日: 2020年6月14日

水無月のボヤキ漫才?

 黒人差別問題にせよ、あまりアメリカのことは言えないよな、と心から思う、そりゃ日本だって差別はありますからね(アメリカほど苛烈ではないと信じてますが…)。どこの国にもある、これは少しづつでも努力して撲滅に持っていくしかない。

 ジャズの原型(というか黒人音楽そのもの)が生まれたのは、定説ではアメリカの南北戦争で、敗れた南軍の軍楽隊が楽器を放り出して逃げたので、それを手に入れた黒人たちが音楽を始めたのがきっかけ、ということでしたね。
 最初、それを聞いた白人の中でもトランプみたいな奴(w)は、やっぱり黒人は何をやらせてもダメだ、調子外れだ、なんて言っていたそうだけど、音楽がわかる人はこれは大変なことが起こっているぞ、とわかったらしい。ブルーノートという非常に魅力的な音程が生まれていたんですね。そしてリズム(グルーブ)が白人とは全く違うことも明白だった。
 それがもう今日まで続く素晴らしいブラックミュージックの発展に繋がっていくんだから。商業的にも非常に大きいですからね。今のR&B(おっさんの自分はモータウンみたいなの想像するが、要は昔のソウルやらブラコンやらあの辺全部取り込んでいるみたいw)は商業音楽の中でも最も売れ線でしょう。

 ラッパーも(日本ではあまりウケないがw)、黒人ばかりが目立っている印象。それで思い出したけど、やはり何かのルポに書いてあったと思うけど、70年代から既にアメリカ英語のかっこいいスラングは、全部黒人発になっていると。黒人がクールなスラングを作って使い始めて、それを白人が真似して、そうすると黒人が「ダッセー奴らが使い始めたぜ。やめよう」ってなって流行が終わるらしい(w)。
 ポピュラー音楽界にも、それこそマイケル・ジャクソンをはじめ、大スターが数えきれない位いるからね。未だに差別がなくならないのが不思議。

 まあ、アメリカも白人=成功者じゃなくて、貧困層の白人もたくさんいるわけだから、一筋縄ではいかない。それらの「忘れ去られた人々」の票を掘り起こしたのがドナルド・トランプなので事態はとても複雑。そして、没落した白人貧困層を発生させたのが、80年代からのバブル日本だったりするので。だからトランプは日本を攻撃して支持者から喝采を浴びる。
 その日本も没落に没落を重ねて今や先進国とはいえない有様(すでに国民の多くが中間層から脱落している)。中国に抜かれ韓国に抜かれ。どうなるんでしょうね。ボヤキ漫才か。

 今の日本の若者は大変だと思うよ、政府が借金に借金を重ねてジャブジャブ無駄使いしているから。支払いは全部未来にやってくる。投票するときはよく考えた方がいいぞ。