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コーラス楽器としてのVOCALOID

 時々歌物にコーラスをアレンジに入れたくなることがあるんだけど、予算等の関係で断念せざるをえないことが多い。
 今はコーラスもネット経由の発注だから、そうすると例えば3声のコーラスの場合、昔のようにちゃんとしたコーラスグループ感を出したかったら、3人に別々に発注しないといけなくなる。で、それだと予算3倍だし、ちゃんと合うのかとか管理上の問題も出てくる(当然収録機材も別なので…)。で、一人に3声分を頼むのが一般的なのですが、それでもきちんと合わせるのは歌唱技術的になかなか難しいようです。

 で、昔ボカロでコーラスの代用にならないか考えてみたことがあって、実はボカロもコーラス”楽器”としてはなかなか優秀なんです。ここの歌物のデモ曲の中には、使っているものもあります。あ、こういう時はボーカル・シンセサイザーって言わないといけないのか(w)、ヤマハの利用規約にあるからね。まあぶっちゃけ非商用・あるいは同人レベルの小規模なものは登録商標を言っても大丈夫なんだけど。

 このボカロ、クリプトンが初音ミクで成功したばっかりに(という言い方もないかw)、キャラ商売ばかりが先行しちゃって、本来のボーカルあるいはコーラス楽器としては、権利的にどえらく使いづらいものになってしまったのはご存知の通り。商用利用の場合、パッケージやリリース文にVOCALOIDとかそれを思わせる名前、キャラの名前も入れてはいけないことになっている(キャラの絵なんか持ってのほか)。利用するときはメーカーに直接許可を取るか、それこそTUNECOREのような自動的に権利承諾が済ませられるディストリビューターで配信するしかない。もちろん何%かは利用料を権利者にに取られます。
 ただ、もし名前やキャラ絵を一切入れない、本来の楽器のような使い方だったら、無論権利的にはクリアなわけです。それこそコーラスとして入れました、製品名も書きません、だったら全く問題がない。

 ただ、ここでちょっと怖い話なんだけど、実はこれは作曲者なりが自分で主体的にリリースする曲の場合、なんですね。(個人プロジェクト等) これが例えば歌手の方からのご依頼で人に曲を書きました、って時には、なんとやっぱり許諾がいる場合があるって話を聞いた。(実際にはメーカーや製品により違う)
 だからトラブルになるのが怖いから、自分は使ってないんですけどね。ただ、せっかく優秀な製品なのに、コーラスにさえ使えないのは惜しいと思う。もし使えれば可能性が非常に広がるわけだし…。

 それで、悩んでいるだけではダメなので、まずは数本VOCALOID製品を出しているイギリスのデベロッパ「Zero-G」にEULAはどこ?ってメール送ってみた。(サンプリング製品のライセンスはあっても、ボカロのがサイトに載ってなかった) そうしたら、次の日に返事が来て、サンプル製品のライセンスのurlがあって、これだよって返事。

https://zero-g.co.uk/pages/license-info

 つまり、一般的な商用利用なら全く問題ないってこと。「そのまんま」再販したりするんでなければ、人に曲を書くときに使おうが自由って話。海外の方が権利がクリアってのは皮肉な話です。

 ということで、とりあえずZero-Gのボカロは非常にコーラス楽器としては使いやすいことがわかった。ただここのは無論英語ボカロなので、「あー」「おー」ならともかく、日本語を歌わせようとすると外人が日本語を歌っている感じになるのが難点。

 ヤマハもVOCALOID5になって、明らかにボーカル楽器としてのボカロを打ち出している感じなので、ここも最新版ライセンスがサイト上に見当たらないから質問メールを投げてみました。すぐ返事がきたのでまた報告します。

近況と制作周辺

 いきなりですが一句。

なかなかに お仕事忙し 秋の夜

 大変有り難いことに、音楽制作のお仕事を続けて振って頂いており、内容的にも非常にやりがいのあるものばかりで、ああこの方はイメージと違って、実際にはメロディは綿密に計算された、正に作家(作曲家)の作った曲だな、とか。(←そちら出身のかた) こちらの方は、正統派イメージなのに、逆にとんでもない変化球を投げているんだな、とか。再アレンジの作業をしていると、見えてくること多々。どちらも日本を代表するシンガーソングライターさんの曲。

 ただ歌詞のほうは、これはもう見事なものばかり、技術的にも字余りや音の変なものは皆無だし、言葉の美しさや意外さをちゃんと適度に合わせもって、メロディと響きあってそのアーティスト独自の世界観を感じさせてくれます。
 逆に、昔の歌謡曲なんかでは、専業の作詞家の書いた歌詞の中には、ちょっと字余りとか音が変(聞いているだけだと別の意味に取れる)というものもありましたよね。これは作詞と作曲分業体制の宿命かもしれないけど、こういうことがシンガーソングライターの曲にはまずないから、そこは優れていると思う。
(といって、分業の良さもやっぱりあるから、それを否定するつもりは全くありません)

 とりあえず自分がオリジナル曲を制作するときは、それこそシンガーソングライターのような精度で、歌詞とメロの自然な組み合わせ・流れを作ります。そこは一人でやっている体制の良さ。実はアレンジも、この作詞・作曲の作業中にイメージしていることが多い。コード進行を決めたあとに(ここは曲の設計図)、それに肉付けしていく形で楽器を入れてDAWの中で作っていく。コード進行が決まった段階ではまだ単なるスケルトン(骨組み)なんですね。
 アレンジが完成したら、次はミキシング(トラックダウン)と(プリ)マスタリングという形になります。これで完成。ここまでDAWの中で出来てしまう。(メジャーの制作だと、小規模なものでもミックス以降は専門職に振ることが多いと思いますが、予算がないとやっぱり作家がやってしまうこともあるとか)

 今はDAWで何でも出来てしまうから、その分一人の作家がやることも飛躍的に増えました。これで歌も歌っていたら大変なことになるw(無論、仮歌くらいは自分で入れてしまう作家さんもいます。それで認められてデビューしてしまう方さえいるんだから…)
 事実上一人レコード会社(レーベル)状態で、この上MVまで作ってしまうと、もうね…(やってる方もたくさんいますが。あっアーティトさんでもいるかw)
 大変だが面白い時代ではあります。

ソロプロジェクト関連

 ソロプロジェクトの第一弾シングル「A’ROUND」ですが、昨日のAmazonデジタルミュージック新着ランキング(ジャズ・フュージョン)で、1位を獲得しました。今日は3~5位くらい。売れ筋ランキングでは25位でした。
 毎回こんなに応援してくれる方がいるとは……と、正直驚きです。やはり良い音楽の需要は今も昔も変わらずあるのですね。今後とも音楽的に面白いことをとことん追求していきますので、皆様温かく見守ってください。今日からは反省してオヤジギャグも言いません。…もとい少し控えます。

 お聞きいただいた方はわかると思いますが、この曲はジャズ系ギターの長いソロがあるので、誰に弾いてもらうかはかなり迷いました。結果としてとても良いプレイヤーが見つかり、曲調から様々なものを汲み取ってくれて、今の仕上がりになりました。

 ギタリストに演奏を発注するのは、ボーカル(仮歌)さんに発注するのとはまた違って、面白かったです。当然コード進行も渡すし、ボーカルよりは細かい指示が入ります。
 今はもうネット越しの発注の方が多いのだから、こういうことも普通にできないといけない。音楽制作側としては。上がってきた演奏を聴いて、ここを直して……というのも当然ありますしね。

 コーラス&ボーカルのかたも、普段はバンド活動やスタジオシンガーをしているそうですが、音楽的に大変面白い個性の持ち主で、高音部で声を張ると幼な声になってしまうのですね。こういう風にしか出来ません……って感じで上がったきたのですが、自分の曲がこんな化学変化を起こすとは、という嬉しい驚きですぐOKでした。こういう一期一会のコラボレーションがあるから面白い。

 一方、配信ディストリビューターには、今回は日本語で安心して依頼できるTunecoreにしました。CD Babyも考えたけど英語だから最初で失敗すると怖いと思って。
 Tunecoreは、かなり機能豊富で、お値段以上のものはあると思います。もっともリリースに当たって、色々と入力しなければいけない項目が一杯で、かなり面倒ではあった。
 そして、入力全て終って審査待ちになったので、2日後くらいに配信始まるのだろうな、と思っていたら、6時間ほどで審査終了で各配信サイトに送られて焦りました(w)。
 そしていくらなんでも実際の配信開始は翌日だろうと思っていたら、何時間かのうちに次々に配信が始まってしまって、もっと焦りました。配信依頼からなんと12時間も経っていない! 現代は全てがスピードアップしてるんですね。アマゾンの配信開始が一番遅かったんじゃないかな?

 ジャケットも描いて頂いたものですが、音楽のわかる方でかなりイマジネイティブな作品を上げてくれました。絵描きさんに発注する時のノウハウも今回わかってきた。(ボカロP時代に何回かやったけれども)

 最後に……前回書き忘れたこと。

「世界よ、これが2020年日本のスムース・フュージョンだ!」

 弦央昭良のソロプロジェクト「ACTiVATE」、ひっそりと(?)本格始動です。といっても新曲はボチボチのリリースですが。

14番目のツンデレ

 ようやく荒井(松任谷)由実さんの「中央フリーウェイ」をCDで堪能(アルバム「14番目の月」収録)。以前も書いたがシティポップの名曲です。
 お洒落でシックでたまらんですわ、不安定なメロディラインがふわふわした恋のときめきを暗示してるんだな、とか。アレンジのセンスの良さはもう言うまでもないし。
 一個、ミキシングで思ったのは、結構パーカッションが大きめにしてあるな、ってこと。ビブラスラップなんて「カーン」って入ってる。

 アルバムのレコーディングメンバーを見てのけぞったよ、ギターは松原正樹さん&鈴木茂さん、パーカッション斉藤ノブさん。キーボードはもちろん松任谷正隆さん、細野晴臣さんが面白い楽器で参加してる曲もある。後年の作品で名スタジオミュージシャンを起用していたのは知ってましたが、この頃からもうそうだったんですね。
 コーラスは山下達郎さん、吉田美奈子さん、大貫妙子さん…他にも凄い名前が並んでいます。いやちょっと待て…w

 いやー、これはもっと早めにちゃんと聞いておかないといけなかった。自分みたいな(元?)音楽マニアって、根っからのひねくれ者で、みんなが聞いてるユーミンなんて今更聞けるか……なんて思ってるんですよ。なるべく人が知らない曲を聞いて名曲名演を発見したい、みたいなね。身に覚えがある人もいるでしょ?(笑)やはり人がいいっていうものは一回は聞いて確かめるべきですわ。
 とりあえず、ちゃんとCDボックス買いました。「荒井由実 / Yumi Arai 1972-1976(5CD+DVD)」

 その中で最初に聞いたこのアルバム「14番目の月」ですが、良曲揃いでうかうかしていると頭から聞いて止められず全部聞いてしまいます。1曲目冒頭の松任谷正隆さんの強力なピアノ、こりゃマイケル・マクドナルドあたりを彷彿とさせる音。
 そしてユーミンの歌詞とメロディのコンビネーションの非凡なこと。時に、その歌詞には文学的ともいえる美しいイメージが散りばめられ、聞いていてドキっとさせられます。ほんと今更だけど、目も眩むような才能の輝き。これで二十歳そこそこだったのだから、なんと形容すればいいのか。1976年、ため息が出ます。

 このアルバムの発売直後くらいにお二人はご結婚されるのですが、最初ユーミンさんは結婚後引退を考えていたらしい(wikipedia情報)。ここだけは自分をおわかりでなかったと思う、このレベルのクリエイターがおいそれと引退できるわけがない。その後の活躍はもう言うまでもないですね。
(お二人はだから、もちろん音楽家として全てを認め合ってご一緒になられたのでしょう、ロマンチックなお話です)

 アルバム「14番目の月」はしかし、決してシティポップ作品というわけでないのです。バラエティに富んだ曲が入っています、売れ線系ロックもあり、フォーク的なアプローチもあり、クラシカルな曲もあり。もちろん全体的に統一感はありますが。非常にお洒落な感じなのは事実、これ’76年に聞いた人はどう思ったんだろう。このセンスには、虜にされたんじゃないだろうか。

 さっきパーカッションのミックスのことを書いたけど、(フィーチャリング)ピアノの録り方もいまと違っていて、そこは違和感がある。なんとモノラルで録っているんですね(今は普通ステレオ収録)。当時はまだスタジオの録音機材はアナログテープの時代で、16chか下手をすると8chかもしれない。それでトラック数が足りなくなると、トラック間でピンポン録音して空きを増やしたそうで。その分、音は悪くなったりする。(実際、このコーラスはそうだな、とわかる箇所ある)今はデジタルでトラックは事実上無制限ですが、そんな事情でトラック数節約のためかもしれない。

 ところで、アルバムで一番意外だったのは、ユーミンさんの声がチャーミングでカワイイってこと(w)。口はばったいけどこりゃツンデレお嬢さん系ですね、かなりデレ成分の濃い。(←少なくともこのアルバムでは?)

 ボックスの他の4枚を聞くのが楽しみになってきた。また何か発見したら書きます。音楽制作をやっている人間だったら、今の音楽から失われたものが見つけられると思います。(配信なんかで聞いたらダメよ)

ストリングス問題

 本物のストリングスなのに、なぜか打ち込みに聞こえてしまうという問題。自分には結構前からあるんですね。TVやYoutubeなどでオーケストラの弦やスタジオ弦が映っているのに、なぜか打ち込み(サンプリング音源)に聞こえてしまうというアレです。
 最近耳が良くなったからなのか? はたまた? とりあえず昔、音楽マニアだった時代にはそんな現象はなかったのですが。
 なんでこんなことが起こるのか、ちょっと考えてみました。

 まず前提として、打ち込みのストリングスの音を知っていないと、こんなことは感じない、というのがあります。なので音楽制作をしている人間特有の問題なのかもしれません。

 「ストリングス音源」の音というのは、もちろん音源作製の段階で音質的にも音程的にもかなり処理されているので、かなり整った音ということになります。ここが乱れていたら音源として売り物にならないので。(逆に、フリー音源や超安価なスケッチ音源などでは、かなりおろそかにされている。最も手間もお金もかかる部分)
 またレガート等各種奏法も網羅しているので、これらを自然に組み入れるソフトウェア・エンジンも完備し、それで全体として非常に美しいストリングス・サウンドを実現しているわけです。今の主要音源は全部そう。
(とはいえ、いわゆるシンセストリングスではないので、生サンプリング特有の微細な「乱れ」はある。そこがリアルさに繋がる)

 問題は、本物のストリングスがなぜ音源のように聞こえてしまうのか。今回考えてみて思い至ったのですが、それはつまり生ストリングスがずばり音源並の精度の演奏に近づいている、もうそのものになっている、ということではないかと。つまり、奏者の方々が非常に正確な演奏をするようになった、ということ。これしか考えられないですからね。もちろんトップレベルのプロ限定ですが。

 思い起こしてみれば昔の弦は、大抵は今のように正確無比な演奏ではなかったのです。ピッチが悪かったり、リズムが乱れていたり、それが普通にプロのスタジオ演奏でもあった。また音質的なところでも、いまのような超ハイファイ録音というわけでもないから、それが生々しいリアリティに繋がっていた。
 今は演奏正確だわ録音は完璧だわで、皮肉なもので(?)音源に近づいてしまっている、ということではないでしょうか。それで生なのに音源に聞こえてしまうわけです。

(商用音楽でサンプリング音源が全盛になった時点で、大半のスタジオ弦奏者は職を失いました。今残っている弦の皆さんは、音源以上のクオリティで演奏できる人ばかり、ということに当然なります)

 こう考えるとかなり面白いところです。ここで制作屋としては、逆に音源を生々しく聞かせるにはどうしたらいいか、という難題にもぶち当たるんだけど、このあたりの話はまた今度(w)。

恐縮です。Amazon 1位獲得

 再三お知らせしている、ヒカリ真王子さんの新曲「見つけて群馬」ですが。
 昨日の17時台&18時台のAmazonデジタルミュージックの演歌ランキングで、なんと堂々の1位獲得しております。

Amazon 売れ筋ランキング: アルバム – 148位 (アルバムの売れ筋ランキングを見る)
87位 ─ J-POP (アルバム)
1位 ─ 演歌・歌謡曲・その他邦楽 (アルバム)

 こんなに応援して下さる方がいるとは思いませんでした。制作させて頂いた立場として、改めて皆様にお礼を申し上げます。
 やはり良い曲を良い歌手の方が歌って世に出せば、ちゃんと理解してくれる方がまだまだたくさんいらっしゃるのだな、と、胸が熱くなりました。
 今後とも初心貫徹の意気で制作して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

「見つけて群馬」Amazon 6位

昨日深夜の時点でのデジタルミュージック・ランキングにおいて、「演歌・歌謡曲・その他邦楽」で6位を達成しました。

Amazon 売れ筋ランキング: アルバム – 678位 (アルバムの売れ筋ランキングを見る)
266位 ─ J-POP (アルバム)
6位 ─ 演歌・歌謡曲・その他邦楽 (アルバム)

こんなに聞いて頂けて、制作させて頂いた側としても大変幸せです。
皆様、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

「見つけて群馬」配信開始

 先日こちらでPVをご紹介したご当地ソング「見つけて群馬」ですが、主要各配信サイトで配信が始まりました。

アーティストページ
https://www.tunecore.co.jp/artist/Hikari-maoji

 気鋭の新人演歌歌手「ヒカリ真王子(まおじ)」さんの熱唱が光るコミカル曲です。ソフトで甘いハートフルボイスでの演歌は、現代的で稀有な存在感です。
 これからぐんぐん活躍されていく方なので、いまヒカリ真王子さんのファンになっておくとおトクですよ。どんどん階段を駆け上がっていくところをリアルタイムで体験できます。こちらの奥様方や、そちらのお嬢様方も、いかがでしょうか。

メロ作りの苦労

 歌物を書き始めて意外だったのは、メロディとは結構人工的に作らなければならないものなのだ、ということ。何となく、ふとした瞬間に一曲分のメロディが全て無意識に出てくるじゃないか、と普通の人は思いがち。ところが違う(まあ世の中にはそんな作家もいるかとは思いますが)。ふと浮かぶとしてもそれはワンフレーズだけだったりして、そこから発展させるのは(再度の霊感はあるにせよ)結構人工的な作り方をしないといけなかったりする。そうしないと、類型的だったり陳腐なメロディになることが多いです。
 自然なメロで、適度に意外性もあり、印象に残り美しい。曲調によって元気だったりアンニュイだったり跳びはねたり……そういうところも満足させないといけない。なので、どうしてもある部分は計算しつつ人工的作っていきます。むしろ大変は感覚的に作るんですが(w)。
 そして何度もプレイバックして、歌詞と合っているかも確認する。(メロのせいで歌詞が滅茶苦茶変なイントネーションになったら最低だしね)

 以上は、メジャースケールだったりマイナースケールの曲の場合の苦労。
 ここでチャーチモード・スケールのメロを書こうとすると、今度は近隣(?)のメジャー&マイナースケールに引っ張られないよう、細心の注意を払って作らないといけない、という苦労も付加される。うかうかしているとすぐ引っ張られますね、やはり誰でもそれに一番慣れているから。特性音をちりばめつつ、また歌詞を睨んで不自然なイントネーションにならないよう、主音を外さないよう作っていく様は、まさに人工メロディ(笑)。インストだったらここまで苦労しないだろうけど……歌物だと歌詞に加えて、歌唱可能音域の問題も出てくるので。

 まあ、こういう風に書くとかなりの苦役に思えるかもしれませんが、実際はメロ作っている時は楽しいもんです。
 なんのかんのいって、インスピレーションは一番大事。結局そこか(w)。

「見つけて群馬」公開

 昨年当方で制作させて頂きましたコミカル調のご当地ソング「見つけて群馬」が、Youtubeで公開になりましたので紹介させて頂きます。

 群馬県のご当地ソング(演歌)なので観光地の名前を曲の中に織り込んでいます。歌は演歌歌手の「ヒカリ真王子(まおじ)」さんです。
 皆様どうぞよしなにお願い致します。