日: 2020年2月9日

向谷実さんの珠玉のピアノ

 今回は、ここで四の五の説明する前に、日本を代表するミュージシャンのお一人、向谷実さんの珠玉のピアノ演奏をお楽しみ下さいませ。

 明治の大作曲家、成田為三さんの名曲「浜辺の歌」(作詞・林古渓)、この日本人なら誰でも知っている歌曲を、流麗なハーモナイズで蘇えらせておられますね。ここで紹介するまでもなくもう3万回以上再生されてますが……(w)。
 これは本当に心に染みます。たぶん海外のプレイヤーでは、どんな名手でもこんな風に楽曲の良さを引き出せないでしょう。

 最後のお洒落な半音下降のところ、例のアレだと思いますが、自信がないので断言はしません(我ながらちょっと情けない?)。少なくともdimではないと思いますが、テンションが当たっている気がするので多分。

 向谷実さんは、マルチキーボードのプレイスタイルを極められた方なので(明らかにオーソリティの一人)、ルーツ楽器はオルガン系かと思われがちですが、実はピアノですからね。
 こうしてみると、アップライトピアノというのも、グランドピアノには絶対ない持ち味があるなあなどと感慨に耽りました、まあ名手が弾いた時限定かもしれませんが。

 これは秋田内陸線の新列車運行記念イベントでの一コマらしいです。この駅では接近を知らせる音楽も、向谷さん作曲のものが流れているとのこと、ご興味のある向きはツイッターを辿って下さい(すぐ下です)。この到着音楽も考えたら環境音楽の一種っすね。

 ……というようなことを書こうとしていた矢先、なんとこの6月には、向谷さんが率いるビッグバンドでのコンサートがあるとのニュースが。豪華メンバー等詳細は[こちら]をご覧いただくとして、ドラムスは神保彰さん。ぬおお。
 「向谷実と輝くオーケストラ」から35年ですか、ついに本物のビッグバンドが結成されるとは……。(輝くオーケストラとは、向谷実さんソロアルバム第1作の中にあった、FMシンセの多重録音による一人ビッグバンド……ですが、調べたら2011年に自主製作版でもあったのですね、勉強不足でした)

 自分も、凄腕ミュージシャンの皆様のお仕事を遠くから拝見しつつ、これからも自分なりにちまちまガンバリマス……。