曲はカバーで、弦央昭良が編曲・ミックス・マスタリングを担当させて頂きました。もし機会がありましたら一度どこかで是非。どの音がアコーディオンか当ててみてください。

(アコーディオンという楽器は面白くて、昔は日本でも大流行したり、本当によく使われていたんですね。RolandのV-Accordionを待たずとも、電子化もされていて、’70年代にはトンボ楽器が電子アコーディオンを作っていたようです。同じ頃KORGも電子アコーディオンを出しているはず。面白い展開でした)

リバーブにコンプを掛けてみた

 今回はミキシングの話。これまでやったことがない方法だったが、SENDでリバーブトラックへ送ったボーカルに、リバーブ処理後、コンプを掛けて持ち上げてみた。つまり、リバーブ成分だけにコンプを掛けるわけですね。
 こうすると、SENDから戻ってきたRETURNの音量を上げなくても、リバーブだけ持ち上げられて「大きく」なるわけ。音圧稼ぎの要領です。
 実施後、確かにRETURNを上げなくてもリバーブがはっきり聞こえるようになったし、ちょっと雰囲気の違う感じでこれはこれでいいかなぁと思っていたのですが。ヘッドフォンで聞いている段階ではw

 モニタースピーカーで聞いてみたら、ギョッとするほどリバーブの感じが不自然で、とにかく1秒聞いてわかる違和感、即座にコンプ切りました(笑)。なんなんだ。
 それは、歌物のボーカル用のリバーブなんて、一番気を付けて自然に処理しなくてはいけない部分で、残響をコンプで持ち上げるなんて「不自然」なことをしては、ひと目(ひと聞き?)でわかるはずですわ、考えてみれば。一番しっかり作る部分だし、実際リスナーも一番厳しく聞くからね、ボーカルは。

 こりゃ普通の歌物のボーカルには使えない方法、という印象。たぶん自然なエコーより、エフェクティブなトラックなんかにはいいかもしれない。わざと不自然さを強調したい場合とかね。(例えばボーカルだったら台詞っぽいところとか……)

 なかなか残響系の処理は奥が深いです。単にリバーブやディレイの組み合わせだけでなく、ルーティングによっても自然だけど面白い効果が出せることもあるし。(WAVESのアビーロードシリーズのプレートやチェンバーのような、シミュレーション系のやつも適度に使えば良い働きをしてくれる)
 使いこなしみたいなところは、それこそ様々な曲の中で実際試して効果を確かめていくしかないです。自分もまだまだ試行錯誤することが多い(定番の処理は決まってきたが)。

(●追記 ここに書いたのはボーカルのことで、シンセや楽器類に掛けたらまた別の印象かもしれない。またこのテクニック自体は、よく知られた一般的なものです。ってあんまり実際やっている事例紹介はないような…)

ストリングス問題

 本物のストリングスなのに、なぜか打ち込みに聞こえてしまうという問題。自分には結構前からあるんですね。TVやYoutubeなどでオーケストラの弦やスタジオ弦が映っているのに、なぜか打ち込み(サンプリング音源)に聞こえてしまうというアレです。
 最近耳が良くなったからなのか? はたまた? とりあえず昔、音楽マニアだった時代にはそんな現象はなかったのですが。
 なんでこんなことが起こるのか、ちょっと考えてみました。

 まず前提として、打ち込みのストリングスの音を知っていないと、こんなことは感じない、というのがあります。なので音楽制作をしている人間特有の問題なのかもしれません。

 「ストリングス音源」の音というのは、もちろん音源作製の段階で音質的にも音程的にもかなり処理されているので、かなり整った音ということになります。ここが乱れていたら音源として売り物にならないので。(逆に、フリー音源や超安価なスケッチ音源などでは、かなりおろそかにされている。最も手間もお金もかかる部分)
 またレガート等各種奏法も網羅しているので、これらを自然に組み入れるソフトウェア・エンジンも完備し、それで全体として非常に美しいストリングス・サウンドを実現しているわけです。今の主要音源は全部そう。
(とはいえ、いわゆるシンセストリングスではないので、生サンプリング特有の微細な「乱れ」はある。そこがリアルさに繋がる)

 問題は、本物のストリングスがなぜ音源のように聞こえてしまうのか。今回考えてみて思い至ったのですが、それはつまり生ストリングスがずばり音源並の精度の演奏に近づいている、もうそのものになっている、ということではないかと。つまり、奏者の方々が非常に正確な演奏をするようになった、ということ。これしか考えられないですからね。もちろんトップレベルのプロ限定ですが。

 思い起こしてみれば昔の弦は、大抵は今のように正確無比な演奏ではなかったのです。ピッチが悪かったり、リズムが乱れていたり、それが普通にプロのスタジオ演奏でもあった。また音質的なところでも、いまのような超ハイファイ録音というわけでもないから、それが生々しいリアリティに繋がっていた。
 今は演奏正確だわ録音は完璧だわで、皮肉なもので(?)音源に近づいてしまっている、ということではないでしょうか。それで生なのに音源に聞こえてしまうわけです。

(商用音楽でサンプリング音源が全盛になった時点で、大半のスタジオ弦奏者は職を失いました。今残っている弦の皆さんは、音源以上のクオリティで演奏できる人ばかり、ということに当然なります)

 こう考えるとかなり面白いところです。ここで制作屋としては、逆に音源を生々しく聞かせるにはどうしたらいいか、という難題にもぶち当たるんだけど、このあたりの話はまた今度(w)。

ソフトシンセDUNE廃番

 人類の三大発明といえば、車輪・火・そしてシンセストリングスである。というくらいシンセストリングスといえば素晴らしいもので、生の弦と違うのにポピュラー音楽における重要性は同じくらい高いのですが、そのシンスト(略)が非常に美しいシンセが、Synapse Audio Software社の「DUNE」です。……いや正確には、でした……というべきか。なんと、先日同社のサイトを見たところ、廃番になっているではないか! そ、そんなぁ~。

 DUNEはソフトシンセで、つまりパソコンの中でプラグインとして稼動するソフトなので、一見永遠に存在するようにも思えます。ところが、違うんだなこれが、OSなどのバージョンアップに従って、動かなくなったり不具合が出ることがある。こんなとき現行製品ならバージョンアップしてもらえる可能性が高いが、ディスコン(廃番)品だと、たぶんそのまま歴史の闇に消えていく運命。これは悲しい。

 どうも同社の方針として、DUNEシリーズは次々に最新版を出していく感じらしい。DUNE2が出た時はまだ無印DUNEは売っていたのに、DUNE3が出たタイミングでDUNE/DUNE2がまとめてサイトから消えています(怖)。
 いつかはDUNE2を入手しようと思っていた矢先、これはつらい。独特の存在感、不思議な異世界感のあるサウンド、という基本コンセプトは同じだが、DUNE1は歌物向きの汎用シンセ、DUNE2はよりEDMに的を絞った製品という印象。当然自分はDUNE1の方が良いわけですよ。DUNE3は2の直系の後継という感じだが、まだデモ版も使ってないので正確にはわからない(汗)。

 今は世界的にはEDMが売れ線なので、新しいソフトシンセがそっち方面にばかり対応していくのは仕方ないが、歌物に使えるようなものが減っていくのはちょっとつらい。まあ他社でも探せばありますが…(あと、日本のインタネ社は、ディスコンになったLinPlug社のソフトシンセをサポートしてくれているので、ABILITYでは使えるので嬉しい。LinPlug製品も歌物向け、故に同社は廃業したと解釈しているw)。
 この業界もパイが小さいのですね。Synapse Audioも本業はシステム開発かなにかだろうし。(経営者の趣味で音楽ソフトを出している感じ)

 しかしDUNE1のシンセストリングスは何物にも替えがたい。また何かの機会にソフトシンセ巡りをしなければ、と思っている。
 こういうソフトシンセも、いってみれば一期一会なのですね。ある期間使えて、それで曲が作れればよしとしなければ。決して永遠ではないもの、のようです。
(これがハードシンセだと、逆に後からエミューションやソフト版を出して貰えることはあるが…)

(と思ってDUNE3のプリセット紹介動画みたら…おぉ、ええやん!これなら歌物もOKだぜ。ただ自分はまだまだDUNE1を使い倒していくw)

Grand Cassaとは?

 自分のオーケストラ曲は、「UVI Orchestral Suite」という音源で作っているのですが、打楽器類も充実していて、その部分も下手な専用音源より使えたりする。まあガチのクラシックより、ポップス・オーケストラや劇伴向けだと思う(ハリウッド系のオケ音ではないが)。

 で、ここに入っている打楽器で、Timpani、Cymbal、Snare、と来て、Taikoというのがあって。これまさか太鼓じゃないなよなあ?と思って調べたみたら、本当に和太鼓(大太鼓)だったのです。
 なんと、欧米のオーケストラで、別にジャポン風の曲でなくても、現代では大太鼓が割と普通に使われることがあるらしい。確かにティンパニとはかなり質感の違う音なので。保守的に思えるフルオケも、案外打楽器については柔軟なんですね。
 考えたら銅鑼も、Chinese Gongですが、元々中国の楽器だけどオケでよく見かけるもんね。

 ここで問題ですが、この打楽器のパッチのならびに、Grand Cassaという名前がありました。さてこれはなんでしょうか?(ヒント:皆様よくご存知のアレです)
 答えは、ドラムセットの必需品……一番デカイの……そう、バスドラムでした。
 なんでこんな変テコな名前になのかわからないのですが、どうもペダルでドコドコやるんじゃなくて、ティンパニのようにマレット等で叩く感じらしい。
 大太鼓の本家本元的なやつらしく、Youtubeで検索すると演奏動画が出ますが、結構サイズは大きい。ティンパニより下の音域。

 同じ楽器でもジャンルが違うと呼び方が全然変わったりして面白いですね。コントラバスも、軽音楽の方に持ってきたらウッドベース、ダブルベース、アップライトベース、アコースティックベースと色々と名前が変わってしまうし。
 自分はバイオリンとフィドルが全く同じ楽器だとは、結構最近まで知りませんでした(w)。(厳密にいうと違う部分もあるらしいけど…)
 バイオリンも、由緒正しい正統派クラシック楽器に思えるけど、意外と民族楽器としても使われているんですね。

近況とかごちゃごちゃ

 昨日食べたセブンイレブンの豚カツ弁当。見た目や味も(まあ一応は)普通だったのに、食べて数時間後から胃がムァーッときちゃって。どうもかなり悪い油で揚げてあったらしい。最近のコンビニ弁当ではなかったのに(旧サークルKはちょくちょくあったw)、値上げできないから品質落とすんだろうか。そういやセブンは、紙パック茶も結構味がおかしいことがあるし(無論捨てます)、カットキャベツも消費期限前に苦くなって食えなくなることが多い。CMのイメージ戦略と実態は結構違う企業ですね。

 突然ですが、みんな大好きガンダムとハローキティのコラボアニメを見つけたので貼ってみます。なんと100%公式の完全オリジナル作品。なんでこうなった。

 ア・バオア・クー宙域で戦闘中、巨大キティと遭遇したアムロ「連邦の新しいモビルスーツか!?」
 ……見えなくもない(笑)。ガンダムとキティはなぜか配色が似てるんですね。ララァとの例のアレのパロもあり。

 ところで、毎日曲作っててつくづく思うけど、やっぱり今の音源はvirtual instrument(仮想楽器)というだけあって、使いこなしの部分でも、ちゃんと音楽的に鳴らそうと思ったら、場数を踏まないと良い結果は出ませんね。ちょうど楽器を練習しないと良い音が出ないのと同じ。こんなベロシティの時はこう、このモジュレーション・エクスプレッションでこんな「鳴り」、なんてことを経験を重ねて体得していくしかない。だからある程度の品質のものを買ったら、あとはそいつを使い倒していったほうが絶対いいですね。次から次へ音源を買っていると、結局どれも使いこなせないまま中途半端な状態で終わりそう。

 流石にTVでもラジオでもネットでもコロナの話ばかりで食傷気味。終わりがみえないなか、どうなるのか。持病などがあったとはいえ、著名人の死亡も増えてきました。自分も健康には全く自信がないから、なんとなくやりたいことは早めにやった方がいいような気がしてきている。
 ということで(話が繋がらないが)、皆様からの音楽制作のご依頼お待ち申しあげております。 (>_<)

ハープシコードの不思議

 先日書いた曲でハープシコード音源を使ったのですが、面白いことに気付いた。あの楽器というのは、ピアノの前に発明された鍵盤楽器なので(バロック時代)、鍵盤をどんな風に弾いても、音の強弱がつかないのですね。つまりずっと同じ大きさの音。
 で、まあサンプリング音源の方も、ちゃんとそのあたりを再現していて。鍵盤を弾く強さは全く関係なく音が出ます。
 クラシックのバロック系の曲ならそれで良いのですが(インストとか)、今回は歌物だったので、このベロシティ固定はどうか、とふと思いました。やっぱり歌物なら鍵盤楽器は強弱付けたいし。

 で、音源をよく見ると、これが手回しよくベロシティ(強弱)付きのパッチも入ってました。ベロシコード、とかなんという無様な名前(w)。これは、と早速使ってみたのですが。
 結果……大失敗(笑)。あのきらびやかな音で、ベロシティが付くと、とんでもなく奇妙な感じ。具体的には、音だけハープシコード似の超ヘンテコ楽器。すぐに元のパッチに戻したよ。

 だから、人間の耳ってのは本当に優秀で、ハープシコードは強弱固定、というところまで含めて認識してるんですね。自分なんかはクラシックをそれほど聞いているわけじゃないが、明白。
 楽器というのは、制限があるからこそ楽器、そこまで含めて楽器なんですね、特に世界に広まっているものは全部そう。
 だからまたまた、今のサンプル音源は本当に優秀だなあ、と思ってしまった次第。

(正確にいうと音を大きくする方法はあって、それは打鍵に対してスイッチでオクターブ上や下の弦を重ねるって方法。オルガンと同じで8’に16’とか4’を足すってことらしいです←ボヤッとしてるな、おいw)

●おまけ

 この数日、アーティストさんのYoutubeライブやインスタライブを拝見。インスタは最初PCでライブ見られないのを知らなくて、見逃してストーリー?(録画)になってしまった。恐れ多い話ですが、生放送は人となりが見られて身近に感じられて良いっすね。でも見てる時間捻出するのがもう今の時点で限界(w)。何はともあれ流石最前線にいる方々の生演奏は素晴らしいのひとことに尽きます。もちろん普通にYoutubeの演奏動画も拝見してます。こういうのもネット完結で見られる時代になったんですねー。

ギター音源の再現度

 今書いている曲で、どうもバッキングのアコースティックギター音源のコードがメロと当たる箇所があって、強すぎるのかな?とかボイシングかポジション?とか、ストロークの向きか、などと色々やってみたのですが、どうしても響きが汚い感じになる。
 なんでかと首を捻っていたら、はい、コードネームをふと見たらわかりました。「EbM7」……これ、本物のギターでも響きがよくないやつですわ(w)。ギターって一番響きがいいのは「E」とか「Em」とか根音がEのコードなので。そこから半音ズレたら、これは逆に一番響きが悪くなる感じ。

 だから、今のサンプリング音源は本当によく出来ているなあ、と感心してしまった。本物のギターと同じように、響きが汚いものはそのまま再現しているんですね。昔のMIDI音源なんかだと、例えボイシングを同じにしても、音程的にはジャストでキレイに響いたりするわけだから。

 もちろん、カッティング奏法なんかだと関係ないけど、じゃらーん、みたいなコード奏法だとモロに関係してくる。ギターはそもそも、#やbがついたコードは押さえるのも難しくなるし、結局響きもよくないですね。(ローコードは特に)

 こうなってくると、ギターでコードバッキングをしたいなら、曲のキーもなるべく素直なやつにした方が無難、ということになりますね。そしてコード進行も、#やbがついたコードは避けて代理コードにするとか、無理ならアルペジオやパワーコード等で逃げるとか、考えながら曲を書かないと。
(まあカポタストをつけるって手もあるか。このあたりも今の音源は当たり前に対応してます)

 キーがBbのフュージョンの隠れた名曲を調べてみたら、やはり代理コードでトニック以外のb系コードは避けてました。うーん深い!
 楽器の特性も頭に入れつつ、曲を構想してアレンジを練っていけ、コード進行も考えろということですね。その点鍵盤楽器、なかんずくシンセは最強ですな……。(これも倍音の関係でボイシングに配慮しないといけないが)

 昔は聞き分けられなかった細かいところがだんだんわかるようになってきてるな、と思う今日この頃です。作曲楽しいよ、もう底なし沼よ(w)。

サイト開設2周年

 なんとまあ、今月でサイト開設2周年なのでした。この2年怒涛のごとく色々なことがありました。日々気付いてなくてもこうして区切りがあるとわかるもんですね。間違いなく人生でもっとも濃密でクリエイティブな時間を過ごしています。
 なかなか面白い状況になってきたので、それがどう発展するのか、それとも何も発展しないのか(w)、それはわかりませんが、とにかく来年も音楽的に面白い方向に全振りしていこうと思います。

 制作周りでの最近の変化、プラグインや音源を買うとき、値段や品質もそうだけど、どれくらいインストールが面倒か、それをまず考えるようになった(笑)。ぶっちゃけダウンロードしてアカウントとってアクティベートして、ってのに時間が掛かって仕方がない。その時間に曲書けるじゃん?って思ってしまう。だから、単品とかより、バンドル物のほうが便利だったりするんだよなあ、手間は同じなので。(しかもバンドルは品質や操作性が揃っていて扱いやすい。バラバラの製品だと当然バラバラ)といっても、楽器音源なんかそれなりの値段なので、最初は単品からだよなあ、と思うし。
 結局ある程度の品質のものがあれば、現代の制作に間に合うはずなんです。音源もプラグインも充分プロユースに耐えるものが安価に入手できる時代なので。
 あんまり変なの買うと邪魔になるだけだしね、仮想音源といってもディスク上の領域は食うし。試している時間も無駄。
 だからかなり新規購入に慎重になったなあ。

 余談ながらMy体重、おじさんのは誰も興味ないでしょうが(w)、二十歳代のベスト体重をここ何年か維持。お陰様で身体の調子は比較的良い。しかし油断するとすぐ+800gとかになってショックなのであった。ウォーキングと柔軟体操と腕立て腹筋を欠かさない日々。しかしこの歳になって体力落ちたなあとしみじみ思う。もう人生の折り返しはとっくに過ぎているわけですよ。余分なことをしている時間はない。

 ということで来年も皆様よろしくお願いいたします。(……まだちょっと早いねーこの種の挨拶は)