カテゴリー: 日記

レシートのインボイス対応

 確定申告の作業をしていて気付いたが、去年の10月から、小売店で渡されたレシートもインボイス対応になっていたんですね。適格領収書という形態になっており、インボイス事業者番号がレシートに入ってる。
 たぶん全国規模のチェーン店等でこれをやるのは、動作確認を含め大変な作業だったでしょう。そもそも、既に軽減税率の時にかなりのシステム変更が必要だったと思うが。

 なんだかお上の都合で現場は振り回されてばかりだなあ、日本のデジタル化は効率化とは違う方向に進んでいる。役人は効率化・シンプル化を怖れていますからね。自分たちの仕事がなくなると思っているから。これは彼らのDNAがさせる業で、結局は業務を複雑にして権限や人員を増やしたいんだから。デジタル・ガラパゴスは今後も深化しそう。

雑記シリーズ

 クレカで溜まるポイントの交換、いつもアマゾンポイントに交換して使っていましたが、ここに来てなんと交換比率が改悪。某カードですが、去年まで1:1だったのに、今は600P→500P、2400P→2000Pにしかなりません。20%オフでっせ、叶わんなぁ~。みんな交換するからクレカ会社も困ってるんだろう。今後交換比率が1:1のナナコやWAONに替えることに。こんなところも値上げかと呆れた。

 JAXAの月探査機SLIM、逆さに「着陸」したという報道に、それ衝突なんじゃないか、MLISと思ってた。タカラトミー・SONYの小型ロボは故障せず写真を送ってきて、民生機器の方が優秀じゃないか、と。が、なんと太陽光が差したら蘇ったとのこと。JAXAスマンかった(w)。ただ、ピンポイント着陸を誇るより、世界初の倒立着陸を誇った方が良い気がする。今後もこんなアクロバティックなことをする国は出てこないだろう。

 映画「永遠の0」見た。百田尚樹の原作だが、過度な戦争賛美もなく、ヒューマニズムが主題で意外と良い映画だった。印象に残ったシーンは、真珠湾攻撃。心沸き立つ、どころか嗚呼やっちまった…感。またミッドウェー海戦、攻撃される日本空母を、甲板の現場目線で描いている。離陸した零戦の敵機撃墜に沸いていた乗組員たち。次の瞬間、敵の急降下爆撃で甲板に大穴が空き、直後大爆発で甲板は紙のようにめくれ船体大破。乗員たちは血まみれで転がり動かなくなる…。怖ろしい光景です。凄まじいVFXで、こんな悪夢のような瞬間を見せられます。これ見て戦争したいって人は一人もいないはず。(監督は山崎真さん)

ブログ記事読み上げ

 突然思い立って、ブログの記事を読み上げソフトで音声化してみた。
 使用したのは「音読さん」です。

 無調整なのに、結構いいところまでいっている。「ははーん」を「わはーん」と読んでいるのと、固有名詞の発音が多少おかしい他は、充分聞き取れるし実用になると思った。
(エンジン非公開らしいので分からないが、生成AI的な技術が使われているっぽい)

1月の雑記

 これまでニコニコモンズにフリーBGMをアップしてきましたが、JASRAC登録曲は、一般会員には試聴もDLもできませんでした(プレミアム会員のみ)。そこでニコ動本体に動画として曲をアップして、簡単に試聴できるようにしてみた。意外とコモンズからの利用者より、ニコ動本体だけでカウンタが回っているようだ。そして気付いたが、ニコ動側から、簡単にコモンズにも同時登録できるようになってた。こりゃ便利。しかも楽曲登録時に、JASRAC/NexTone登録曲はきちんと作品コード等を設定できる。かなり著作権周りは整備されている印象。

 アマゾンからメールが来てて、あなたの口座に1円振り込んだがこれは口座確認の措置で、気にしないで下さいみたいな内容。ははーん、それで銀行口座を聞き出そうって寸法か、だんだん詐欺メールも巧妙になってるな…と思ってた。ところがメールのヘッダを見るとamazonesから来てるし、どうも本物っぽい? 実際に銀行口座をブラウザで見たら、ちゃんと1円入金されていた(w)。本物が詐欺っぽいことしてどーすんの。ややこしい世の中だ。(ググると同様の体験談が見つかります)

 avexの「BIG UP!」という楽曲配信ディストリビューションがありますが、サイトを見ていたら、関連サービスで「minc」というプロモーション代行がありました。なんと、TikTokのインフルエンサーに有料でプロモを頼めるってことらしい。色々な人が登録してて、プロモ内容も値段も様々。いわばステマならぬオプマ代行サービスですね。音楽だけに限りません、美容ファッション健康食品等、様々。現代は色々なことが商売になるんだなあ、と感心。

声:音読さん

12月の雑記

 TikTokの再生数、早くも頭打ち。合計30000回前で足踏みしてる。ここの場合、どうもアルゴリズム(AI)の采配で表示回数がほぼ決まるっぽい。当然、ユーザーのことも把握していて、この視聴者にはこの動画……なんて割り当ても行うでしょう。今のところ上限があるっぽい。それ以上はハッシュタグから来た人か、外部から誘導された人が回す感じ。当然ながら、公式プロモーションプランもあって、要は課金すると回数増やすよ、ってこと。なかなか商売上手。

 実家の小さな庭の生垣が、前方と上方に育ちすぎて見苦しい&枯れ葉が落ちて面倒なので、上部30cmくらいを強制的にハンディチェーンソーでカットしてる。種類はツゲだと思うけど、上部は他の蔓っぽい植物に結構乗っかられ、かなり枯れかけてた。それでガンガン前方へ枝を伸ばしてたらしい。蔓類は本当にやっかい。枯れたあとも落ちずに絡まったままだから、下の植物も巻き添えを食う。植物も生存競争大変だが、こいつらだけは剪定していかないと。(他の庭木でも同じ状態のがある)

 なんと、最近の音楽ライブ配信の流れに乗って、ライブ映像詐欺ってのがあるそうですね。人気バンドのライブがある日、本当は生配信してないのに、配信中と偽ってカード番号を入力させる。確かにこれはファンだったら騙されやすいかも。どの会社が配信してるかなんて、普通は確認しないものね。公式のやつでも事務所やレーベルと別会社がやってたりするし。ということで皆様もお気をつけて。来年もどうぞよろしくお願いします。

師走の雑感的なやつ

 年末でちょうどサイトの契約更新時期が来たので、今年1年の振り返りやら何やら(ほぼ恒例?)してみたいと思います。

 今年も様々な曲をリリースしたが、歌物が中心だった。ACTiVATEは楽曲主体のプロジェクトで、ぶっちゃけ「ユニークな(変な)曲」を書きたいという欲求を叶えるためにやってました。これにひと区切り感が出てきたのと、一緒にやれる才能溢れるシンガーさんが見つかったので、だんだんシンガーに即した曲を書き始めたのが去年あたり。今年はそれが本格化という流れで、さらにリスナーにウケる曲はどんな風にすればよいか、探り探り制作してました。

 まだその答えは見つかってませんが、意外と世間一般の従来のヒット曲っぽいのより、やはり今風の広義のEDMっぽいやつの方が、反応が良い感じです。バンド風だったり、生楽器が入ってくる典型的なPOPS曲は、もう世間に一杯あるわけで、そうじゃないところへ、つまり新しいことをやった方が良いんじゃないかと、今のところは思えます。それがシンセポップ/EDMかなあと、Dew Ridge Recordsとしてはね。(クライント制作は別ですよ、もちろん)
 といって打ち込みの生楽器を捨てるわけでもないし、なんかうまく融合させている最中です。それがレーベル独自のサウンドになっていったら最高ですが……(まあまたフルオケ曲も出すんだけど)。

 忘れちゃいけないアナログシンセの本格導入もありました。使っていて気付いたのは、自分にとってはアナログのモノシンセこそがルーツのインストゥルメントだったんです。学生時代に何時間も音作りしたり弾いたりで遊んでましたよ。まだDTMもない頃で、カセットデッキ2台でピンポン録音して曲の断片を作ったりね。
 で、これも制作に活かすようになったわけですが、曲への取り入れ方を日々研究・実践しているのが今年の状況。シックだったり荒々しかったり、やはりデジタルシンセにはないカラーを導入できます。このあたりも来年は深化させたい。

 また、リリースした曲をどうやって世の中に広めるか…その辺りにも手探りながら着手し始めたところ。ネットドメインで、ライブなど主催しない、音源だけで勝負しようというレーベルが、どこまでやれるか。もうマーケティングのような話にもなってくる。

 ということで、来年もまた新しいシンガーさんを見つけて、どんどん曲を書いてDew Ridge Recordsのカタログに載せたいと思っています。いつでも募集中なので、迷っている方はぜひお声掛け下さい。

 今年の心残りは、インストはあんまり出せなかったこと。ただインストだと、あんまり変ったことやっても聞いて貰えず、逆に典型的なやつのほうがウケがいいようです。BGMなんかに使うからそうなんでしょうね。

 書いてない計画も一杯あるけど、鬼に笑われないよう、この辺りにしておきます。

雑記シリーズ

 少し前に寒波で胃腸をヤラれて大変だった。急に冷えるとなぜか直接くるんですわ。これで無思慮に脂っこい物や冷たい物を摂るともう駄目。こんな時は我慢せず大正漢方胃腸薬を連投(w)。食べる前に飲むってやつですな。イヤなムカムカ感がスッ消えします。これでも胃腸は若い時に比べて丈夫にはなっている。すぐお腹壊していたからなぁ。意外と年々健康増進してるのは、ウォーキングやストレッチのお蔭。

 安室奈美恵さんの楽曲がサブスクから一斉に消えて騒ぎになっていたけど、どうやら契約終了ではなく重複リリース等整理のためらしい。これでCDの売上が上がったというんだから面白い。サブスクは「聞く権利」を買っているだけで、曲を所有しているわけではないからですね。だからこういうことは今後も起こりうる。大好きなアーティストの作品は物理媒体で買いましょうね。安心感が凄いし、資本主義社会なんだからそれが一番の応援。最低でもmp3ダウンロード(購入)ですね。

 映画「ローン・レンジャー」見た。期待せずに見たがなかなか良作。ジョニー・デップがインディアン役で出演、ほぼカリブ海のあれのノリ。アメリカ開拓時代の話で、大陸横断鉄道が東西から連結された日前後の話を描いています。白黒TV時代にTVシリーズでありましたが(うっすら記憶)、もちろん現代のVFX技術で迫力満点に描かれます。ハイヨーシルバー!ってやつですわ。西部劇アクションものでした。
 調べたら実は鉄道建設には中国人労働者が移民で大量に入ってきたらしい(作中描写あり)。それが後に西海岸に移住、東海岸からはアイルランドの労働者、だからそちらにはアイルランド系が多いと。米国史の勉強にもなりました。

11月の雑記

 「マトリックス レザレクションズ」見た。ネオとトリニティの軽い再会パーティって感じ? 三部作の最後で二人は明確に死んでいるわけで、もし強引に続編を作るならこうなるかってストーリーでした。それよりネオがもうジョン・ウィックにしか見えないなあ。というか髪型といい雰囲気といい、本邦の名優・役所広司さんにソックリ。たまに入れ替わっていてもわからないんじゃないか(w)。3部作を汚すような出来ではないので結構おススメ。

 ドラマ版「パリピ孔明」見てる。TVerであやうく追いついて今の最新が8話。アニメの最後が5話までで、既に延長戦に入ってる。まさかリアルで孔明の衣装が似合う人がいるとは。配役が凄いです、やり過ぎ感やあざとさもなく、実際に音楽活動している俳優や本物のミュージシャンもいるんで、説得力が段違い。アニメだと音楽制作はavexでクラブミュージック色濃い目だったが、こちらはSMEで洋楽/JPOPな感じになっている。曲は全て別物になっています。

 インボイス制度始まりましたが、ウチはまだ税務署から通知が来ない。本業の方は結構関係してくるんだけど、もう弥生に全て委ねるしかない。来年の確定申告がどうなるか、かなり不安です。ウチなんかは個人商店だからまだしも、これが普通の会社になると作業量は莫大なものになると思われます。来年から電子帳簿保存法も始まるし、なんだか税務関係は電子化して却って色んなことが複雑化している印象。

10月の雑記

 弊社の公式インスタはただのアルバムジャケット置き場となっていますが、フォローしている海外アーティストの投稿を時々見てます。そんな中にテイラー・スウィフトがいますが、先日流れてきたライブ映像で、ギター一本で歌っていたやつ。普段よりダーティな歌い方をしていて、カントリーなんですね。この人のルーツは伝統的なカントリー、日本でいえばド演歌みたいなものだから面白い。いずれにせよ泣く子も黙る本格派で、バックグラウンドがこうだから音楽マニアも悪口はいえないんだよなあ(w)。

 庭仕事の新兵器、ハンディチェーンソーを導入。床屋の大型ドライヤーくらいのサイズで、アマゾンでおすすめ中国製7000円。日本製を捜したが、3万以上もする。しかもメーカーのリョービが京セラに吸収合併されていた。で、このチェーンソーのいいところはバッテリで動く。直径10cmまでの木ならサクサク切れます。稼働時間長いし、予備バッテリ付属品豊富。こりゃ日本メーカーは敵わないはずだ。木を切ったあとの解体も時間かかるので、大活躍中。ただ本体が軽い分、すぐに撥ねるので危険。なんにせよ文明の利器スゲー。のこぎりに比べて効率10倍以上。

 Protoolsで信じられない挙動。バウンス(WAV化)していたら、出来上がったトラックにノイズが入りました。ただのソフトウェア処理なので、原理的にはないはずなんですけどね。レコーディングしてたならわかるが。他のDAWで同現象は聞いたことないし、自分も初めてです。いやー怖いなこれ。業界標準なのに、世界中のスタジオが騙し騙し使っている感じなのか。なんだかWindowsと似ているね。アップデートするの毎回恐々だもんね(w)。尚背後で重い処理を行っていたわけでもありません。ただ流石に類似挙動はググっても出てこないので、弊社PC特有かも。いずれにせよトラックはよくチェックしましょう。

70年代と現代

 最近ボヤッと思っているのは、1970年代の雰囲気って、実は今と似てないかってこと。
 もう半世紀前なのが信じられないが(w)、当時って終末論ブームがあったんですよ。核戦争だったり、食料危機やエネルギー危機だったり、疫病・公害・オカルトetc。世界が何らかの原因で破滅するんじゃないかって盛んに言われていた。あの重苦しい不安な感じが、今とかなり似ている気がする。少なくとも70年代に子供時代を過ごした自分はそう思える。
 核戦争については米ソが実際核ミサイルを突きつけあっていたし、石油危機が本当にあったし、オカルトではノストラダムス予言本がベストセラーになったりした。幽霊や超能力を扱ったTV番組も盛んに放映されていた。

 時代としては終戦からがむしゃらに復興した60年代が終り、少し日本も生活に余裕が出てきた頃ですね。高度成長期真っ只中、バブル前の「古い日本」が残っていた時代です。そして思い出した、インフレまで今とドンピシャ同じ。
 それでもまだ、「終末」はやってくるかも……という漠然とした不安感に留まっていたのが70年代でした。現代は、上に書いた多くのことが現実になってますね。地球温暖化も、昔は科学本なんかに盛んに載ってましたよ。
 70年代の「不安」が現実になっているのが2020年代といえるでしょう。なんせ未来は今よりもっと悪くなる……こんなのがコンセンサスの時代ですから。

 ここまでがいわば「大きな物語」です。では楽曲を書くという「小さな物語」の中では、僕らはどのように「今」の時代に向き合っていくべきでしょうか。
 いきなり抽象的になったけど……これは正直、「わからない」としか言いようがない、実は。色々と手探りで曲を作ってリリースしてるけど、それで答えが見つかるわけじゃない。
 ただ、書き続けていると確かにわかってくることがあって、制作技術的な面は別にしても、「ああ、こうやると時代に合った曲が出来るんだな」というのは少し見えてくる。それはもう、ぶっちゃけ優秀な若い人を連れてきて歌わせる、ってのもありますが、書き手の姿勢としてもどこか「大きな物語」を意識していたほうが良いと思えます。どこがどう、とは中々言えないんだけど、時代と呼応するような部分があった方が良い曲になるんでしょう。

 例えばYOASOBIの「夜に駆ける」も「アイドル」も実は暗い内容の曲ですね。それを癖のない爽やかな女性ボーカルに歌わせたのが非常に面白いといえる。そんなところはやはり大きな物語の中にあるわけです。

 とまあ、とりとめもなく書いてみました。最後にひとつ、今の制作環境や制作体制が、あとで考えたら時代を象徴するような要素になっているかもよ? ちょうど70年代の制作環境が、今ではもう再現できないように。

(追記:コンピュータ(AI)の叛乱、国民総背番号制度、監視社会って予想もあり、全部当たっている…)