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映画「BATTLESHIP」に意外な?名前

 Amazonプライムでたまに映画を見ているんですが、何気なく出てきた「BATTLESHIP」を見てみたら、これがB級……というかD級くらいのSF侵略物のバカ映画で、なかなか楽しめました。ハワイで日米を始め世界各国の海軍が共同演習していたら、そこへ悪いエイリアンが巨大メカできちゃった、という感じの話。全員で戦うのかと思ったら駆逐艦三隻だけが巨大バリアの中に閉じ込められて、圧倒的不利な状況でどう戦うか……という展開。日本の海上自衛隊の指揮官役で浅野忠信さんが出演しています。
 で、それはいいんだけど、演習開始直後のシーン、主人公が無茶な演説を艦橋でするんだけど、それに対して部下の女性隊員が「あいつ、ドナルド・トランプとマイク・タイソンを合体させたような奴(阿呆)ね」なんて言ってて、吹き出しました。おいおい……って感じ。この映画2012年なのでまだオバマ大統領なんだけど(映画中で本人映像あり)、まさかこのあとトランプが大統領になるなんて、こんな荒唐無稽な楽しい映画を作るスタッフさえ、想像もしてなかったのでしょうね。
 主人公がそのあと聞きつけて、「おい、今ドナルド・トランプと言っただろ?なんでか教えろ」なんて絡んでいる。よほどアメリカ人にはイヤな名前なんだろうなw

 とにかく細かいことを考えてはいけない、軍艦がドンパチやる(エイリアンは割りと弱い)映画です。そして、駆逐艦ばかりが活躍して戦艦(BATTLESHIP)が出てこないな……と思っていると、最後に激燃えの展開で巨大戦艦が登場、ミサイルなんて積んでないから、三連の巨大主砲を旋回させて轟音と共に砲弾をエイリアンメカにブチ込みます。ここが乗組員を含めて超カッコイイ、この展開に燃えない男子はいません!
 製作陣はこれがやりたかったのね、ってわかったら、あとのことは全部目を瞑る。なんでも日本を中心にネタ的人気のある映画らしい(「コマンドー」の同類)、アメリカではかなり酷評されているとのこと。
(最後のところはアメリカ版「宇宙戦艦ヤマト」。あれも海底に鉄くずとして眠っていた戦艦大和が復活する話なんでね。ヤマトは発進直後に遊星爆弾(=原爆のメタファー)を主砲の一斉射撃で楽々と粉砕しますね。やっぱり巨大戦艦はカッコイイし、戦艦はミサイルみたいなちまちましたもん撃ってちゃいけない。主砲の斉射、これが全てです。スタッフは解っているなあと思った、興行成績は散々だったらしいけど 笑)

(記憶だと遊星爆弾だったが、どうも普通に超大型ミサイルらしい。しかも粉砕したのは第3話。放映46年前なのでw)

アレサ・フランクリンの「Think」

 先日惜しくも亡くなった「ソウルの女王」こと、アレサ・フランクリン。なんと18回もグラミー賞を取っているんですね。フィル・ラモーンの14回で驚いている場合じゃないな。
 アレサといえば、やはりコメディ映画「ブルース・ブラザース」での名演技(?)と名パフォーマンス。自分の年代だとあの映画で知った方が多いんじゃないかと思うんですが、これも1980年なんですね、としみじみ。まさかYoutubeにないよなあ?と思って調べたら、一杯上がってるじゃないですか。

 とにかくものすごいパワーのシャウトで、これがソウルだぜ!と全身で表現してる大迫力歌唱&ダンスシーン。知らない方は一度体験してください、もう病みつきだから。曲は「Think」

歌の前の会話が入っている5分ほどのバージョン

ほぼ歌唱シーンだけの3分バージョン

 映画未見の方のために解説すると、ブルース・ブラザース(CIAみたいな恰好してる人たち)がバンドを再結成しようと、昔の仲間の黒人ギター弾きのところへ誘いにやってくる。だが奥さんのアレサはバンドなんてとんでもない!家庭と仕事(食堂)はどうするんだいと大激怒。思わず「Think」を歌い出す、という流れ。

 この歌、もともとはアメリカの女性解放運動のシンボルともなった曲だそうですが、この映画の中では身勝手な男に「Think」しろ、フリーダムって何?フィーリングって何?そんなもんで飯は食えないんだよ!と魂の叫びを突き付ける感じになっております(笑)。
 いやー、これ最初見たときは、アレサがあまりに食堂のおばちゃん役似合いすぎで、まさかミュージシャンとは思わず、歌い出した時、本当に驚いた。この迫力、ほぼほぼ大介・花子の漫才だし、文字通り男を何度も突き飛ばしながらシャウト!「Baby!」「あんた何?10歳のガキか?」等、歌詞もすさまじいw 
 見る度に笑ってしまう、そして惚れ惚れする「Think」でした。
(結局ダンナは出ていってしまい、サックス吹きもいなくなり、最後につぶやくアレサの力ない「shit」がまたしみじみ可笑しい)