日別: 2020年1月3日

レビュー: リバーブ「80’s Spaces」

 このプラグイン、以前から気になっていたのですが、日本語のレビューが全く見当たらない上、結構微妙なデベロッパーと知られている(w)「Nomad Factory」のやつなので、どうしようか迷ってました(他社と共同開発らしい)。しかもYoutubeに上がっているユーザーレビュー動画まで微妙という、不安要素は満タン。ただサンプル音源を聞く限りなかなか良いし、英語のレビューで好意的なやつも見つかったので、試しに買ってみました。

 結果から言うとこれが当たりで、他のリバーブでこの辺りの年代を差したプリセットとかちょくちょくありますが、ああいうのとは一線を画すクオリティ。
 名前の通り、アーリー・デジタルとでもいうべき、’80年代のハードウェア・リバーブ機器からインスパイアされたもので、空気感や残響のフレーバーがよく再現されています。いわゆるエミュレーションみたいな内部回路動作まで同じ、ってものではなさそうですが、音が同じなら自分的には完全オッケー。
 80年代デジタルリバーブの帯域の狭いダークな感じの残響感、あれがカッコいいから欲しい、って人には最適。

 ぶっちゃけ当時の代表機種だったLEXICONのヤツなんて、メーカーによる完全再現プラグインがあるけど、一式揃えるとかなりの金額になっちゃう。

 そこへいくとこの「80s Spaces」は、複数の機種を再現しつつなかなかリーズナブルなお値段。最近夏・冬くらいにバーゲンしてるけど、そうするとお馴染みWaves価格まで下がります。なのでここが狙い目。

 以下、海外掲示板で見つかった、再現機種一覧。

– Iconic 20 (Lexicon 200)
– Iconic 24 (Lexicon 224)
– Iconic 48 (Lexicon 480L)
– Iconic PCM (Lexicon PCM 60 or 70)
– Event 3000 (Eventide H3000)
– Retro MX16 (AMS RMX 16)
– Japanese 90 (Yamaha SPX 90)

https://www.kvraudio.com/forum/viewtopic.php?t=496931

 プリセットもたくさん入っていて即戦力。軽いし、手持ちの中では今後もなかなか活躍してくれそうなヤツです。

 それにしても、当時のハードウェアの制約(メモリが少ない、CPUの能力が低い)が、時代のアイコンみたいなリバーブサウンドを生み出していたんだから、面白いもんです。