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BabyFace ProFS使用感

 明けましておめでとうございます。皆様本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 Babayfaceですが、購入後毎日音楽制作に使っていますが、非常に調子はいいですね。ちょっとノイズが出ていた時があって、それもDAWで特定トラック再生時のみ(ボーカルとか)だったので、ヘッドフォンのATH-M50xの寿命かと思ったら、普通にASIOのバッファサイズが小さすぎただけだった(汗)。ゴソゴソ……みたいなヘッドフォン内部で何が動くような音でした。設定に余裕を持たせたら消えました。

 全帯域に渡って再生音が高品位になったので、大変見晴らしが良くなった感じ。結果ミックスの全体像がすぐ把握できるので、時短になりました。問題点がどこかすぐわかる。昔の環境だとどうも変だがどこかな……なんて色々とアナライザーで調べてようやくわかるものが、音の被りなんかもすぐ見つけられたりする。こういう方向で効果があるとは意外でした。

 あと電源の問題。とりあえずつなぎっぱなしはアナログ回路の劣化を招くと思うので、制作開始時に電源オン、一日の終りにオフしてる。
 Babyfaceは電源スイッチがないので、USBケーブルを延長ケーブルに繋いで、途中で繋げればオン、外せばオフの状態にしてある。こうすると本体やパソコンにいちいち抜き差ししなくて済む。
 延長ケーブルは50cmで800円くらい。100均にもあるが、そっちは接触不良も多いしすぐオシャカになったりするので。
(バスパワーをやめてACアダプターにすれば、たぶんそっちでオンオフできるかと思う)

 こいつはかなり音量パワーがあるので、ヘッドフォンもスピーカーもその点は注意が必要ですね。下手をすれば故障を招く。ボリュームはかなり控え目で安全ゾーン。

RME BabyfaceProFS導入

 制作環境アップグレード第2弾として、オーディオインターフェースの「RME Babyface Pro FS」を導入しました。YAMAHA/SteinbergのUR242からのリプレース。

 セットアップしてひと通りリファレンス音源や弊社音源を聞いてみたが、GENELEC8020で鳴らすと驚くべき透明度と密度であきらかに「いい音」(リスニング的に)なので意外。もっと厳しい、小姑(or小舅)サウンドになるかと思った(皆さんご存知のように、本題はアラ探しなので)。
 全帯域に渡って高品位になった感じです。バランスもフラットで疲れない。たぶんGENELEC+RMEの組み合わせは、相性的なものがあるならかなり良いと思われる。

(ただウーファーが4インチなので、ベースの音は流石にちょっと不自然。なんとか小さな口径で聞かせているのでこれは仕方ない。音はしっかり見えるので、こういう音だと覚えれば大型SPに持って行っても破綻のないミックスができるでしょう。←従来もそうしてた)

 ヘッドフォンで鳴らした場合ですが、SHEREのSRH440-Aだと、これまで一枚掛かっていたベールが取れた感じで、(少なくとも完成音源は)リスニング的に「いい音」になりました。ある意味心配だがこれでいいのか? 透明度や密度の印象は上記と同じ。自分はいつもこいつは作曲~アレンジの段階で使ってる。(だからあまり「聞こえ過ぎる」のは良くない、耳が疲れるので)

 オーディオテクニカのATH-M50xだと、以前に増して音の情報量が溢れんばかりになって、これは流石に小姑サウンド(w)。いわゆる耳に痛い音だったりします、これでミックスの時アラ探しにするわけ。(だから、これはリスニングに向かない、たぶん耳に有害)

 Babyface、なかなか満足できる製品です。よくこんな新書版サイズの筐体にこれだけの品質と機能を詰め込んだものだと思う。ドイツの底力恐るべし。

 ただこいつバスパワーで動くんだけど、電源スイッチないんですね(w)。あとさすがに極限まで小型化されてるので、スイッチ類も整理されていて、TotalMixFxというパソコンアプリでルーティングやコントロールを行う設計なんだけど、やっぱりジャーマン思想で作られているので操作しづらい。
 あとヘッドフォンアウトが2つあるんだけど、片方はイヤフォンに最適化されていて、そっちはヘッドフォンでは音が変で使えませんでした。これは残念。

 ウチのような打ち込み制作中心、あるいは宅録でボーカル+ギターくらいしか録らない人ならこれはベストバイですね、RMEとしてもかなりのサービス製品に思えます。
(色々レビューも見まくったが、Windows用のドライバも優秀らしい)

GENELEC 8020DPM導入

 音楽制作のモニター環境を改善すべく、まずはスピーカーにGENELEC 8020DPMを導入しました。フィンランドのメーカーだったのですね。
 早速セットアップして音を聞いてみたが、YAMAHAのMSP3に比べて明らかにステレオイメージや音の解像度が高くなりました。あと低音が締まってよく「見える」ようになった。ミッドはそれほど変化なし、ハイは上品になった印象。

 ただ音が良くなっているのは事実だがそれほど劇的かというと、それほどでも……という感じはする。MSP3は値段の割りにかなり頑張っているんじゃないかと却って思った。

 8020の箱の中にポエムのカードが入っていて、ちょっと笑ってしまった。ちゃんとしたフィンランドの詩人の作だそうです。

 4インチウーファーなのに意外と小ぶりで、下手したら3インチのMSP3より容積小さい。GENELECのスピーカーは独特の丸みを帯びた形が特徴ですが、思ってたほど格好悪くなかった、好印象。

 オーディオIFの電源をうっかり後入れして、いきなりポップノイズを発生させてしまった。なかなかのパワーなのでギョッとした。

 ニアフィールドモニタとして今後制作に活躍させまっせ。

(1月リリース予定の弊社最新音源を聞いてみたが、アラは見えず。これはMSP3+ATH-M50xでミックスダウンしたもの。やっぱりCDに焼いて大型ステレオコンポ含む色々な環境で、最終調整しているのが効いている)

注)現状、オーディオインターフェースはSteinberg/YAMAHAのUR242です。近日アップグレード決行。

宅録ボーカルと部屋鳴りのこと

 いつもボーカル収録は宅録機材持ちのボーカリストさんにお願いしているのですが、毎回惜しいなあと思ってしまう点があります。(うちの場合は楽曲ごとに違う方で、それは様々な条件をもう慎重に選定しているわけです)
 で、それは何かというとレコーディング時の「部屋鳴り」。ミックス用語でいうとアンビエンスですが、読んで字のごとく部屋の反響ですね、これが歌と一緒にマイクに入ってくるんです。こうなってくるとミックスに非常に苦労します、というか大抵は没にせざるを得ない、どんなに良いテイクでも。それほどボーカル収録にとっては大敵、いっそノイズのようなものと考えても良いかもしれません。
 仮歌くらいならまだ良いのですが、世間で商用リリースされている曲で部屋鳴りがしている音源はないはずです(よほど特殊な録り方をしているのではない限り)、当然メジャーはブース等完備のスタジオで録ってるし。
 ボーカルはアンビエンス・反響等ゼロの「デッド」な収録が基本で、ここからミックスで人工的に任意の残響(リバーブ・ディレイ等)を加えていくわけです。部屋鳴りが入っているとこれがうまく行えませんし、どんなに誤魔化してもわかる人にはわかります。

 なので、ご依頼する前に散々音源を聞いて「これ大丈夫かなあ」と悩んだり、最近はメッセージで直接確認したりします。どんなに良いボーカルさんでもこの対策が出来ていないとご依頼できないので、やっぱり非常に惜しい。なので対策していない方は是非対策して欲しい、というのが当方の切なる願い。
 「部屋鳴り」でググると対策法を乗せたページがすぐ見つかるので、割とお金を掛けなくても対策できるようなので。(ただその分試行錯誤で時間はかかるが)

 この部屋鳴りは、結構無頓着な方が多いです。特にライブハウス等が活動の主体という方に多かったりする。本歌用のボーカル収録を宅録でしないから、という理由もあるでしょうね(スタジオで録ったりね)。

 あとこの機会に書いておくと、マイクとオーディオI/Fの機種名をプロフィールに書いておいて欲しい。うちは各々1万程度のもので充分と考えています、今はどちらも低価格高性能なものがほとんどなので。
 それよか歌の実力の方がはるかに大切、100のうち99は歌の実力でしょう、それは。

(以前マイクやI/Fのことを尋ねたら怒り出した人がいた(汗) ライブへ呼ぶんじゃないんだから、納品物に直接影響する機材はそれは大切でしょう…)