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かぜ薬効き過ぎ問題?

 ここ数年この時期になると、いつも風邪を引き込んでいるような状態で、風邪薬を連投してたりします。それで(あまり睡眠薬が入っていないのに)眠かったりね。身体が弱っているからですね。ところが今年は、結構調子がよくて助かっている。

 実はこれ、お恥ずかしい理由があって、冬もずっと夏用布団で寝てたんですわ(w)。当たり前だよね、って寝るときは厚着してたんだけど、やっぱり良くなかったようだ。あとエアコン暖房がなかなか効かなくて。ためしに電気ヒーターを枕元に置いて寝たら、ばかみたいに暖かい。多少電気代かかるが仕方ない、ってなった。

 それで実家から冬用布団を持ってきたが、これが体操マットか!って感じの重くて厚いやつで、寝ててもなんか埃っぽいし、一晩でギブアップ。結局アマゾンでレビューが良い冬用布団7点セットを買いました。こんな値段で?という代物だったが、届いてみたら軽いわ暖かいわ。これで春になったら、夏用布団セットを買う予定。

 いやー、毎年冬になると、オレももうダメかと弱気になってたが、ちょっとしたことでQuality of Lifeって上げられるんですね。この歳になるとほんと自分を労わらないと、大変なことになる。以前、O157より数段強力な感染性胃腸炎にやられたんだけど、あの時も風邪で弱っているところだったので大ダメージでした、まさに死にかけた。

 まあこんな感じでふらふらヨタヨタしてるから、自分のことで精一杯、正に毎日がサバイバルっすよ。もちろん音楽制作は別!(笑)。これだけは、気を張っていられるし、身体にも自然と気を遣うし、自分には最高の健康法(?)ですわ。
 でも、制作やり始めてから、世間の音楽を聞くことは逆に減ったなあ。どうしても、耳を空けておかないといけないので。あと、つい分析しちゃうんで、ぶっちゃけ結構疲れます。これだけは、もう純粋なリスナー時代には戻れないし残念なところ。

 などという、真冬のおじさん健康話でした。

作曲を始めて変わったことや何やら

 年末だし、最近思っていることをつらつらと書いてみよう。

 作曲を始めて――といってもボカロ曲書いていた時代は無我夢中だったから(五里霧中か)あまり変化らしい変化はない。ただやっぱり、昨年の夏くらいから、そろそろ売れる(値段のつく)ような曲を書いてみよう、ということをやり始めて、コンペにたくさん出すようになって、自分が変わったなあと思うこと。

 まず、ダメなサンプリング音源の見分けがつくようになった。ぶっちゃけ安いやつは大抵ダメ。値段でいうと、定価50ドルとか50ユーロくらいを境に、それ以下のはちょっと聞いた時はいいかな?と思っても、よく聞くと「うーん」ってなっちゃう。やっぱりどこかで手を抜いてるんですね、悪いマイクやプロセッサーを使っているとか、録ったあとのトリート(EQやらコンプやらの処理)でも手を抜いたり、それで総合的にクオリティが下がってしまう。デベロッパーも商売だから仕方ないんだけど、あとまあ、エンジンのスクリプティングもおざなりだから、本物感が遠のく。

 これは結構哀しくて、昔なら安い音源でも喜んで使っていただけど、早い話耳が肥えてしまって、もうクオリティの低いものは使えなくなってしまった。趣味でやっている分なら十分なんだけど、もうそういう世界には戻れないw まあ耳が良くなったわけで、プロを目指すなら喜ぶべきことですけどね。
 音楽マニアとしては自分の耳に自惚れていたが、作る側に回ったらハードルが更に上がってた。

(安くても良い音源はありますよ、そういうデベロッパは良心的、そして勝負価格帯のやつは激ハイクオリティだったりする。
 そしてソフトシンセでは不思議と、アラが見えたっていうプロダクト皆無。例えば日本製のフリーシンセ、世界のSynth1は今も昔もやっぱりいい音です。開発者様が無茶苦茶センス良いからかと)

 あ、上に書いたのはいわゆる「楽器」音源の話で、よくあるグラスを叩いて音階作りましたとか、金属オブジェクトでどうこう、みたいなのは入りません。こういうのは安くても割とちゃんと作ってる印象。ただ、その手ってネタ重視で、実際曲の中で使えるかっていうと、まず無理。浮いてしまう。でもつい買っちゃうんだよなあw
(音楽は「楽器」でやるものです。当たり前だけど、これも気付いたことだな。楽器という道具は偉大です。ここには形のないソフトシンセも入る、言い換えれば今のシンセはみんな楽器として成立してる、芸術品です)

 あとね、ある程度分量を書くことで、コード進行感が身に付きました。例として音楽理論的にいえば、トニック(T)→サブドミナント(SD)→ドミナント(D)→T進行の気持ち良さとか、D→SDって進んだ時のブツ切れ感とか。もちろん曲調とか展開によっては敢えて行ってもいいんだけど、基本不自然に感じるようになった。知識としてじゃなく、肌感覚でわかるようなったので。これは大きい。
 アレンジしてて音が一音間違っているとすぐわかったりとか。アヴォイドノートだったりすると「音が当たってる」ってなったり。これも肌感覚。
 いわゆる半音進行の気持ち良さは、ボカロ書いている時から割と。ツーファイブ進行も、ジャズ良く聞いてたので普通に最初から。

 もひとつ、コード進行は「進行」というだけあって、必ず幾つかつながって形になるものだから。コード単体で存在してるんじゃなく、流れがあって音楽になっていく。このあたりも肌感覚かなあ。

 音楽におけるリズムの重要性は、最初から気付いてました。
 ここで名言を吐くぜ!
「人生に必要なSixteen beatは、全て、CASIOPEAから学んだ」(ドン!)
 ジャパフューなめんなよ、あ? お前どこ中よ?

 こんなところかなあ。リズムアレンジはほんとフュージョンから一杯教えられたなあ、ここは音楽理論関係ない世界なんで。(音楽理論はリズムのことは本当に何も言ってないので、これは「音楽」理論という以上、大きな欠陥だと思っています)
 リスニングオンリーの時代から、自分はそういう分析的な聞き方をしてましたので。なんでこの曲はこんなカッコいいのか、そうかこの楽器のリズムがこうなってるからか、みたいな。理論わからなくてもこれは分かります。

 もうちょっと人生論みたいなことを書けば、少しはカッコツケになったか?w
 あ、音楽始めてから夢見は本当にいいですよ。下手をすると夢の中でもアレンジ考えていたりして。いや松下幸之助に洗脳された昭和の社畜か、みたいな。

 あとね、誰も興味のないオレ情報を書くと、今年になってジーンズのウエストが10代20代の頃と同じまで下がりました。体重も当時のベストウエイト。身体が軽くてノリノリです(笑)。
 いやー、シリアスに音楽作ってるんで。贅肉なんてひとりでに落ちてしまうんだよね……(年末にひと笑いして頂けましたか?寒くなったって?w)。
 これは毎日身体作りを欠かさないからだなあ、あと健康大切、体調が一定でないと良い曲は書けません。朝と晩で曲への感じ方が違ったら良くない。

 来年は、アーティストさん・歌い手さんから直接依頼とかしてもらえたら嬉しいな、なんて。大それたことを密かに考えてます。めっさいい曲書きますよ(スリスリ)。身許のしっかりした方なら大歓迎。
 そういう風に少しは思ってもらえるよう、がんがん精進しよう。

 それでは皆様よいお年を。
 来年も張り切って参りましょう。Happy Composing!