日: 2021年2月11日

40年のスマイルミュージック

 キーボーディスト向谷実さんのラジオ番組をらじる・らじるで拝聴。

音楽遊覧飛行 ▽音楽急行~笑顔のジャズ・フュージョン・ナンバー
2月8日(月)午前9:20放送
2021年2月15日(月) 午前10:00配信終了
https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=2298_01_2722229

 聞き逃し配信なのでもしや曲の部分は無音か?と心配していたのですが、ちゃんと入っていました。向谷さんの語りが凄くダンディで渋い!これは令和の城達也か、フュージョン界の若山弦蔵かっていう雰囲気ですね。(←ヨイショw)

 暗い世相を吹き飛ばそうとスマイルがテーマで色々な曲が聞けました。神保彰さんの新作から「ユア・スマイル」や、カシオペアの’81年の懐かしい曲「スマイル・アゲイン」も流れていました。この頃はもちろん向谷さんがキーボード担当ですが、20代でこんな曲を書く野呂(一生)さんは天才か、と弾いていて思ったそうです。実際、全然古びてないですからね。
(前作「EYES OF THE MIND」に続いてハービー・メイスンさんが今度はコ・プロデュースでした。そっちでアレンジやシンセ演奏で加わってたのはなんとボブ・ジェームスさん。40年前から皆さんお元気で心強い!)

 面白いのはスタジオにキーボードが持ち込まれていて、時々今の曲のこんなところは~みたいに演奏が入るのですね。流石。なんとなくミニキーボードっぽいなぁと思ったのですが如何でしょうか。

 お話によると、なんと向谷さんも、このブログに書いた「東急コンサート」の小曽根真トリオ+東京フィルの演奏を見られていたとのこと。やはり物凄い演奏だったので1年分のパワーを貰ったというお話。あれは本当に圧倒的な演奏で、日本のトッププロだからこそ余計にわかるクオリティってこともあると思います。(逆にネットで見かけた一般リスナーの感想は「?」ってのもあった)
 ほぼ東フィルが小曽根トリオに加入した、って体のアンサンブルでしたので(もう共演というレベルではない)。

 ということで選曲も良くとても楽しめた番組でございました。司会屋さんから、社長、プロデューサーに、そして今や興行主という無敵のキーボーディスト向谷実さん、今年もご活躍されますよう。有難うございました。