日: 2020年6月8日

完成度の高い1枚目でした

 あるシンガーソングライターさんのアルバム。3枚目→2枚目ときて、とうとう1枚目を聞く。センスの良いJ-POP的なロック曲が多くて、これで初アルバムとは。荒削りという感じでもないし、もうこの頃から自分の世界をしっかり持っていたんですね。
 良メロ曲の多さ、そしてこの人は歌詞もいいなあ。自分の思うベストトラックは空の曲でした、3枚目の展開にもつながるようなデジタルな曲も面白かった。
 アルバムの終わり方も楽しい。こういうことがさらっと出来ちゃう人はやっぱり音楽的センスが高いと思いますね。

 空の曲の切なくて良い感じは、後の姿勢曲にもつながるんでしょうか(w)。
 全体的に1970年代の洋楽からの影響を感じさせる楽曲群、これはカッコイイ誰かの背中を見て育ったということかしら。
 物の考え方も非常にしっかりしているし、エンタメへの拘りとか、もう自分なんかは学ぶことばかりです。
 たぶんもっと大人世代の音楽ファンにも名前を売るようにしたほうが良い気がします。現状、同世代~その下がファン層の中心らしいので。実際最新作の3枚目は傑作だと思っていて、これは知りさえすればじっくりCDで聞きたい人は多いんじゃないかと。
 今後とも何かやってくれそうで非常に楽しみな方です。