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デモ曲追加・甘美な色彩感のPOPS

デモ曲追加です。予告してたやつ。

「最後のジグソー」
 feat. 雪村しずか

 今回は多彩なエコー処理に拘った。各楽器で残響の処理を変えてあり、スペーシィな楽曲空間を演出しました。
 アレンジとしては、Wall of soundみたいな感じではないので、マスタリングでマキシマイザーの前にコンプで軽くまとめて隙間を埋めた(逆に暑苦しくなる曲もある)。

 サビまではVolca Beatsでそこから生ドラム音源に切り替わります。
 こういう、電子楽器からハードシンセから生楽器音源から、全て入れ込んだ曲は書いてて楽しいし、またやりたい。

デモ曲追加・英語アコースティックPOPS

An old tired prince met a young princess. This is just a short tale of one kingdom.

“Palace Grace”

 1年以上前にミックスまで完成してたのに、英語曲ゆえ歌ってくれる人がなかなか見つからず、それで今回ようやく公開できた、曰くつきの曲。
 シンガーは、なんとウクライナ在住のArwenさん。Vocalizrというサイトで募集かけました。それまで別のところで交渉したりしてたがうまくいかなくて、最初からこうすれば良かったですわ。プチベルベットで瑞々しい感じ、まさに曲調にドンピシャ。多少メロをフェイクしたり歌詞が違ってたりするけど(w)、まあ今回は雰囲気重視なので。

 英語詩も書きましたが、今回そこで限界見えてしまった。実はネイティブに校正依頼したが、やはり押韻しても外人には奇妙な表現が出てくるようで。もし今後海外でリリースするなら、歌詞だけは誰かにお願いするしかない。

 この曲も民族楽器を入れてますが、曲のイメージとしては東欧あたりの王国のことなので、まさに地元の方に歌って頂けた恰好になります。いやー、ネットの力には今更ながら驚くばかり。もうこんな時代なんですよ。

 理論的には11thのテンションを多用して、寂寥感を演出。

 世界は広い、音楽の力は無限です。
 みなさまの安全・健康を祈念しつつ。

デモ曲追加・気怠い昼下がりPOP

 続けてデモ曲追加です。

「足りない色」

 昼下がりの情事~家政婦は見た!のような世界(笑)というか、なんというか。

 アレンジ中に木管アンサンブルを試したらいい感じだったので、ストリングス+ブラス+木管を入れ込んで色彩感を出してみました。

 左側から聞こえるのは、GM音源にもあった謎の楽器、Dulcimer(ダルシマー)。って今は演奏動画も簡単に見つかるけど、孤高の民族楽器かと思ったら、そうでもなさそうなので、今回安心して採用。

 サビまではCドリアンスケールで、サビからはCメジャーです。転調のような効果狙い、しかし転調ほど劇的に変わる感じはないのが面白い。

 今回はkayumaiさんに再び歌って頂きました。ボーカルはWaves Reel ADTでダブリングして、ちょっとエフェクト効果。

 最近の自分の集大成のようなアレンジ、生楽器からシンセやエレピまで入れた編成の楽曲です。
 皆様からの制作のご依頼を心よりお待ち申し上げております。

デモ曲追加・ピアノ曲小品

 デモ曲追加です。

 夜に実家にいたら、野良猫2匹が外で大喧嘩。ガタガタガタガタ、バタバタ、ギャニャニャニャニャ、ガタガタ、フーッって音が家の周りを駆け巡る(笑)。そんな状況からヒントを得た曲です。

「ノラ猫の死闘」

 最後まで聞くと少しほっこりしてもらえます。たまにはこんなのも。

 しかし、意外にピアノだけって曲もミックスは簡単じゃない。綺麗に仕上げようとすると、結局EQやコンプを掛けざるをえなくなる。
 実際のクラシックのピアノ曲の録音現場でも、きっと色々裏でやっていると思う。到底、マイクを立てておけば勝手に録れる、ってもんじゃないですね。

近況とか二大アレンジャーの話

 花粉、流石に少なくなってきたが、もう大丈夫かと思ったら、まだ身体にキているという信じられない事実。特に4月終わりのラストスパートは酷かった。今年はあきらかに胃腸にも影響出たし、年々酷くなってる。花粉症で衰弱したところへ何か病気したらコロっといくんじゃなかろうか(O157とかさ)、自分の死に様はそんな感じもしれん。
 こりゃあ、下手に出歩くこともできません、もう部屋に引き篭もったまま一生を終えることにします(違うか)。
(今の季節は、黄砂とかPM2.5とか、ただでさえ色々飛んでいる)
 正統派(?)病弱系男子です、生きていくのがやっとです(笑)。諸先輩方、どうかお手柔らかにお願いします。

 ところで、インスト曲のデモページにも、また何曲か追加しました。以前書いたやつですけどね。もっとインストも書きたいなあと思ってて、時間があればまた。

 
 最近ヴァン・マッコイやハーブ・アルパートのベスト盤を聞いているんですが(ベスト盤は必要悪、キャリア長い人だと音の変遷が面白い)、流石にこの二人はアレンジの達人っすわ。聞いて愉しく、分析して為になり、やっぱりオリジナルアルバムも聞きたくなる。
 特に、ブラスからストリングスから、エレピにエレキにアコギにパーカッション、シンセサイザーまで、ありとあらゆる楽器を縦横無尽に使って、スケールの大きいアンサンブルを作っていく、こういうのやらせたらピカイチっすね。
 それでいて、前者はソウル、後者はメキシカンという軸はゆるがない。破綻しないんですね。このセンスを自分も取り入れようと日々試行錯誤。

 面白いことに、ヴァン・マッコイは元々歌手(シンガーソングライター)でデビューだし、ハーブ・アルパートもボーカル張った曲でチャート1位取ったり、二人とも歌に関しても超一流なんですよ。全く隙というものがない。
 音楽制作をやっている人間には、二人の作品群はまあ宝の山でしょうね。

 ついおととい、ヴァン・マッコイの「続・ハッスル(Keep on hustlin’)」を聞いていたら、向かって右にやけに聞いたことあるギターがいるなあと思った瞬間、聞き間違えようのない泣きのフレーズが聞こえて、ああエリック・ゲイルだと(笑)、若いガッドっぽいドラムとか、この重いベースはゴードン・エドワーズだろうとか、このハモンドはリチャード・ティーちゃうかとか、そういうところでも楽しめる楽曲群です。

 ハーブアルパート曲に、アコーディオンが使われているのも発見。こいつは新時代早々縁起がいい(笑)。
 そして、白黒テレビの時代から’00年代までの音の変遷で、最後期のあきらかに配信に合わせたようなミックス+打ち込みドラム丸出し曲は、はっきり「ダメ」と分かります。音楽性が合わないのと、曲としても破綻してる、絶対。
 配信でアップル「だけ」は潤ったかもしれませんが、音楽業界はどうなりました? 低いところに合わせた結果、リスナーが音楽に絶望して離れてしまった。そろそろアップル=mp3配信最高的な価値観から離れましょう。ジョブスは死にました(「神は死んだ」と同じ意味で)。低品質な配信と低品質なイヤホンに合わせるような音楽制作は、今すぐやめるべきですね。このベスト盤のお蔭ではっきりそれがわかりました。
(そもそもスティーブ・ジョブスは、音楽がわかる人間だったのか? 酷いmp3コーディングでも満足できる「耳」しかなかったのでは?)

 やっぱりCDがリファレンスで、配信ならWAVとかにしなけりゃ、たぶん音楽業界はずっと「死んだ」ままでしょう。ジョブスの道連れにされることはないのです。
(日本はCDガラパゴスという記事を時々みるが、それって最高じゃないか?)
 アップルを肥え太らせるのはもう止めましょう、Way of Lifeでもカリスマ宗教でもない、ただの一私企業なので。
 手軽に音楽を聞ける必要はないのです、CDを入れてプレイボタンを押す、それくらいの手間はかけてもいいはず。

 そんなことを想う毎日です。
(といっても、iTunesも現時点では必要悪なんだよな…と早めに言っておく 汗)

デモ曲追加・新概念「Cute AOR」

 新曲追加です、早速いきましょう。

「The days I believe」

 ’70年代ソウル色がありつつ、しかも全体としてはコンテンポラリーなAORを狙った曲。今回は「えかたん」さんに歌って頂きました。
 歌詞からはたぶん、「失意・敗北」からの「再生」みたいな方向だとわかっていただけると思いますが、非常に若い感性のかただったらしく、あんまり喪失感というところは出ずに、「未来・希望」な色が濃厚に出てて軽いショック(?)。ここのデモ曲は、歌って頂く方とのコラボレーションだと思っているので、こういう面白い化学変化なら大歓迎。

 で、このブログで何度か言っていた「Cute AOR」だとは想定してなかったのだけど、ボーカルのカラーで、まさに「それ」になってしまった感。

 ミックスは良い感じの仕上がり、結局最終的にはアレンジがしっかり考えてあれば、音圧も出るし帯域の被りもないし、どんどんやることが少なくなっていく。
 といいつつ、ハモンドオルガンです。低音が被りました、ベースとかなり。バスドラとの被りはいつものようにあらかじめ回避したが、最終工程までいって、まだなんか被っていると思ったら、ハモンドの低音が結構長い音符で鳴っているので、全編。音は目立たないのですが、存在感はしっかり。あまりEQを弄ると音質が犠牲になるので、今回はダイナミックEQで逃げました。ベースが鳴るとオルガンの低域だけEQを絞るようサイドチェイン。

 次の時代が、よき時代になることを願って。…なんて取ってつけたようなことを(笑)。もう平成なんかには任せておけない、昭和バブル世代が大暴れしますので。

デモ曲追加・スムースラテンPOP

 ところで、このサイトはブログ主体ではありません(笑)。ブロガーじゃないんで、作曲家ですから。ということで、新しいデモ曲追加です。

「ベローズ・チャコール」
 feat. mariko

 今回はスムース・ラテンのようなPOPS曲を書いてみました。シックでスタイリッシュな感じ、そしてまたまたアコーディオンをフィーチャー。前の曲がかなりド派手な入れ方だったので、今回は弦やブラスが入ったなかで、総合的なバンドアンサンブルの中でのアコ、しかもラテンサウンドの中で、というところを主眼に。それで、ラテン曲でよくピアノがやる16ビートのバッキングフレーズがありますが、あれをアコで鳴らしています(当然、右手左手フルアレンジ)。

 アコーディオンの左手のコード(ボタン)は、モロにギターのローコードと音域が重なるのですね。なので下手に鳴らしっぱなしにしていると、最終的にトラックの音が濁ります、響きもよくない。そのあたり気をつけつつアレンジした。(ちなみ、ベースボタンの音域は当然ベースと被る)

 今回は、marikoさんに歌って頂きました。雰囲気あるボーカルで、曲調にぴたりと合いました。有難うございます。

 マスタリングは「Abbey Road TG Mastering Chain」だけで行ってみました。こいつは音圧を上げようとするとすぐ0dbを超えたりするので、今回は音圧低め。後処理でOzoneをかましてみたりしたけど、いかにもOzoneなサウンドになっちゃって、歪っぽかったし、それは止めた。このままだと非常に音に透明感があって、かなり音楽的には正解だと思う。
 このAR-TGMC、プリセットのままではややアレってとこもあるが、少しいじると大変効果的ですね。

デモ曲のミックス改良

 今回はミックスを改良した話。

 生楽器の音が非常によく録れているアルバムを聞いていて(演奏も良かった)、ふと自分のミックスが心配になって、この前書いた曲を聞きなおしてみた。
 するとまあ、こうして比べると低域スカスカのかなり不自然な音に聞こえて、ベースやバスドラがどうこうより、曲全体の空気感が変という感じ。意外とこういうのは気付かないんですね、特にミックス作業の直後は。

 思い当たるところがあって、今回は各トラックの低域をかなりバッサリとEQで削っていて、たぶんそのせいじゃないかと思えた。
 アナライザーで見ても全く信号がない音域なので、いいかと思って。このあたりの音は、目立たないのにエネルギーだけは高いので、うまく処理しないと最終的に音の透明感に影響したり、音圧が上がらなかったります。
 ところが、これが削りすぎるとやはり良くなかったようですね。

 そこでミックスに戻って、削りすぎていたところを戻して、ベースやバスドラも50Hzくらいから下はバッサリいったり、重なっているところはえぐったりしてたので、そのあたりも適宜戻した。あとストラトのエコーが深すぎ他、若干微調整。

 こうして作った新しい2mixに、前と同じ設定のマスターを通して作ったのが、以下のファイルです。
 諸般の事情でmp3ですが320kですし、良いヘッドフォンで聞けば、違いは結構わかると思います。イントロのところが一番分かりやすいと思う。

元ファイル「キミの彼氏はアコーディオン」(若干改良済)

低域EQを修正

 面白いことに、低域をバッサリ削った元のやつのほうが、やはり音圧は上がってるんですね、セオリー通り。ただその分前述のように不自然な感じになるので、やはり(音圧上げだけが目的でないなら)低域の極端なカットは禁物のようです。
(音圧の差は、冒頭のアコーディオンの「鳴り」を聞いて頂ければ、明白ですね)

 参考までに、今回のマスタリング処理で、使用しているプラグインチェインは以下の通りです。

(1)Waves API2500 Compressor
(2)PSP E27 Equalizer
(3)PSP Xenon Limiter

(1)で2mixをまとめつつ若干レベル上げ。
(2)でコンプ処理で失われがちな高域を持ち上げる。
(3)でいよいよ音圧上げ処理。

 API2500は結構はっきりとキャラのつくタイプのコンプで、アメリカンな明るい音になります(悪くいえばチャラい音?)。
 E27も実機のモデリングだそうですが、実機にはトランスが入っているそうで、独特のヌラヌラした音になります。非常に面白い。
 Xenonはオリジナル設計だけど、これまたアナログっぽいイイ感じの歪み成分が付与される感じ、これまた個性的なリミッターです。
 こいつらを通すと、もうDAWで完結しているとは思えないような、アナログ感満載の音になります、お聞き頂いたとおり。こういうところがマスタリングの面白さだったりします。

 で、今回はシンセベース(を、ベースアンプに通してある)とブレイク系の打ち込みドラムのリズムセクションだったので、こういう感じの少し暖かい歪み成分があるマスタリングにしてみましたが(インディーズ風?)、この前買ったWavesのAbbey Road TG Mastering Chainも、せっかくなので試してみました。

 名前の通り、ロンドンのアビーロードスタジオが監修して作られたプラグインです。同シリーズは非常に高品質のプロダクト揃い。
 マスタリングをこいつだけでやってみたのが、以下のファイル。いかがでしょうか? 設定としては前述のやつと似た感じにしたのですが、これは同じ音圧が出ているのにかなり透明感がある仕上がり、しかもアナログっぽいし、ちょっと市販のCDにも近づいた音です。(高域だけは上げすぎてたので若干絞った)

TG Mastering Chainで処理

 かなり優秀だと思いますわ、なかなか使えるやつだと思います。

 ミックスは油断してるとこういうことがあるから、常に気をつけていないといかんですね。

(おっ、でも今聞いたら、コンプを1段抜かした分、2mixのまとまりがなくなってる気がする。こういうの、無限にあるんですよミックス作業はw)

デモ曲追加・16ビートのキメキメなアコーディオン

 時間なくて公開遅れてきた曲。
 アコーディオンは16ビートでびしばしシンコペーションしてもカッコいい、ってことを証明するために書きました。
 新世代LEADアコーディオン・サウンド、それではいきましょう。

「キミの彼氏はアコーディオン」
 feat. のざか

 この曲は、アコのスタッカート奏法を多用してます。いかにもアコ的なウワーッと鳴らす感じではなく、タッタッと小刻みに鳴らすあれですね。タンゴ等によく使われてますが、現代的な16ビート曲でも、「リズム楽器」として抜群の存在感を発揮するはず、と考えました。
 それで、もう片方の「リズム楽器」の雄、ストラトキャスター・ギターと対決させたわけですよ。
 アレンジ的には、アコがリズムを刻むときはストラトはレイジーなアルペジオ、アコがどわっとコードを鳴らす時はストラトは激しくカッティング、という風に対比感を出しました。

 アコーディオンは、あの小さな筐体で(重いけど)音域が相当広く、本気で右手+左手で鳴らすと、かなりの帯域を占有します。もちろん今回は右手+左手のフルアレンジしてますが、プロなら問題なく弾けるはず。サビの最後の16分音符の駆け上がり(スケール)だけは少し難しいかな、どうかな?w

 今回は、詩の内容がちょっとティーンな感じなので、洋楽曲によく合う声質で、年若くいい感じにキーの高い「のざか」さんに歌って頂きました。
 

 この曲を世界のアコーディオン女子の皆さんに捧げます。うむ、今かつてないほど晴れがましい気分(笑)。

デモ曲追加・クレズマー風またはジプシー音楽的な小品

 この前の曲のボーカルをご依頼して、仕上がってくる間にささっと書いた曲。
 バイオリン+アコーディオン+フルートだけで勝負してみました。

「Tanto, tanto」

 こういう小編成だと誤魔化しが一切効きません。打ち込みはこういうのは却って弱いのですが、今回は敢えてそこへ。お洒落バイオリンをアコーディオンが伴奏する小品を書いてみたくなって、それだけではアンサンブルが寂しいのでフルートを。

 最初はバイオリンは「UVI World Suite」に入っているFiddleでやっていたんだけど、音の薄さがモロに出てしまってダメでした。しかもこれ、UVIはかなり雑なレコーディングしてた、波形見ると。最初からなんとマキシマイザー掛けて胡麻化してたので、それを切ってみたが無理でした。
 で、「UVI Orchestal Suite」のソロバイオリンを使って一件落着。やっぱりこのバンドルはポピュラー音楽向き。フルートもそうです。