日別: 2018年6月3日

衝撃の名古屋ニュース

 今回は雑談。
 最近ショックだったのは、名古屋人にはおなじみの百貨店「丸栄」の閉店。今月末での終了をつい先日知った。戦後早い時代からある老舗だったから、昭和生まれなら一度は親に連れられて行ったことがあるはず。昔は百貨店=一種のテーマパークだったから(屋上に遊園地があった)、子供心にワクワクしたもんです。あと玩具売り場ね、やっぱ。そして最後に、お昼の大食堂!(笑) 券売機でカツカレーとかAランチとか買って、給仕のお姉さんがちぎってくれるのを席で母親と待つ、あの時間の楽しみなことね。
(昭和生まれはゼッタイ共感してくれるでしょう)
 しかし大人になると(特に男性は)ほぼ行く用がなくなってしまうのも百貨店。よほどのセレブなら別ですが……。

 高度成長期からバブルの時代にはそりゃあもう、百貨店はどこも飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、丸栄もご多分にもれずバブル崩壊で800億の年商が半減、その後色々やって持ちこたえていたが、リーマンショックで止めを刺されたそうです。その後商社の傘下に入るが、建物の老朽化・耐震性の問題で、もう続ける体力もなく……ということらしい。
 前身の呉服屋から数えるとなんと400年、終わる時は一瞬ですわ。
(若い女性向け売り場を拡充した時は「ギャル栄」と言われた、と朝日に書いてあったが本当か?w あと丸栄が買収提携を嫌ったのは名古屋モンロー主義の賜物なんだと)

 これで名古屋百貨店四天王4M(名鉄・三越・丸栄・松坂屋)の一角が崩れるのか……ククク奴は最弱……と言いたいところだが、バブル前に既に「オリエンタル中村」が破綻して、三越に買収されてるし、なぜかメイエキの高島屋が入っていない。近鉄百貨店も入っていないので、結構変な呼称なんだよな4Mって。

 いまは超大型イオンモールが名古屋にもうじゃうじゃあるし、アピタ(これも同類)もあるし、このあたりは広大な駐車場を備えていて、ずいぶん客を奪っているでしょう。それでもまあ百貨店はこの時代でもうまく商売してきたんだなあ、という印象。ただ、オリエンタルの件もそうだけど、コケる時はいつであれ一瞬。
 考えたら百貨店とは資本主義社会が生んだ小売店の王者、みたいなもんなんですね。丸栄閉店は不景気故、と安易に書きそうになるが、名古屋は今世紀ずっと結構景気いいんですよ。トヨタを始め産業機械・ロボットなんかも絶好調だからね、中部圏は伝統的に物作りが強いのです。

 老朽オフィスビルの更新→再開発なんかで、今はメイエキ(名古屋駅)周辺の方が勢いあるかもしんない、リニアもくるしね。そんなこんなで客足を奪われたか?
 200万都市に百貨店6つは多すぎたのかもしれない。(もちろん中部圏すべてが商圏ですが…)

 丸栄って確かエントランスにパイプオルガンがあったはず、と思って調べたらマッサカヤ(松坂屋)でした。

●追記
 上で書いたような屋上遊園地~大食堂みたいな光景はせいぜいバブルまで、だったかと。だからバブルというのは日本を変えたんだなあ、としみじみ。

 マッサカヤのオルガンの動画、ありました。土日祝に1日4回演奏してるそう。