AAXプラグインの注意点

 久々にミックスでドツボだったので記録。

 一旦マスタリングまで完成したトラックがあった。都合で数日寝かせておいたが、聞き直すと、なんとまだボーカルにカブリがある。(耳をまっさらにすると時々ある)
 それで該当トラックをダイナミックEQやオートメーションで処理したんですが、完成してたバランスを弄ると、連鎖的に……(w)。まあそこまでは良かったよ。
 処理し終えてやれやれと思っていたら、明瞭になった分、歪みがある箇所が発覚。このあたりでイヤな予感。
 ご存知の方も多いでしょうが、伴奏とボーカルの波形が偶然合成されて、ノイズとして聞こえてしまうことがあるんですね。
 原因トラックを突き止め、該当部分でボリュームを一瞬絞る処理をする。これで波形合成が解消されて歪みも消えた。これが定石。

 ところがこの処理をしたら、今度は違う部分でボーカルに「ブツッ」みたいな音が入って焦った。プロツーの負荷見たらまだ余裕あるし。結論からいうと、新たに挿したアナライザーが悪さをしてた。原因はMeldaのMMultiAnalyzerでした。軽くて高性能だが、それだけに内部処理的に無理があるか? ただこれAAXだし、バージョン11と古いので、最新版はどうか不明。とにかく外して解決。

 更にもう一個ボーカルに「ブチ」みたいなノイズ発生。これはWavesのTuneをオートメーションでON/OFFしてたからでした。ON/OFFの箇所をズラして解決。 
 こってり疲れました(w)。

 結構AAX(つまりプロツー用プラグイン)は負荷が高くになるとノイズ出しやすいのかもしれない。前述の2本もVSTでは自分の経験ではノイズ出したことはないです。
 ということで皆様もお気をつけて。AAXは不用なものはすぐ外した方が良さそう。