師走の雑感的なやつ

 年末でちょうどサイトの契約更新時期が来たので、今年1年の振り返りやら何やら(ほぼ恒例?)してみたいと思います。

 今年も様々な曲をリリースしたが、歌物が中心だった。ACTiVATEは楽曲主体のプロジェクトで、ぶっちゃけ「ユニークな(変な)曲」を書きたいという欲求を叶えるためにやってました。これにひと区切り感が出てきたのと、一緒にやれる才能溢れるシンガーさんが見つかったので、だんだんシンガーに即した曲を書き始めたのが去年あたり。今年はそれが本格化という流れで、さらにリスナーにウケる曲はどんな風にすればよいか、探り探り制作してました。

 まだその答えは見つかってませんが、意外と世間一般の従来のヒット曲っぽいのより、やはり今風の広義のEDMっぽいやつの方が、反応が良い感じです。バンド風だったり、生楽器が入ってくる典型的なPOPS曲は、もう世間に一杯あるわけで、そうじゃないところへ、つまり新しいことをやった方が良いんじゃないかと、今のところは思えます。それがシンセポップ/EDMかなあと、Dew Ridge Recordsとしてはね。(クライント制作は別ですよ、もちろん)
 といって打ち込みの生楽器を捨てるわけでもないし、なんかうまく融合させている最中です。それがレーベル独自のサウンドになっていったら最高ですが……(まあまたフルオケ曲も出すんだけど)。

 忘れちゃいけないアナログシンセの本格導入もありました。使っていて気付いたのは、自分にとってはアナログのモノシンセこそがルーツのインストゥルメントだったんです。学生時代に何時間も音作りしたり弾いたりで遊んでましたよ。まだDTMもない頃で、カセットデッキ2台でピンポン録音して曲の断片を作ったりね。
 で、これも制作に活かすようになったわけですが、曲への取り入れ方を日々研究・実践しているのが今年の状況。シックだったり荒々しかったり、やはりデジタルシンセにはないカラーを導入できます。このあたりも来年は深化させたい。

 また、リリースした曲をどうやって世の中に広めるか…その辺りにも手探りながら着手し始めたところ。ネットドメインで、ライブなど主催しない、音源だけで勝負しようというレーベルが、どこまでやれるか。もうマーケティングのような話にもなってくる。

 ということで、来年もまた新しいシンガーさんを見つけて、どんどん曲を書いてDew Ridge Recordsのカタログに載せたいと思っています。いつでも募集中なので、迷っている方はぜひお声掛け下さい。

 今年の心残りは、インストはあんまり出せなかったこと。ただインストだと、あんまり変ったことやっても聞いて貰えず、逆に典型的なやつのほうがウケがいいようです。BGMなんかに使うからそうなんでしょうね。

 書いてない計画も一杯あるけど、鬼に笑われないよう、この辺りにしておきます。