12/9 配信予定
痛みと歓喜は隣りあわせ――気付けなかった僕は…
シンメトリー・フラワー / なぐさ。
http://dewridge-records.official.jp/artists/nagusa.html#023
#ROCK #JPOP #POPS #AOR
痛みと歓喜は隣りあわせ――気付けなかった僕は…
シンメトリー・フラワー / なぐさ。
http://dewridge-records.official.jp/artists/nagusa.html#023
#ROCK #JPOP #POPS #AOR
あるシンガーソングライターさんの新作アルバムを聴いた。
発売前に曲目リストを見ると、シングルリリースで既に聞いた曲が何曲か入っていて、大体の仕上がりがイメージできる状態でした。実はここだけの話、あまり期待していなかったともいえる(汗)。
ところが実際聞いてみると、いい方向で予想を裏切られて、非常に良作でした。陽光あふれるテラスで、アフタヌーンティーを楽しんでいるかのようなリスニング感。世界的につらい出来事が続くこの時代に、ふっと心を穏やかにしてくれる楽曲群。書き下ろし曲が良いのもあるが、シングル曲もアルバムの中でベストポジションに配置され、続けて聞くとまた別に聞こえ方がしてくるのだから不思議です。
いや、不思議でもなんてもなくて、たくさんのアルバムを作ってきたアーティスト特有のマジックでしょう。
音楽家の役目、こんな荒れた時代における使命みたいなもの、そんなことまで考えさせてくれる作品でした。
いやー、お見それしました、って以前も書いてるが、本当に凄い方だ。たったひとつ不満は、ぜひ再ブレイクして下さい、ってことだけです。洋楽を聴いてきた音楽マニアなら、このアルバムは絶対嬉しいはず。70年代の名曲の、掛け値なしに素晴らしいカバーも入ってるし。
余計なことかもしれませんが、CD発売日には、SNSでジャケットと販売チャンネル書いて告知すべきですね。ファンでも知らない人がいても不思議じゃない。アマゾンやタワレコ他、国内流通網に乗っているんだから。
自分がもしレーベルスタッフだったら、「リラックス&デトックス。アフタヌーンティーをご一緒に」って帯に書くかな。
重箱の隅、かなりの部分でミックスもご自分でやられていますが、素晴らしい出来です。ただ8曲目の一部と、11曲目の全体が、ミックス(音質)に少し違和感ありました。アナログ的歪みが感じられる、またボーカルコンプの掛け方が他と違う(11)。たぶん意図して宅録っぽい音を作ったのだと思いますが。(オープンリールテープで録った?)
マスタリングはロンドンで行われていて(アビーロードスタジオ含)、全体的には完全にメジャーの品質。
しっかし、最近この方、ちょっと楽曲のイメージが変わったな。音楽はまだ進化し続けるようです。
なぜか合わないこの音――それはあなたが決めないから。
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ダウンロード Amazon | iTunes | レコチョク | ドワンゴ | 他主要サイトで配信中
なぜか合わないこの音――それはあなたが決めないから。
「ファイン・チューニング」
http://dewridge-records.official.jp/artists/rina.html#022
弊社サイトにインタビューを掲載しました。
インタビュー第4回は、音楽プロジェクトACTiVATEのシングル「Chandelier Mallets」で、featボーカルを担当したなぐさ。さん。EDMやAOR、ケルトやクラシックもブレンドした盛りだくさんの曲を、芯のあるしなやかな歌唱で締めてくれました。
このフォトをシェアする気持ちはPOP――。rinaの第2弾シングル
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他、主要サイトで配信中
少し前からの流れでTOTOの名曲「George Porgy」を、懐かしいなあと思いながら聞いていた。ちゃんと聞くのはそれこそ20年振りくらい。これ1stアルバムに入っていてシングルカットされ大ヒット、発売1978年なんですね。
意外に思ったのは、非常にシンプルなアレンジだったってこと。まずAメロからボーカルのメロディと、それをハーモナイズするピアノがユニゾン。B1になると、今度はギターまで単音でメロとユニゾンしてくる。この時点で、メロディをピアノ・ギター両方がなぞる形。ある意味素朴というか、しかし非常に効果的で美しい響きが出ています。
たぶんアレンジャーの意図としては、メロを楽器でも「歌いたかった」のでしょう。これがスティーブ・ルカサーとデヴィッド・ペイチですから、まあボーカルを超える表現力で、非常にハマっています。ただのロックバンドじゃないぞ、AORだぞってことを世に知らしめた名曲ですね。
(凡百のプレイヤーだったら、あるいは陳腐なアレンジにしか聞こえないかも。プレイヤーの腕があってこその仕掛け)
やっぱりTOTOはとんでもない人達だ、ってことを再確認。そしてまた、この頃ポップミュージックは一度完成しているんだなあ、と。
サブスクでTOTOのアルバム「ハイドラ」を発見、しばらく聞いていました。後にグラミーを取るバンドですが、当時から大人気で皆聞いていたなあ。今にして思えば、アメリカの洗練された新世代ロックバンドが出てきた、という感じですね。自分なんかはティーンエイジャーの時の直撃世代。
で、ギタリストのスティーブ・ルカサーが一挙にスターダムにのし上がったのですが、アメリカの超一流スタジオミュージシャンが集まったという触れ込み通り、というかそんなこと知らなくても演奏のセンスは抜群でした。
今の耳で聞いて思うのは、ギターもそうだけど、ピアノがとてつもなく上手いってこと。単純なテクニックを遥かに超えたセンス。デヴィッド・ペイチですが、こりゃお高いと思う(ギャラが)。
ボズ・スキャッグスのバックバンドが前身ですが、兄弟同士のメンバーが複数いたり、実は意外と血縁もアンサンブルに影響していたかも。
これ、ずっと80年代だと思っていたら、なんと1979年だった。これは新しいと思う、もちろん今聞いても古びていない。
ヒロイックファンタジー、今風に言えばRPGみたいな内容のコンセプトアルバムになってましたね。
AORバラードの名曲「99」も入っていますが、今からするとアルバム全体がもうロック寄りのAORだな、と。
ちなみにミキシングも神業で、ラウドなのにうるさくない、醜い音圧上げなんかとは無縁。なんでここから今みたいに退化しちゃったのか、って元凶はスマホですが。
43年前のアルバムが古びてない、むしろリファレンス、という。本当にこの頃の洋楽はオソロシイ。
(余談、「99」は、当時のインタビューだとわざと王女の名前を数字にしたラブソングだ、という話でした。ただハイドラはニューヨークを魔法世界に見立ててあるので、もしやマンハッタンの99th Streetに何かある?と思い、今回ちょっと調べてみた。ストリートビューで見ると、なんと通りの端に、とてもいい感じの教会がある。写真を見るとプロテスタント。たぶん何か関係してるんじゃないか)
Evening Ocean / Passive Physical Band
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内省的でアンニュイな夜の海(インスト)
リリース:http://dewridge-records.official.jp/release.html#016
シャンデリア・マレット (feat.なぐさ。) / ACTiVATE
いつしか世界はRPGに染まった――融合するEDMとAOR
リリース:http://dewridge-records.official.jp/release.html#017