ダメなデジタル化

 今回はちょっとITの話題。

 実家の電気代の支払いは振込み用紙でしたが(名古屋なので中部電力)、しばらく前に中電から封書が届いてて、来春くらいから、クレカや口座引き落とし以外は支払いにも手数料加算するよ、という通告だった。今はなんでも値上げ。
 それでネットのカテエネというサイトに登録して、そこから各種手続きをしてくれという話だったので、早速やってみた……というかやろうとしたら、IDの登録が面倒臭いのなんの。

 まずカテエネ登録の前に、TCIDというものを登録しないといけないらしい。そこには住所氏名等はもちろん、電力請求書のお客様番号を書いて……それで発行されるかと思いきや、セキュリティ確保のため、葉書で暗証番号を送るから、それを見て入力しろと(アナログ2段階認証)。これでまず数日待たされるわけです。

 届いた葉書の数字を再びサイトで入力して、さあこれでカテエネにログインできるかと思いきや、なんとカテエネのID発行にもまた封書で暗証番号送るって(w)。これ実話。
 封書で届いた二つ目の暗証入力して、ようやくカテエネにログインできた。
 一体誰がこんなぐちゃぐちゃの設計をしたのか?サイトもイラスト多用してはいるが、根本的に機能がわかりにくい。かなり駄目なWeb屋が作ったんじゃないか(雰囲気、イラスト以外は内製した?)。

 自分みたいなプログラマー上がりでもイライラする出来だから、一般利用者は怒って書類を投げ捨てるんじゃないか。というか確実にサポートのコールセンターは電話殺到してるだろう。
 ダメなデジタル化はいらぬ仕事を増やすよ、って話でした。
(中電も2回暗証を郵送してるわけで、これ全世帯にやったらどえらい金額だろう。もちろんそれは将来の電気料金に……)