日別: 2018年7月6日

「UVI Orchestral Suite」の使用感

 ちょっと前から導入してフルオケ系の曲で使っている標記の製品ですが、かなり良い感じです。(最近の自分のそれ系の曲は全部コレ)
 といっても、実はガチ・クラシックの音じゃなくて、かなりPOPS/劇伴の方にターゲティングしてある印象。だから、DTMで本格クラシックをやりたい!という人は、買うと後悔するかも? 自分はまさに軽音楽系なので良いのですが。

 具体的な音の方向としては、かなり印象派っぽい感じかな? 全体的に濃密で色彩感が強い雰囲気。上品で華やかです。やはりこんなところはフランスっぽいなーと思う。(UVIはフランスのデベロッパー)
 よくあるハリウッド系オケの音とは一線を画してますね。

 お値段お手頃で容量が少し抑え目ですが、決して安かろうナントカでなく、かなり考えて奏法とか厳選してある感じで、悪い印象はありません。ストリングスなんてクラシックでしか使わないようなアーティキュレーションはない代わり、Run Up/Run Down(駆け上がり・駆け下がり的な?)なんてのがあったりする。割り切って劇伴なんかに使ってくれ、ということなんでしょうね。

 その証拠に、そっち方面で出番の多いパーカッションは種類も奏法もかなり充実してる。下手をすると単独製品より奏法が揃ってるのもあったりする(笑)。
 弦や管のソロの音も、いかにも劇伴なんかでメロを弾いたりすると合うような音。奏法は必要最小限ですが。

 クワイア(コーラス)まで入っていますが、男声・女声・混声、そして少年合唱まで入ってる(!)。これ、かなり力の入った出来で、少年合唱だけ奏法がたくさんあったりする。非常に美しい収録です。

 何もいつも全部一緒に使う必要もなく、単独のパートだけ使ってもいいし、かなり使い勝手は良い。
 今思い出したけど、こういうPOPS系の音って、ボストン・ポップス・オーケストラみたいな、あっち方面を狙っているのだろうな(→ボストンフィルがPOPSや映画音楽なんかを演る時の別名。日本でも新日本フィルが別名で色々録音してたりしますね、昔は世界中でこういう企画が一杯あった)
 まさにそういう系統の音で、なかなか良いところを狙ってきたなあという印象。正直UVIはMelloとかシンセサンプルのが酷かったんで、かなり心象悪かったんだけど(笑)、これで結構見直しました。