タグ: ムード歌謡

ネットラジオ配信6/11

ヒカリ真王子さんがゲスト出演しているネットラジオ第4回が配信になっています。
当方で制作させて頂いた「翼の王国」という曲もOPとEDで流れています。
今回で最終回。(☆恒例のこぼれ話は…なんと!?)

2021/06/11【美遊空間】【第180回収録】ちよ媛の、あなたのそばに・・・居させてください【カテキンボイス ヒカリ真王子さん『うたうタクシードライバー』第四話】
https://honmaru-radio.com/biyuukuukan_mainichi0180/

ネットラジオ配信4/9

 ヒカリ真王子さんがゲスト出演しているネットラジオ第2回が配信になりました。
 当方で制作させて頂いた「翼の王国」という曲もOPとEDで流れています。
 (☆ちょっとムフフなこぼれ話もあります)

2021/04/09【美遊空間】【第137回収録】(突撃電話収録)ちよ媛の、あなたのそばに・・・居させてください【カテキンボイス ヒカリ真王子さん『うたうタクシードライバー』第二話】
https://honmaru-radio.com/biyuukuukan_mainichi0137/

ネットラジオ配信

 ヒカリ真王子さんがゲスト出演しているネットラジオが配信になりました。
 当方で制作させて頂いた「翼の王国」という曲もOPとEDで流れています。

2021/03/12【美遊空間】【第123回収録】ちよ媛の、あなたのそばに・・・居させてください
【カテキンボイス ヒカリ真王子さん うたうタクシードライバー 第一話】
https://honmaru-radio.com/biyuukuukan_mainichi0123/

伊勢佐木あたりに点る灯は…

 タイトルを見てピンと来たあなたは、少なくともアラフィフ以上のはずw そう、青江三奈さんが歌った「伊勢佐木町ブルース」の話です。イントロで扇情的なハイストリングスと、青江さんのハスキーで低い「アン、アン」という”喘ぎ声”(音楽的にはスキャットと考えられる)が呼応しあう、一度聞いたら絶対に忘れられない名曲ですね。
 なんか、いきなり聞きたくなったんですよ、Youtubeにも音源が上がっているけど、例によってあまり良いエンコーディングじゃないし、結局ベスト盤CDを買って聞いたがこれがやはり大変良いものなのですよ。聞こえない楽器の音がちゃんと聞こえる、アレンジが立体的によくわかる。ともかくこれは大人のPOPSだなあと、これもムード歌謡になると思います。
(ストリングスは音域の関係で少しピッチが悪いんだけど、そこがまた生の味。絶妙の効果です)

 作詞・川内康範、作曲・鈴木庸一、編曲・竹村次郎。この中で川内さんは、昭和の数々の演歌・歌謡曲を手がけた希代のクリエイターですね。なんと、あの『月光仮面』の原作者でもあり(日本の特撮ヒーロー物の元祖!)、そして70年代にはこれまた大ヒットした子供向け特撮物『レインボーマン』も手がけられた方。自分はそっちは小学生のとき直撃世代なので、敵の「死ね死ね団」は怖かったなあ(一説ではこれがオウム真理教にまで影響したとか)。
 ちょっと話が逸れましたが、そんなこんなで歌詞がまた素晴らしい。じっくりと聞き込んでいると、引き込まれてしまいます。

 青江さんは、今から思うとクラブシンガーっぽいな、などと思っていたのですが、Wikipediaを見ると本当にクラブシンガー出身で、高校時代既に有名な「銀巴里」で歌っていらしたのですね。この曲のアレンジはジャズっぽいけど(アフタービートだし)、だから見事に歌いこなしておられるのかと納得。川内さんに見出されたのだそうで、この曲の他にも作詞担当は多数。
 いや、しかしこのハスキーで低い声、これで冒頭の煽ぎ声のパートは、今から聞いても非常に良いですわ。凄いアイディアです、サビでまたスキャットが入るしね。
 そして、ジャズだからこの曲を昔の歌番組の生ビッグバンド(+ストリングス)でやると、実に決まるんですね。カッコいいブレイクもありますよ、これがビッグバンドブラスで決まると超クール。そんなところまで考えられたアレンジであったといえるでしょう。

 ま、この曲は大人が聞いても嬉しいが子供が聞いても楽しいんだよね(w)。なんかお姉さんがアンアン言ってるしシュビドゥバーとか言ってるし、子供にも大ウケ。真似してましたよ。青江さんはドリフの「8時だョ!全員集合」にもよく出演して歌唱されていたような記憶。

 横浜には、この歌を記念した歌碑まであるそう。
 平成も終り、令和の世からはるかに昭和中期のムード歌謡に思いを馳せる、そんな夜です。売れた枚数じゃなく、この頃のヒット曲は本当に大人から子供まで皆知っていました。
(ベスト盤には、後年リリースしたシティポップ調の曲まで入っていました。イイっすぜ)

深夜のムード歌謡

 ムード歌謡大全集みたいなCD-BOXを買ったんだけど、これを深夜にちょこちょこ聞いています、一度に3~5曲くらいづつ。いまBOXの半分くらいを聞いた。こういう時にヘッドフォンで一人静かに聞くムード歌謡の味はなかなかに格別で、実にいいんですね。上質のお酒を味わってるかのよう。
 「夜」の音楽そのもの、といえるかもしれません。以前も書いたけど本当に大人向けのPOPSだと思う、R40くらい。

 で、コンピなので様々な歌手の(アーティストというより歌手というのがしっくりくる)、様々な年代の曲が入っているわけですが。古いのはモノラル録音でたぶん60年代くらいから、新しいところでは80年代まで(このあたりが衰退期)。
 さすがにモノラル時代のものは、戦前から続く日本の歌曲系の伝統を強く感じるものが多いが、フランク永井さんの曲なんて、モノでもぐっとお洒落で洋楽っぽい。もしかしたらアレンジも含めて、当時は革命的だったかもしれません(たぶんそうですね)。山下達郎さんもフランク永井はお好きでしたね(コラボ作品まである)。
 面白いアレンジの曲もあって、おおこれは勉強になるなーとか、美しいメロや歌詞があればブックレットを見て作家さんの名前を確認したり、忙しいったらありゃしない(笑)。ちゃんと静かに集中して聴くよう心がけてはいますが。

 で、ここまで聞いた中で声を大にして言いたいのですが、八代亜紀さんの歌。続けて2曲入っていたのですが、もうその間中、ブックレット見るのも忘れてCDコンポの前で凝固ですよ。凄まじい歌唱力、なんと表現してよいか、もう深淵の表現力。通常の歌唱っていう次元じゃないですわ、この方は。完全に引き込まれてました。今頃ほんと勉強不足ですが、こんな素晴らしいボーカリストでいらしたとは。これは売れるわけですわ(w)、ファンの方々はちゃんと解ってたんだな、と。やっぱり大スターって違いますね。興味のある方は絶対CDでじっくり聞いて欲しい、配信なんかじゃ伝わらないこの表現は。

 そしてあのテレサ・テンさんの曲もありました(あの、って言っても最近は通じないかもなあ)。声質も非常に良いし少し外国訛りが入るから、エキゾチックで実にいいんですね。そしてアレンジやミックスが完全に洋楽! もうあと2歩3歩でシティポップですぜ、これ。歌詞なんかも実に深いし(もちろん一流作家の手になるもの)お洒落で儚く美しい。3曲入ってましたが、当時を思い出しつつ、今聞いても全然オッケーだな、と。(テンさんは元々アジアで大成功したあと、日本でもデビューしたんだそうですね)
 ちょっと面白いのは、ボーカルにほぼコンプを掛けないで録っているらしいこと。声のダイナミズム、息づかいがそのまま残ってる(その分、伴奏に埋もれて聞きづらい箇所もある)。たぶん歌唱を活かすのに最良だったのでしょう。

 なかなか、ムード歌謡というジャンルは奥深い。まだまだ潜れそうです。
 これが消えたことで失われた、あるいは忘れ去られた歌の世界はとても大きいと思えます。