日: 2021年11月5日

音源の「音痴状態」を直す方法

 フルートの音源を曲の中で使っていたんだが、何度聞いても音程が狂っているように聞こえる箇所があった。イントロなので目立つこと目立つこと。何度スコアやMIDIを確認しても合っているし、どう考えても自分の勘違いではない。
 こんな時は、意外とバックのコード楽器の構成音が一音だけ半音ずれているとか、そんなパターンもある。間違ったコードが鳴っているため単音楽器が外れて聞こえるやつね。しかしこれも違う。ちなみにベースが半音ずれて……ってもあるが、これでもない。
 フルートのパートは後にピッチベンドを使っているので、それがちゃんと0に戻ってないのか……と思ったがこれも違う。

 これはいよいよ音源のサンプルの音程自体を疑わないといけなくなったのだが、さすがにそっちを直接編集は面倒。しかも悪いことにUVIのやつなので、あれは内部弄れないんですね。
 そこでふと思い立った。あ、これもしかしたら「Waves Tune」で修正できるんじゃないかと(w)。(ご存じない方へ、主にボーカルの音程修正に使われるプラグインです)

 で、やってみたのですが、これがずばり効きましたよ。ちゃんと該当部分の音程を譜面通りに修正できて、きれいにイントロが決まりました。ちなみに狂った箇所の音程をプラグイン画面で見ると、かなり暴れて縦線が出てたので、サンプルの音痴ではなく、たぶんレガートエンジン等がバグってるか挙動不審なのでしょう(w)。まあこんなこともある。
 Waves Tuneはボーカルにしか使えないかと思ったら、そんなことはなかった。普通の単音楽器ならたぶん全部イケるんじゃないだろうか。こいつはMelodyne等より音質が良いです。
 ニーズがあるかわからんが、ハーモニーを作ったりビブラートを掛けたり、ってこともボーカルと同様可能なはず。(まあ音源があればそっちで鳴らせばいいが)

 ちなみ、音源出力を直に食わせてリアルタイム音程変更できるプラグインじゃないので、一旦WAVに書き出してからの修正になります。(リアルタイム版は Tune RTというやつで、また別製品。負荷はたぶん高い)